Rhythm Technique Fightingspirits

藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

W杯最終予選 オーストラリア戦H

2017年08月31日 21時23分17秒 | A代表
日本 1-0 オーストラリア

得点
前半39分 長友のクロスを浅野が合わせる。
後半37分 原口がボールをおさめ、井手口のドリブルシュート

日本のサッカーは典型的なハリルサッカー。ハリルサッカーとは中盤の3人がしっかり守備をしてボールを奪い、素早く前線の3人にボールをつなぐ攻守の切り替えが早いサッカー。数年前まで加藤暁秀がやっていたキック&ラッシュの質を高めたサッカーと言っても良い。最近の日本で主流の中盤からパスをつなぐサッカーではない。
日本は前半から狙い通り中盤からしっかり引いて中盤でボールを狩り獲り素早く前線の3人にボールをつなぐことが出来ていた。
後半は無理に攻めることなくしっかりリードを守ることを最優先した結果最優先の戦い方。見ていて面白い内容の試合ではなかったが、手堅い試合でキッチリ結果を残した。
ボランチ3人がハードワークしてボールを奪い、FWの3人にボールをあずける。戦い方は非常にシンプルだが、それゆえ相手がどう攻めて来ようが対応能力が高い戦い方。
ボールを支配してパスをつなぎながら2点目を奪いにいかない戦い方には賛否両論あると思うが、これが「ハリルサッカー」。イタリア代表の1-0で勝つ美学のようなもの。

川島:GKに見せ場なく完封は何より
長友:攻め上がりは少なくらしさは無かったが、アシストで決定的な仕事。
吉田:大柄な選手の多い相手に、しっかり防波堤の役割果たした。
昌子:前半やや不安定なプレー見られたが、後半は吉田としっかり防波堤を形成。
酒井宏:積極的に攻め上がるも浅野と呼吸合わず。
長谷部:運動量少なくボールロスト多い。それでもチームに欠かせない精神的支柱。
井手口:「ハリルの申し子」と言って良いハードワークを見せた。最後に試合を決めるゴールで結果も残した。
山口:守備面ではしっかり中盤を締めたが、攻撃では存在感出せず。
乾 :積極的にボールに絡むも仕事できず。守備は空回り。
浅野:素早い攻守の切り替えの戦い方はスピードのある浅野の特徴が活きる。
大迫:見事なポストプレーで浅野、乾の特徴を引き出した。
原口:キッチリサイドでハードワーク、決定機に絡んだ。
岡崎:時間短く評価無し。
久保:時間短く評価無し。

最後に、解説者の松木氏が久しぶりに良い事を言った。
井手口の2点目のシーンが会場オーロラビジョンに映し出されて、会場が歓声で盛り上がった時に、
「ずっとこのシーンを映し出していれば良いんだよ」
誰も思いつかないことで前例も無い事だけれど、まさにその通りで、ホームなんだからそのくらいやって良いと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2018W杯予選 大詰め

2017年08月30日 23時01分34秒 | A代表
W杯予選も残り2試合と大詰め。

現在の状況は以下のとおり
1位 日本  勝点17 得失点+9 残り2試合
2位 サウジ 勝点16 得失点+6 残り1試合
3位 豪州  勝点16 得失点+6 残り2試合

サウジが昨日のUAE戦でまさかの敗戦。最終戦の日本戦を前にサウジの尻に火が付いた状態となった。

現状は日本が1位で優位な状況なのは間違いない。次のホームの豪州戦で勝てばW杯出場権獲得だが、引き分け以下だと正直かなり厳しい状況となる。


各チームの状況を整理

日本:残り2試合で1勝すればOK。又は最終戦のサウジに引き分けでもOK。
豪州:最終戦がホームでタイ戦なので、そこで1勝を計算できる。最終戦でキッチリ勝つことが最も重要で日本戦は引き分けでOK。
サウジ:残り1試合。最終戦のホームの日本戦は勝つしかない。まさに追い込まれた状況。


豪州は明日の日本戦は無理に勝ちには来ないだろう。0-0のまま後半20分を過ぎたらガチガチに守って引き分け狙いに来ることも十分考えられる。
日本は引き分けた場合は、最終戦のアウェーサウジ戦が勝ちか引き分けで2位以内確定。正直この状況になってしまうと厳しい。尻に火が付いた状態のサウジと引き分けでOKの日本という構図は日本にとって非常に難しい試合になる。引き分けOKで優位なはずの上位チームが勝しかない下位チームに負けるのが珍しくないJ1昇格プレーオフをイメージすれば、その難しさはよくわかると思う。

尻に火が付いた状態の背水の陣の11人と、引き分けでOKの選手全員の意思統一が難しい状況の11人が正面衝突したら、もうチーム力の差は関係なく、尻に火が付いた11人の方が圧倒的有利。

本当に追い込まれているのは、明日引き分け狙いの豪州相手に勝たなければいけない日本だろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ユニバーシアード2017優勝

2017年08月29日 23時30分46秒 | 大学・中学・小学
本日ユニバーシアードの決勝戦が行われ、日本はフランス相手に1-0(前半27分ジャーメイン得点)で勝利。見事優勝を果たした。

静岡県関係では、名古、旗手(共に静学)がスタメン※共に途中交代。中野(磐田Y)が途中出場。鈴木(清水Y)がベンチ入りだった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プリンスリーグ東海2017 @清水総合 桜が丘

2017年08月26日 14時08分01秒 | 高校サッカー・クラブユース
清水総合にてプリンスリーグ東海を観戦

静学 2ー1 桜が丘

得点
前半1分 (静)14松井のドリブルシュート
前半21分 (桜)11松下を静学DFが倒しPK、8白井がPK決める
後半15分 (静)CKを2長谷部が頭で合わせる

得点には至らなかった決定機
前半8分 (桜)スローインから11松下のシュートが枠外
前半25分 (桜)8白井のミドルがポスト
後半3分 (静)10渡井のパスを受けた22田中がシュート放つが枠外
後半30分 (桜)11松下のシュートをGK1高野がファインセーブ
後半45分 (桜)8白井のCKを24平野が頭で合わせるがGK1高野がファインセーブ


静学スタメン
      1高野
14松井 2長谷部20武内 6東山
    12清水 18三枝
 11鈴木  10渡井  7伊藤
      9塩浜
交代
後半0分 松井→22田中
後半14分 鈴木→19佐野

桜が丘スタメン
      17杉山
2味岡 3勝村 25安居 18川口
    20田中 5山田
 9大屋       11松下
    10渡辺 8白井
交代
後半6分 渡辺→24平野
後半26分 大屋→7小長谷
後半40分 小長谷→22大石

感想
気温35℃以上の猛暑日の中での90分ゲームという事で、選手たちにとってはかなり厳しいコンディションでのゲームとなった。
試合は静学がボールをポゼッションするものの、なかなかリズムを作れずシュートまでいけず、桜が丘が中盤でのボール奪取からカウンターを仕掛けるといういつもの内容。
静学1点目は、SBの松井がドリブルで攻めあがりそのままシュートというシーン。
桜が丘の同点弾は、静学が中盤でボールロストしたところからの桜が丘の攻撃を静学DFがエリア内ファールでPK。
静学の勝ち越し点はセットプレーを決めたものだった。
結果的には、静学が内容は良くなかったがセットプレーを決めて勝ちきったという試合だった。
静学は非常に中盤のリズムが悪く、最後まで改善できなかったという印象。前半立ち上がりは良かったが、桜が丘のしっかり引いて守る戦い方に攻めきれない時間帯が続き、そこから焦りで「一発」を狙う安易なプレーが増えて中盤でのボールロストが増加した。内容が悪いときに我慢してリズムを作ることが出来なかったし、「何が悪いのか」「みんなでどうしようか?」という、チームとして改善しようという声がピッチ内から全く聞こえてこなかった。ただ「個人で何とかしよう」と個々で頑張ってバラバラしていた試合だった。
桜が丘はボールを奪ってからの縦の速さはさすがだった。今日の試合では11松下が積極的な仕掛けから何度も決定機を作り出していた。
さすがに試合終盤は、共に運動量が落ちて間延びした展開。縦にボールを蹴り合う展開が増えたが、試合終盤の運動量が落ちた時間帯では桜が丘のカンターの鋭さは大分無くなっていて、静学としては助かった。静学も奪ってから素早く縦につなぐカウンターを何度か見せたが、静学のカウンターは見応えがなかった。
桜が丘のカウンターが鋭く突き刺す槍なら静学のカウンターは大きづち。かまえてから打つまでに時間がかかり過ぎだった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

杉本健勇

2017年08月24日 21時46分55秒 | その他
C大阪のFW杉本がA代表初選出された。

杉本というと、C大阪がじっくり大切に育ててきた選手という印象が強い。
参考までに、杉本がC大阪Yの高校2年生の時に参加したU-17W杯直前に、このブログで当時のプラチナ世代選手を紹介した事がある(2009年10月23日書き込み)ので、その当時の杉本のに関する記載部分を紹介。

杉本(C大阪Y) :未完の大器。私はそのように思っている。良い意味で宮吉とは対照的な選手。大柄なわりに足元の技術もしっかりしており他の一般的な選手に比べたら完成度は高いが、この選手の持っているポテンシャルから考えるとまだまだ荒削り。この選手がもし今後順調に成長したら世界のトップで戦えると思う。今はまだ小さくまとまってほしくない。そういう意味で現在のC大阪の(様々なポディションを経験させる)育成法には賛成。

杉本は、宇佐美、宮市、宮吉等いわゆるプラチナ世代の一員だったが、他の選手達に比べて圧倒的に完成度が低い選手だった。
持っているポテンシャルは間違いなくピカイチ。でも簡単なミスをよくする選手。「未完の大器」とか「粗削り」という言葉が良く似合う選手だった。
C大阪はこの杉本に対して、小さくまとめるような指導はせず、時間をかけて素材を伸ばす育成をしていた。
杉本が高校1年生の時はFW、2年生の時はCB、3年生の時はワイドで起用。FWで起用し続ければもっと早くからA代表にも注目される選手に育っていたと思うが、あえて遠回りさせて様々なポディションを勉強させることで、未完の大器をより大きくさせる指導をしていた。
そんな杉本も昨年くらいから、そのポテンシャルを実戦で発揮し始め結果を残すようになってきていた。
時間をかけて伸びしろを作ってきただけに、まだまだ今後伸びる選手と言って良いと思う。


ただ、気になるのが初召集が今回のタイミングだったと言うこと。
つまり最終予選大詰めというタイミング。
初召集には非常に難しいタイミングと言わざるを得ない。
最近では、最終予選の初戦で大島を代表初出場初スタメンで起用して敗戦スタートとなった試合が記憶に新しい。
ハリル監督は、初召集の経験不足は気にしないで大胆采配もありうる様子。
今まで時間をかけてじっくり成長してきた杉本が、その期待に応えられるのかが疑問。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SBS杯で印象に残ったプレー

2017年08月23日 23時29分19秒 | 高校サッカー・クラブユース
先日開催されたSBS杯で印象に残ったプレーを1つ紹介。

U-18日本対静岡ユースの試合で後半に途中交代で入った大山(常葉橘)のドリブル突破のシーン。
元々大山は当初メンバーには選ばれていなかったが、辞退した選手の代わりに追加で召集された選手だったが、今大会はジョーカー役として途中交代で試合に入って活きの良い動きを見せていた。
その中で最も良かったのが、右サイドからドリブルで相手DFを1人抜き去ったシーン。
抜いたのは浦和Yの左SBの萩原。夏に行われたクラブユース選手権では準優勝の立役者の1人で大会総括のエルゴラッソの記事にも活躍した選手として紹介されていた。
その萩原を見事に抜き去ったのだから大山のプレーのインパクトはかなり大きかった。

ただし、世間のユースオタク的な評価は「萩原注目してたのに、地域選抜の選手にあんな簡単に抜かれて、攻撃は良いけど守備は駄目かな?」というもの。大山に対するプラスの評価よりも萩原に対するマイナスの評価の方が大きいのが実情。

萩原は個人的にも注目していて、来季トップチーム昇格してもおかしくないレベルの選手であることは間違いない。
だから、今回のプレーに対する萩原のマイナス評価を覆すためにも、大山は今後もっとステップアップしなければいけない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クラブチーム

2017年08月23日 23時26分10秒 | その他
高校サッカーの強豪校は3学年合計で100人を超えるチームも最近は珍しくなくなってきた。知っている限りで一番多いのは東福岡の330人。1学年110人いる計算になる。
それに比べるとJユースチームは所属選手が少ない。どこのクラブも概ね1学年10人程度という少数精鋭部隊という構成となっている。
参考までに実数を紹介すると、
清水Y:38人
磐田Y:37人
C大阪Y:43人
G大阪Y:45人
神戸Y:37人
京都Y:31人
FC東京Y:42人
東京VY:37人
浦和Y:42人
横浜FMY:40人
鹿島Y:42人
広島Y:35人
という感じ。

なぜ人数が少ないのか?明確な答えは無いけれど、理由は以下のとおりだと思う。
・将来トップチームで活躍する人材を育てる事を目的に活動しているので、可能性のある選手を選りすぐっているから。
・出来るだけ試合に出ない選手を少なくする為。所属選手の多くが試合に出られるようにするため獲得する選手の数を絞っている。
・高校部活動に比べたら費用面の負担は軽い。練習着やスパイクはトップチームのお下がりが手に入るなど、プロの卵に対するクラブのサービス(?)的なものがある。クラブユースの人数が多いとクラブの負担が大きくなってしまう。

つまり、プロ選手を育成するためのエリート教育機関と捉えて間違いないと思う。
ただ、個人的にちょっと気になる部分もある。

静岡の清水Yと磐田Yは公式戦に参加しているのは共にトップチームのみ。セカンドチームが県リーグなどに参加しているということは無い。40人近くで公式戦を戦うのが1チームと言うのはちょっと少ない。最近の強豪校は人数の増加に伴い、セカンドチームやサードチームに分けて活動しており、それぞれ県リーグや地域リーグに所属してリーグ戦を戦っている。40人近くいればチームを2つに分けてセカンドチームも公式戦を戦わせることは出来ると思うがそれはやっていない。

それと以前から気になっているクラブチームに関する疑問。
・指導者は教員ではなく元プロサッカー選手などサッカーで名を残してきた方々。サッカーの技術を伝えることに関してはレベルが高いと思うが、子供に対する人間教育の部分に関して教員と比べたら素人と言わざるを得ない。(人間教育に力を入れているクラブも増えてきているが、まだまだ…)
・そもそもクラブチームという文化は、学校部活動という存在が無いに等しい欧州の文化。それを部活動が存在する日本に無理やり持ってきて、部活動である程度うまく回っていたところに、「クラブ」という黒船がやってきた育成現場という状況。東京のようなサッカー部が無い高校が多い地域にはクラブと言う存在は需要があったかもしれないが、日本全国に根付かせる必要があったかいまだ不明。
・高体連とクラブが約20年仲良く喧嘩している状況が続いている日本サッカー界。未だ国民的行事の高校サッカー選手権にはクラブチームの選手は出場できない。クラブでは技術だけ教え込むだけで、世間の注目を浴びさせて成長を促すという事は出来ていない。

海外の文化を取り込んで日本流にアレンジしてオリジナルを超えるもを作ってしまうのが日本の良いところではあるが、このクラブシステムに関しては、Jユースの選手が「エリート」と突き上げられて、そのJユースに昇格できなかった高体連の選手が「雑草魂」で後から追い抜いて日本代表選手になる美談を描くための材料にさせられているのがJクラブの現状。

「一番良い才能の一摘み」を握っているJユースと、全体数からみると「圧倒的多数」を占める高体連。「一番良い才能の一摘み」から大輪の花を咲かせなければ日本サッカー界育成成功の歯車はいつまでたっても回り始めない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スターの条件

2017年08月14日 21時25分54秒 | その他
スターの条件

・良い意味で自分に酔いしれる
・良い意味でしっかり自分の事を勘違いできる
・周りが見ているにも関わらず、普段見せない顔が出来る

中居正広


感想
中居氏のバラエティ番組内での発言だが、さすが国民的スターの発言。「なるほどな」と感じた。
サッカー界のこれまでの日本代表選手で(サッカーの実力関係無しで)上記条件を満たしていたのは、カズと本田位かなと思う。
出る杭は打たれやすい日本社会ではなかなか出てこない人材。こればかりは育成でどうのこうの出来る範疇ではなく、人間的素質としか言いようがないと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SBS杯2017 @草薙陸上

2017年08月13日 21時27分23秒 | 高校サッカー・クラブユース
草薙陸上にてSBS杯3日目を観戦

U-18日本 2ー1 U-18チェコ

得点
前半18分 (日)13堀のパスを受けた11原がサイド切れ込みクロス、20杉田が中でつぶれファーサイドに流れたボールを8田中が決める
後半32分 (チェ)20のクロスを18が決める
後半40分 (日)3石原がフェントでDFを抜き去りクロス、9加藤が頭で合わせる

得点には至らなかった決定機
前半8分 (日)13堀のパスを8田中がダイレクトであわせるもGKセーブ
後半3分 (日)10藤本からのパスを受けた20杉田のクロスを13堀が合わせるが枠外
後半6分 (チェ)20からのパスを受けた17がシュート放つが4橋岡がブロック
後半25分 (日)17奥抜のスルーパスに抜け出した13堀がGK1対1、GKがファインセーブ
後半28分 (チェ)8のクロスを20がシュート放つがGK12若原がファインセーブ
後半40分 (チェ)10のパスを受けた17がシュート放つがGK12若原ファインセーブ

日本スタメン
      12若原
3石原 4橋岡 5中川 19萩原
    10藤本 7伊藤
 13堀        8田中
    11原  20杉田
交代
後半15分 杉田→17奥抜
後半33分 田中→9加藤(加藤がFW、奥抜が2列目)
後半33分 伊藤→18川村
後半39分 中川→15阿部


チェコスタメン
   1
15 3 12 4
  14 11
 9 17 8
   7
交代
後半0分 7→20
後半0分 15→5(5が左SB、4が右SB)
後半20分 14→10
後半29分 11→18
後半40分 9→2

感想
前半先制した後、後半同点に追いつかれた日本だったが試合終了間際に3石原のクロスを9加藤が決めて日本が勝利した。
ここまで2連敗の日本は最終戦で何とは初勝利をもぎ取った。今日はベンチワークの鈍さが目立った試合だった。
3試合未勝利は何とか避けたい日本は前半に先制してこのリードを守り切れば初勝利という状況で、選手交代を出来ない状況になっていた。
リードして動きづらい状況ではあったが、4日間で3試合目の選手は明らかに疲労困憊。次々にフレッシュな選手を投入してきたチェコに押し込まれる時間帯が増えて、結局1点リードを守りきることが出来なかった。
最終的には同点に追いつかれて慌てて投入した9加藤が勝ち越し点を奪い結果オーライとなったが、結果に振り回されることなく、選手のコンディションや経験も考えてもっと積極的に選手交代をしてほしかった。
今日の試合でのMVPは勝ち越し点を奪った9加藤とするのが無難だが、本当のMVPは勝ち越し点をアシストした3石原だろう。最後の勝ち越し点は試合終了間際に3石原のドリブル突破からうまれたもので、その突破が見事だった。
今日は得点は無かったがスタメンの2トップも頑張っていた。特に11原が前線で存在感を見せていた。なぜか11原が活躍すると草薙の観客の歓声が大きかったが、入場者に配られるパンフレットの記載が「11平墳(清水Y)」のままになっていた為、多くの観客が11原の事を清水Yの平墳と勘違いしていたのかもしれない。
今大会の日本は連携不足でなかなか攻撃の形が作れない試合が多く反省点ばかりが目立った大会となったが、良かったところもあった。良かったのはFWの杉田、原とSBの石原、萩原。特に3試合通じて両SBは良い動きを見せていたと思う。
チェコは静岡戦でも活躍した20が今日の試合でも同点弾をアシスト。20のスピードはかなり見ごたえがあった。
ーーーーーーーーーーーーーーー

静岡 1ー3 U-18チリ

得点
前半10分 (チリ)9のクロスを11が決める
前半24分 (チリ)19のドリブルシュート
前半37分 (静)FKを2山口が体で押し込む
後半7分 (チリ)9が裏に抜け出したところ、静岡GKと2山口が交錯、こぼれ玉を9が決める

得点には至らなかった決定機
前半3分 (チリ)9シュートが枠外
前半39分 (チリ)10スルーパスを受けた9のシュートをGK1高野がファインセーブ
後半2分 (日)5吉田のパスを受けた8新関のシュートがクロスバー直撃
後半12分 (チリ)11抜け出しシュート放つもGK1高野ファインセーブ
後半14分 (チリ)11抜け出しシュート放つも枠外


静岡スタメン
      1高野
13平岡 2山口 3堅物 16菊池
    7山原 5吉田
 18清水       8新関
    14伊藤稜10白井 
交代
後半0分 平岡→6伊藤駿
後半0分 菊池→4伊藤研
後半0分 伊藤稜と新関がポディションチェンジ
後半11分 清水→9宮本(宮本がDH、山原が2列目)
後半16分 吉田→17三浦(三浦が2列目、山原がDH)
後半22分 新関→15大山


チリスタメン
   1
4 5 21 3
  6 15
 11 10 19
   9
交代
後半29分 9→8
後半31分 11→14
後半39分 10→20

感想
2連勝のチリと1勝1敗の静岡の対戦。1試合目で日本が勝利したため、静岡が80分以内で勝てば静岡の優勝。それ以外はチリが優勝という状況でのキックオフ。
結果的にはチリが力の差を見せつけて静岡に勝利した。
静岡はこれまでの試合どおり中盤の底からパスをつないで攻撃を組み立てようとするもチリの中盤のプレスが激しく全く攻撃を組み立てることが出来ず。前半からチリに攻め込まれ前半25分までで2失点。それでも前半終了間際に静岡は1点返し2-1で前半を終えた。
後半に入ると両SBを清水Yの選手に代えて守備のバランスを整え、14伊藤稜、4伊藤研、7山原を中心に左サイドから攻撃を組み立て静岡の時間帯を作ったが、前掛かりになった裏を突かれチリに追加点を与えてしまった。
試合は静岡が何とか1点返そうと攻め込むものの、チリにうまくかわされ2点リードのチリは無理をせず時間を有効に使いそのまま3-1で試合終了。チリが優勝を決めた。
静岡はチリ相手になかなかうまく攻撃を組み立てることは出来なかったが、後半左サイドにポディションを移した14伊藤稜と後半から途中投入の4伊藤研がうまく連携してそれに7山原が加わり攻撃を組み立てることが出来、そこから10白井や8新関が決定機を作ったが決めきることは出来なかった。
チリは非常に強かった。こういうマジなチームが来てくれることは大変ありがたい。SBS杯の国際的な評価にもつながる内容だった。チリのすべての選手がそれぞれ能力が高かったが2点目の19のドリブル突破は破壊力満点。9の強さと速さも凄かった。そして何より個人的に注目したのがDHの15で別格だった。15の中盤の潰しで静岡は全く中盤のつなぎが出来なかった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SBS杯2017@エコパ

2017年08月12日 10時49分56秒 | 高校サッカー・クラブユース
エコパスタジアムで行われたU-18日本対静岡ユースの試合を録画TV観戦

因みにエコパ周辺は遠州袋井花火大会当日ということでかなりのにぎわい。
花火大会見物客が多数エコパ駐車場に停めようとしていたが、スタジアム近くの駐車場はSBS杯観戦者のみ解放として、花火見物客は奥の人工芝G周辺の駐車場に案内していた。(花火客が嘘ついて「サッカー見に来た」と言わないように駐車場入り口付近にSBS杯の文字は全く無かった)
遠州袋井の花火大会は2万5千発を打ち上げる東海随一の花火大会。全国花火名人選抜競技大会も兼ねており優勝者には文部科学大臣賞が授与される。今年の文部科学大臣賞は茨城の野村煙火工業さん。野村煙火さんは昨年に続き2連覇を達成。4重に花が咲く三重芯変化菊は星が混ざることが無く見事に綺麗な4重の花を咲かせていた。またスターマインは「光の連鎖」をテーマに光と軽快な音楽を見事に合わせた内容が素晴らしかった。
そしてなにより袋井の花火で素晴らしいのが最後の「ジャンボワイドスターマイン」。毎年袋井の花火のフィナーレは遠州トラック提供のジャンボワイドスターマインが定番でこれを毎年見に来ているという人も多いはず。その豪快さと素晴らしさは文章で伝えることは不可能だが、私は最後の大爆発の爆風で毎年1年の仕事のストレスが全て吹き飛んでいる。
元々袋井の花火大会は地方のどこにでもある花火大会だったのだが、遠州トラックの社長が花火好きで遠州トラックが力を入れて全国有数の花火大会に育て上げた大会。そのおかげもあってか遠州人の遠州トラックに対する好感度はやたら高い。
要するに何が言いたいのかというと、サッカーも花火も出来るだけ現場近くで見ないと、その素晴らしさは伝わってこない。


静岡 1-0 日本

得点
前半26分 8新関のプレスからボール奪取し6伊藤駿のスルーパスを10白井が決める

得点には至らなかった決定機
前半13分 (日)クロスのこぼれ球を16渡井が落として20杉田がシュート放つも枠外
前半15分 (静)7山原のミドルシュートが枠外
前半17分 (日)9加藤のパスを受けた20杉田のシュートをGK1高野がファインセーブ
後半33分 (日)14井澤のミドルシュートをGK1高野がファインセーブ

静岡スタメン
      1高野
4伊藤研3監物 13平岡 6伊藤駿
    9宮本 7山原
 8新関       17三浦
    10白井 14伊藤稜
交代
後半0分 三浦→18清水
後半14分 伊藤稜→5吉田
後半30分 新関→15大山
後半35分 山原→16菊地


日本スタメン
      1沖
2岡庭 5中川 15阿部 3石原
    8田中 18川村
 6小林       16渡井
    20杉田 9加藤
交代
後半0分 渡井→7伊藤
後半0分 阿部→4橋岡
後半0分 石原→19萩原
後半13分 杉田→11原
後半21分 岡庭→17奥抜
後半26分 加藤→14井澤

感想
静岡が日本相手に見事勝利。
静岡は清水Yを中心に連携がうまく取れていたのに対して、日本は明らかな連携不足。個々の能力は間違いなく高いが、まだチーム始動してから間もなく連携不足やチームの完成度の低さは否めない試合内容だった。
静岡は白井の得点を最後まで集中して守りきった。特にGK1高野が長身とリーチの長さを活かして完封に貢献した。また4バックが全員清水Yということもあって守備の連係も悪くなかった。
日本は前半杉田が決定機に絡むが決めきれず、後半はほとんどチャンスを作り出すことが出来なかった。
清水Yでメンバーを固めた静岡に対して、日本は初顔合わせのメンバーも多数いる状態。夏の全国大会を終えたばかりでコンディションもあまり良くないという不安要素ばかりが試合に出た内容となった。
静岡もメンバーの大半を占める清水Yと静学が夏の全国を終えたばかりだったが、そんな中でも良く頑張っていると思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする