Rhythm Technique Fightingspirits

藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

U-19代表 仙台国際ユースメンバー発表

2008年08月31日 00時02分33秒 | ユース代表
GK
 松本 拓也 MATSUMOTO Takuya
  1990.01.18 182cm 76kg 順天堂大学
 権田 修一 GONDA Shuichi
  1989.03.03 187cm 82kg FC東京

DF
 下田 光平 SHIMODA Kohei
  1989.04.08 180cm 70kg FC東京
 鎌田 翔雅  KAMATA Shoma
  1989.06.15 172cm66kg 湘南ベルマーレ
 橋本 真人 HASHIMOTO Masato
  1989.10.12 190cm 76kg 浦和レッズ 
 村松 大輔  MURAMATSU Taisuke
  1989.12.16 175cm 73kg Honda FC
 金井 貢史 KANAI Takashi
  1990.02.05 174cm 60kg 横浜F・マリノス
 高橋 峻希 TAKAHASHI Shunki
  1990.05.04 169cm68kg 浦和レッズユース/ウィザス高校

MF
 金崎 夢生 KANAZAKI Mu
  1989.02.16 180cm 70kg 大分トリニータ
 鈴木  惇 SUZUKI Jun
  1989.04.22 168cm 69kg アビスパ福岡
 青木 拓矢  AOKI Takuya
  1989.09.16 179cm 72kg 大宮アルディージャ
 山本 康裕 YAMAMOTO Kosuke
  1989.10.29 177cm 76kg ジュビロ磐田
 水沼 宏太 MIZUNUMA Kota
  1990.02.22 175c m66kg 横浜F・マリノス
 河野 広貴 KAWANO Hiroki
  1990.03.30 165cm 58kg 東京ヴェルディ

FW
 大山 恭平 OYAMA Kyohei
  1989.05.22 178cm 71kg アビスパ福岡
 宮澤 裕樹 MIYAZAWA Hiroki
  1989.06.28 182cm 72kg コンサドーレ札幌
 押谷 祐樹 OSHITANI Yuki
  1989.09.23 169cm 69kg ジュビロ磐田
 柿谷曜一朗 KAKITANI Yoichiro
  1990.01.03 172cm 58kg セレッソ大阪


[スケジュール]

9月7日(日)  集合/トレーニング
 8日(月)  トレーニング
  9日(火)   トレーニング
 10日(水)  トレーニング
 11日(木)  第6回仙台カップ国際ユースサッカー大会2008
         U19日本代表 vs U19ブラジル代表(ユアテックスタジアム仙台)
 12日(金)  トレーニング
 13日(土   トレーニング
 14日(日)  U19日本代表 vs U19フランス代表(ユアテックスタジアム仙台)
 15日(月)  U19日本代表 vs U19韓国代表(ユアテックスタジアム仙台)
         表彰式終了後解散



感想
相変わらず牧内監督の選手選考の意図が良くわかりません。
MFについては選手の絞込みも大分進んでいるようで、中心選手もハッキリしています。
しかし、DFとFWについては未だに選考段階のようです。前回のSBS杯からメンバーが入れ替わっています。
特にFWは大山以外全員入れ替えという、2ヵ月後にアジア最終予選が控えているチームとは思えない荒技を繰り出してきました。
SBS杯を観戦して、私はDFの酒井やFWの大迫、白谷は良い動きをしていたと思ったのですが、牧内監督からしてみたら落第点だったようです。

DFは橋本と鎌田という新しい選手をまた呼んでいます。この時期からチームに合流してその選手の持ち味が出せるか少々疑問ですが、呼ばれたからには頑張ってほしいです。

金崎が久しぶりの召集となり、他に柿谷や水沼も呼ばれました。牧内監督的にかなり頑張ってクラブに頼み込んで出来るだけベストメンバーを召集したように思います。しかしさすがに香川の召集はありませんでした。

仙台国際ユースでは結果より内容にこだわってほしいと思います。チームとしての攻撃の形を作れるかどうかが最大の注目点だと思います。


今回呼ばれなかった主な選手
DF 須崎・鈴木大・岡本
MF 香川
FW 山崎・大迫・白谷


個人的に一度は(もう一度)呼んでほしかったけど、結局呼ばれなかった選手達
DF 吉田  何度か合宿には呼ばれていたが、今年6月の合宿を怪我により辞退それ以後はまだ怪我が癒えていないのか音沙汰なし。
  輪湖  甲府で吉田に代わって左SBレギュラーを獲得。プレーを見たことは無いが、この年代でレギュラーを獲得している数少ない選手。
  椋原  チーム立ち上げ時は主力だったが最近は全く呼ばれない。FC東京で出場機会も増えているのでもう一度試しても良いと思うが。
  小暮  技巧派MF。新潟で既に試合にも数多く出ているので呼んでみても良いと思ったが・・・。
  花井  小暮と同タイプ、ユース時代から注目されていた選手だけに一度くらい呼んでほしかった。
  杉浦  昨年のSBS杯でキャプテンを務めていたが、それを最後に呼ばれていない。まずは所属クラブで試合に出ること。
  大竹  FC東京で騒がれた時に一度召集したがそれ以降は音沙汰なし。 
  横竹  広島Y時代に質の高いプレーをしていた。この選手も一度くらい呼んでほしかった。
  山田  U-17W杯で活躍。浦和でも出場機会を得ていたので呼んでみても良かったと思う。
  大塚  U-17組、G大阪Yで好調を維持。
  端戸  U-17組、多くの選手を試してるのだから、このU-17の2人のFWも試す価値はあったはず。


MFは技巧派のテクニシャンタイプはあまり代表に呼ばない傾向があるように思います。牧内監督がテーマに掲げる「連動・ハードワーク」にはファンタジスタは不要ということなのでしょうか?

今の攻撃の形すら作れないU-19代表を見ているとそれ(「連動・ハードワーク」)以前の問題だと思いますが。
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北京五輪世代選手 総決算5

2008年08月27日 21時34分23秒 | オリンピック代表
【MF】

家長昭博 G大阪Y→G大阪→大分
ユース時代から能力の高さを評価されていた選手。ワールドユースでは水野と共に「世界に通用した数少ない選手」との評価を受ける。持ち味はなんと言ってもドリブルで2~3人に囲まれてもボールを巧にコントロールすることが出来る。G大阪では左SBなどで試されるも、守備での動きに課題がありスタメンを外れスーパーサブになってしまう。このため出場機会を求めて今年大分に移籍したが、2月に靭帯を痛めてしまい北京に行くことは出来なかった。ドリブル能力についてはJトップレベルなので、オフザボールの動きに磨きをかけて攻撃的なポディションで再び巻き返してほしい選手。



水野晃樹 清水商業→千葉→セルティック
高校時代はほぼ無名の存在だったが、千葉スカウトからキックの精度の良さを買われて千葉に入団する。1年目に7試合出場すると2年目からは完全に千葉のレギュラーになる。そのためワールドユース直前に代表に選出され、ワールドユースでは主にジョーカーとして活躍、先発出場したのは最後のモロッコ戦だけだったが、ワールドユースで家長と共に高い評価を得る。その後はクラブでも代表でも中心選手となり活躍する。右サイドでボールを持って1対1での仕掛けた時のトップスピードの状態のまま上げる正確なクロスはJでもトップクラスだった。今年セルティックに移籍するがそれが大きな誤算となってしまう。セルティックでは全く試合に出ることが出来ず、試合勘が鈍り北京五輪直前のトゥーロン国際大会での出来がひどく、反町監督もメンバーから落選せざるを得なかった。出来るだけ早くセルティックから試合に出られるチームにレンタルで出されることを期待したい。




青山敏弘 作陽→広島
広島では最初の2年は出場機会が無かったが3年目からレギュラーを奪い、そこから五輪代表チームにも召集されるようになった。献身的な守備とパス、ミドルシュートが持ち味で、作陽高校時代には選手権県大会決勝で放ったミドルシュートがゴールネットを揺らしたが審判の誤審でノーゴールとなり、優勝を逃したという経験をしている。また、北京五輪チームで初出場となった試合で試合中に怪我をしてしまい(悔しさから)泣きながらタンカで退場していたシーンなども印象深い。五輪アジア最終予選でのサウジアラビア戦の天王山でチームを救うシュートブロックをしているが、北京五輪本戦は本田拓にレギュラー争いで敗れた形になり落選している。




上田康太 磐田Y→磐田
小学校時代は読売SC、中学は柏JYと渡り歩いてきた選手。磐田Y時には名波2世と呼ばれ、同期の岡本、藤井、森下らと3年時には静岡で磐田Yの最強時代を築いた。06年からレギュラーに定着し今年はJアシスト王争いを演じている。精度の高いパスが持ち味だが、磐田では中心選手になりきれず起用貧乏的な感がある。昔は磐田Yの先輩である船谷とかぶる感じがしたが、上田の方が守備が出来る分チーム内で重宝され出場機会を得た。現在は磐田のチーム状態が良くないため、思い切って上田を中心にチームを完全に若返らせるくらいの思い切ったことをしても良いと思う。




枝村匠馬 清水Y→清水
清水ユースの3年時は10番を背負って中心選手として活躍していたが、大怪我をしたり、監督との関係がうまくいかなかったりして、大学進学を真剣に考えていたらしい。プロでは2年目にブレイク。ユースの先輩でもあるボランチの杉山浩太が怪我で離脱して抜けたダブルボランチのポディションで起用され、そのポディションを見事に自分の物にした。これはボランチの相方であった伊東が守備面での枝村の負担を無くした事によって、枝村の攻撃力が最大限に発揮されたことによる。昨季はフェルナンジ-ニョの加入によって出場機会が減り、北京五輪代表にも呼ばれなくなったが、今季はフェルナンジーニョが移籍したこともあり再び枝村の活躍する機会が増えている。




高萩洋次郎 広島Y→広島→愛媛→広島
高校2年時にJデビューし高校3年時にプロ契約した、「稲本を超える素材」としてこれまでの広島ユース出身選手の中で最も期待された選手。ユース代表では主にボランチを務めたが、他に中盤の全てのポディションとサイドバックで起用されている。しかし高校3年でプロ契約したものの出場機会はほとんど無く、3年間でリーグ戦8試合出場にとどまった。広島で出場機会を得られなかったことでワールドユース本大会メンバーから外れ、その後は代表に呼ばれることは無くなった。06年は愛媛にレンタル移籍し44試合に出場。そして今季2列目のレギュラーポディションをようやくつかんだ。個人的には3年でプロ契約せずに高柳や前田らと共にユースで試合に出ていた方が良かったと思う。好きな言葉は「芸は身を助ける」




高柳一誠 広島Y→広島
守備力の高いボランチとしてユース時代から注目され高萩と共にユース代表の常連だった。ワールドユースのアジア予選では高萩とダブルボランチを組んだこともある。また、サイドバックを務めることも多かった。ワールドユース本大会のメンバーに選ばれたが病気のため辞退している。広島ではなかなかレギュラーを取れず、守備固め要因から抜け出せずにいる。
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SBS杯 最終日

2008年08月26日 22時52分52秒 | ユース代表
U-19日本代表 3-2 静岡県選抜

得点者:
日本 白谷2、青木
静岡 栗本、竹内涼


スタメン

日本
     大谷
益山 下田 金井 佐々木
     山本
 廣瀬      鈴木惇
     青木
   白谷  大山

交替:益山→酒井 白谷→大迫 大山→川又 佐々木→菊池


静岡
     大畑
岡崎 栗本 大芝 竹内一
   小林 竹内涼
 佐野  長崎  植田
     鈴木翔

交替:小林→藤田 大畑→井川 植田→廣瀬 佐野→杉山 竹内涼→栗山


得点経過 
・白谷の2点は共に青木からのフィードにDFの裏をとりGKとの1対1を決めたもの。
・益山のクロスを青木がダイレクトで合わせて得点。
・竹内涼のFKを小林が落とし栗本がヘディングでつめる。
・竹内涼のFKが直接ゴール。



SBS杯2日間観戦しての感想

今回のSBS杯U-19日本代表を2試合観戦(共に現地観戦した後家で録画したVTRでも観戦)しての主な感想は、「失望感」「危機感」という2つの言葉で表現できます。



ハッキリ言ってひどかったです。



チーム作りが全く進んでいません。


私はこれまでもU-19日本代表チームに関しては、一貫しない選手選考などに対して苦言を呈してきましたが、2ヵ月後にアジア予選を控えているチームとは思えませんでした。
「本当に2年以上の時間をかけて作ってきたチームなのか?」と思ってしまうような感じでした。

今回のSBS杯のためだけに結成された静岡県選抜の方が、チームとしてまとまっていました。



以下にU-19日本代表の課題と思われた点を箇条書きします。
・チームとしてのまとまりを感じない。
・牧内監督がテーマとして挙げている「連動」「ハードワーク」というものが伝わってこない。
・どこでタメを作り、どこで仕掛けるのか、チーム内での意思統一が全く感じられない。
・選手間での声がない。
・連携不足。
・主力選手に怪我人が多い(特に攻撃の中心の期待がかかっていた山崎と、守備の中心としての期待がかかっていた須崎)
・攻撃の軸と守備の軸が未だに決まらない。
・牧内監督の選手起用にこれといった意図が感じられない。


今回のSBS杯ではCBの薗田と村松が共に試合中に怪我をしてしまうというアクシデントがあり、CB選手が不足し、3試合目は金井と下田をCBで起用するというスクランブル体制になる不運もありました。
しかし、こういった事態に対処できないのは、これまでろくに選手を固定してこなかった牧内監督の身から出たサビだとも思います。



3試合目の静岡県選抜との試合は、TV解説がメキシコ五輪銅メダリストの釜本氏と杉山氏のダブル解説で、この日本サッカー界の2大巨匠の怖い物知らずの解説は聞いていてなかなか面白かったです。

二人ともU-19日本代表の出来の悪さを指摘しており、いろいろと苦言を述べていました。
・リーダーシップをとる選手がいない。
・待っている選手が多い。
・攻撃のパターンが無い。
・DFが相手選手をつかめていない。
などなど、試合中にはU-19日本代表プレーに対してため息も多くついていて、最後には「このようなやり方では今後が心配」とまで言っていました。

また、試合後の牧内監督のインタビューで、牧内監督の表情に悲壮感がただよっていたのも気になりました。


今後は9月に仙台で国際ユースを戦い、10月末にサウジアラビアでアジア最終予選を戦うことになるのですが、あまりの時間の無さに危機感をこえて絶望感すら感じてしまいそうでした。

最終予選に向けての焦点としては、C大阪の香川が召集できるかどうかということになると思いますが、何とか召集してもらって、今年頭にカタール国際を優勝したメンバーでなんとか戦っていくしかないんじゃないかと思います。
それと、大分の金崎も召集があるか注目したいところです。これまであまりにも多くの選手を試してきた牧内監督ですが、なぜか金崎はまったくと言って良いほど召集していません。
召集してもぶっつけ本番になってしまうのでジョーカー的な役割になるかと思いますが・・・。

とにかく来月の仙台国際ユースでは、本来の主力選手と思われるDFの鈴木大と須崎、MFの香川、金崎、岡本、水沼、柿谷、FWの山崎といった選手達を1人でも多く
召集し、チームの完成度を少しでも高めてほしいと思います。(一夜漬けのような格好になってしまいますが)






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SBS杯 2日目

2008年08月25日 23時51分55秒 | ユース代表
静岡県選抜 0-1 U-19オーストラリア

スタメン
    井川
岡崎 栗山 栗本 加藤
   小林 藤田
 植田 竹内涼 佐野
    鈴木翔

交替:藤田→廣瀬 植田→長崎 栗山→竹内一 鈴木翔→大芝

後半終了間際相手スルーパスにDFラインがオフサイドとれず失点。


U-19日本 2-3 U-19アルゼンチン

得点者:山本・酒井

スタメン
     権田
青木 村松 金井 酒井
   下田 山本
 菊池     鈴木惇
   白谷 大迫

交替:菊池→廣瀬 大迫→大山 村松→益山
後半立て続けに3失点、その後セットプレーから2点返す。



SBS杯の詳しい感想については、明日の3日目が終了してから書き込みます。
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北京五輪世代選手 総決算4

2008年08月21日 23時54分42秒 | オリンピック代表
【MF】
細貝萌 前橋育英→浦和
U-16の頃からこの年代の中心選手で、そのころは「日本サッカー界の優等生」と言われていたことがある。本職はボランチだが守備的なポディションならどこでもこなすユーティリティープレーヤー。プロ入り後は浦和で出場機会に恵まれず、代表からも遠ざかっていたが去年から徐々に出番が増えたことで五輪代表にも招集されるようになり、北京五輪代表の座を勝ち取った。元々ポテンシャルは高い選手で、今後浦和の中心選手に成長していくと思われる。



本田拓也 桐光学園→法政大学→清水
高校時代は無名の存在だったが、大学で才能が開花し3年の時に初めて代表候補に選ばれた。五輪代表では広島の青山と激しいレギュラー争いをしていたが、清水入りした後開幕スタメンを獲得しその勢いのまま、五輪代表のボランチの座を勝ちとり五輪で3試合全てに出場した。激しいマークとと展開力に長けている。



梶山陽平 FC東京Y→FC東京
ユース時代からこの年代で最も期待された選手の1人。FC東京の監督だった原氏がユース時代の梶山を見て「ジダンになれる素材」と評したこともある。高い技術とこの年代で№1のキープ力、そして強力なシュートなどスケールの大きな選手でまさに「大器」と言って良い可能性を秘めている。非常にクレバーな選手で闘志を前面に押し出してプレーするタイプではなく、北京五輪本大会前に右足のキッカー候補に指名された時も「こだわりは無い、ほかに蹴る人がいなければ蹴る。」とそっけない回答をしている。調子の波が激しく、調子が悪い時は存在感がなくなってしまう。非常に高い可能性を秘めた選手であることは間違いないが、ここ2年位伸び悩みを感じる。本来今頃はFC東京を代表する選手ではなく、Jリーグを代表する選手に成長していなければいけないくらいの選手。個人的には移籍して環境を変えてみるのも良いと思っている。



谷口博之 横浜FMY→川崎F
マリノスユースからトップチームに昇格できず、川崎に拾われて花開いた選手。元々はCBの選手で川崎でDHで起用されるようになってから、メキメキ存在感を増し、06年にはJリーグベストイレブンにも選ばれた。だが北京五輪代表ではなぜかなかなか谷口が代表に呼ばれることは無く「反町監督に干されている」という噂が流れた。谷口は北京五輪直前のインタビューで反町監督の印象を聞かれ「あまり話したことが無いからわからない。」と答えている。反町監督は谷口の特徴がつかみきれずフロンターレ関係者に「谷口はどうやって使うの?」という質問をしたことがあるらしい。身体能力の高さと得点感覚の鋭さはこの世代トップレベルであることに間違いないと思う。



本田圭佑 星陵→名古屋→VVVフェンロ
星陵高校時代には高校選手権で母校を初のベスト4に導き、名古屋では高卒ルーキー開幕スタメンを飾り注目された。最大の武器はセットプレーで左足のキックの精度は日本トップレベル。精度の高いボールで決定機を演出するチャンスメーカー。無回転ボールが代名詞になっているが、蹴る前に両足を広げて構える癖がある。ワールドユースではボランチを務めていたが、怪我から復帰した梶山にポディションを奪われ出場機会はあまり無かった。北京五輪では、本田は本来左アウトサイドのプレーヤーだが、香川が左アウトサイドで、本田は不慣れな右アウトサイドだった。これは香川と内田を生かすための策と思われ、本田はその2人のために不慣れな右サイドを務めた格好になる。香川は左サイドで最も能力が発揮される選手で、内がオーバーラップする際にタメがつくれる選手ということで本田が右サイドに回った。このため北京五輪本大会では本田が流れの中から良い動きを見せたシーンはあまり無かった。スピードの無い選手なので、今後は自分の長所をさらに伸ばしていかないと生き残りは厳しいかもしれない。



香川真司 FCみやぎバルセロナ→C大阪
高校2年時の宮城国際ユース杯に東北選抜として出場し、その時に注目を集め、高校3年時にプロ契約をする。その後も飛び級で各代表に呼ばれ07年ワールドユース出場し、北京五輪にも飛び級で出場した。本来はボランチの選手だったが、ユース代表ではサイドバックで起用されることが多く、チームの穴埋め的な存在だった。その後C大阪で定位置をつかむと一気にC大阪の攻撃の中心選手に成長し、毎週J2の週間ベストイレブンに名を連ねるようになった。その後は岡田監督の目にとまりA代表選出、そして五輪出場とまさにサクセスストーリーを歩んでいる。因みにこの経歴は中田英と似ている。2010年のW杯は香川が代表チームの中心選手になっているかもしれない。3年後には日本にいない(海外移籍)と思われる。
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北京五輪世代選手 総決算3

2008年08月20日 23時35分11秒 | オリンピック代表
【DF】

中村北斗 国見→福岡
史上初めて3年連続で全国高校サッカー選手権決勝のピッチに立った男。高校時代はスッポンマークが持ち味のボランチの選手だったが、ユース代表では右サイドハーフで起用された。ワールドユースでは主力選手として試合に出場するが、初戦のオランダ戦で、オランダの左ウイングのオウスアベイーのスピードに乗った突破を止められずコテンパにやられてしまう。試合自体は後半にオランダが息切れしたこともあり追い上げるが1-2の敗戦だった。この試合でチームメートが「あそこまでやられる北斗君ははじめて見た。」という言葉があったが、そのくらいマンマークに定評のあった中村北斗が1対1で全く相手にならなかったという事実は関係者の間にかなりの衝撃を与えた。ワールドユース後も北京五輪代表に呼ばれ続けたが、試合で靭帯を痛めてしまいその怪我の影響により、結局最後まで北京五輪代表に復帰することはなかった。(直前の候補合宿には呼ばれた)中村北斗が怪我で離脱すると、内田が頭角を現しそのままA代表に定着するという形になった。選手名鑑では「福岡の至宝」と表記されるなど非常に期待度は高く、今後の活躍が十分に期待できる。因みに中村がボランチをやっているところを最後に見たのは国見高の時で、それ以来ボランチをしているところは見たことが無い。



柳楽智和 立正大松南→福岡
「化けるか消えるかどちらかの選手」というのが彼が評価を受けるときによく用いられた言葉。ハードマークが売りでポテンシャルは凄い物があるが、ボンミスが多い選手だった。個人的には高校選手権で藤枝東を1回戦敗退に追いやった時のイメージが強い。ワールドユース時は本大会メンバーに選ばれなかったが、直前に高柳が離脱したことにより追加召集を受け、高柳のポディション(DH)に本来CBの小林が入った為、柳楽が全試合CBでスタメンフル出場を果たした。ワールドユースではこれといったミスは見られなかったが、ワールドユース後は福岡でスタメンを奪えず、北京代表に呼ばれることは1度も無かった。未だに福岡で定位置を確保しておらず、このまま消えてしまわないか非常に心配。



一柳夢吾 東京VY→東京V→鳥栖→東京V→仙台
対人プレーに強くCBとSB両方で起用が出来る選手で、アジア競技大会でチームの主力として戦ったが、その後は東京Vで定位置を確保することが出来ず北京代表に呼ばれることも無くなった。今年からは心機一転仙台に移籍した。



千葉和彦 日生学園二高→アプルドーレン→ドートレヒト→新潟
高校卒業後オランダに渡り経験を積み新潟に加入した逆輸入選手。北京五輪代表ではアジア競技大会の時に召集を受け出場している。元々はボランチで重心の低いどっしりとした幹事のある選手。



田中裕介 桐光学園→横浜FM
Fマリノスで左SBとCBをつとめ、北京五輪代表にも左SB候補として候補合宿に呼ばれたことがあるが、所属チームで小宮山とのレギュラー争いに敗れ、五輪代表にも呼ばれなくなってしまう。今後も所属チームで小宮山から定位置争いが続く。



岩下敬輔 鹿児島実業→清水
全国高校選手権を制覇したときの主将で、守備的なポディションならどこでもこなせる器用さを持っている。同期の青山に比べ出場機会が少なく五輪代表に呼ばれたことは、候補合宿に数回呼ばれただけだった。鹿児島実業時代に清水に練習参加した際森岡が「この選手は絶対にとれ」と言ったことがある。現在清水で徐々に出場機会を増やしている。



藤本康太 熊本国府高→C大阪
北京五輪チーム立ち上げ時、数少ない所属チームでレギュラーを獲得している選手だったので、北京五輪代表の中心選手になるかと思っていたが、反町監督はチーム立ち上げ時からこの藤本はあまり起用せず、結局親善試合に1試合出場しただけだった。所属チームでは守備のユーティリティープレーヤーとして起用されるようになり、次第にスタメンではなくチームの穴埋めの役割をになうようになっていった。

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北京五輪世代選手 総決算2

2008年08月19日 22時43分56秒 | オリンピック代表
【DF】
長友佑都 東福岡→明治大→FC東京
日本サッカー界に彗星のごとく現れたサイドバック。高校時代はボランチでサイドバックは大学になってから。明治大監督曰く「大学ではすべて勿体無いレベルに達していた」とのこと。大学生ながらオリンピック代表に選ばれると、すぐにその実力が認められ、大学3年の終わりにプロ契約。そのままA代表にまで上り詰めた。魅力はなんと言っても「強さ」。東京V戦でフッキを抑えた試合が彼の魅力を存分に発揮した試合だったと思います。彼が出てきてから「サイドバックの人材不足(特に左)」という言葉を聞かなくなった。


内田篤人 清水東→鹿島
鹿島史上初の高卒ルーキーの開幕スタメン選手。高校3年から本格的サイドバックを務めるようになり、当時のユース代表監督の目にとまりユース代表の常連になり、ワールドユース→北京五輪と着実に世界経験を積んだ。既にA代表でも主力になり、日本を代表するサイドバックへの道を順調に歩んでいる。北京五輪では数少ない世界に通用した選手だったと思った。最大の魅力は攻撃での仕掛け。自分と相手との間にボールを置き、相手に足を出させた一瞬の隙を突いて相手を抜き去る技術は、岡田代表監督も惚れ込む鋭さを持っている。怪我が若干多いのが少し気になる。


安田理大 G大阪Y→G大阪
ユース時代から代表の常連だった選手。昔は2列目やサイドハーフの選手で、広島の平繁とプレースタイルのかぶる選手だったが、トップチームで左サイドバックにコンバートされ、ユースでも浦和ユースの堤を退けて左SBのポディションを奪い取った。守備に難があるが、突破力はトップクラスで魅力的。守備力の問題が解消されず、最近はトップチームでも同期の下平にポディションを奪われることが多い。今後の活躍は守備力の向上次第かもしれない。


青山直晃 前橋育英→清水
高校時代は、ユース代表に定着していなく、ワールドユースにも出場していないが、清水で2年目にレギュラーを取るとそれからこの世代の代表の常連選手になった。「4バックのセンターをやるために生まれてきた選手」とチームメートから評されたこともあり、ゾーンディフェンスを得意としている。ただし、チームメートから「何とかしてほしい」と言われるくらい前線へのフィードは苦手。直前で五輪代表から落選した時に本人は「そんな気がしていた」と言うが悔しかったに違いない。今後はA代表にもう一度呼ばれるようにJでアピールしていってほしい。


伊野波雅彦 鹿児島実業→阪南大→FC東京→鹿島
高校時代は無名の存在だったが、阪南大学での活躍がユース代表監督の目にとまりワールドユース直前の候補合宿に始めてユース代表に招集され、その合宿での体力テストでトップクラスの数値を残すなどしてアピールして、ワールドユース本大会のメンバーに選ばれる。直前でチームに合流したこともあってワールドユースでは出場機会が無かったが、世界を経験したことで刺激を受け阪南大を中退しFC東京に入団する。FC東京ではすぐにレギュラーポディションをつかみ、オリンピック代表の常連になり、A代表候補合宿にも召集される。CB・SB・DHなど複数のポディションをこなす事ができ、主にリベロで順調にキャリアアップをしていたが、FC東京から鹿島に移籍したことで鹿島では起用貧乏状態になってしまい、試合になかなか出られなくなり、最終的には北京五輪のメンバーから外れてしまう。今後は、まずは鹿島の中心選手目指してがんばってほしい。



小林祐三 静岡学園→柏
高校3年の時に初めてユース代表に選ばれてからワールドユースまでこの世代のDFの中心選手だった。ワールドユース後は代表に呼ばれなくなったが、北京五輪のアジア最終予選で反町監督から声がかかり代表に招集され試合にも出場する。結局北京五輪本大会のメンバーには、細貝とのメンバー争いに敗れた格好になって選ばれなかった。高校時代は増嶋(市船)と並びこの世代最高のDFと評された。上背はないがスピードと1対1の強さでそれをカバーする。CBの他にDFやSBもこなせるが、ここ最近は拍でCBで固定されて起用されており、細貝とのメンバー争いに敗れた要因は、「多様性」だったように思う。浦和で複数のポディションをこなす細貝に対して、小林は本来は複数のポディションをこなせる選手だが、最近はCBに固定されていたことが逆に北京メンバー選考にマイナスに影響したのではないかと思っている。最後に北京五輪開催中の8月9日Jリーグ柏対浦和戦の小林に対する選手評価を紹介(エルゴラ)「まさに炎のストッパー、なぜ北京にいないのか不思議」



増嶋竜也 市船→FC東京→甲府→京都
高校時代からワールドユース本大会までこの世代の中心選手で主将だった。リベロとしてディフェンスラインをコントロールし正確なロングフィードが持ち味だったが、ワールドユース後は所属クラブでレギュラーが取れなかったことで、北京五輪の代表には全く呼ばれなくなる。本人が雑誌の取材に対して「FC東京はリベロをおかない4バックのシステムで戸惑いがあった。」と話しているとおり、ハッキリ言って、入団するチームの選択を間違えたと思う。4年目に甲府に移籍して25試合出場し今季からは京都で出場機会を得ている。元々能力の高い選手だっただけに、出遅れた感じは否めないが、ようやく多様性を身につけて試合に出てきたという感じがする。今後の巻き返しに期待したい。
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北京五輪世代選手 総決算1

2008年08月18日 21時58分25秒 | オリンピック代表
北京五輪が終わり、これでこの年代別代表の活動にひと区切りがつきました。
今後は、A代表目指して、日本サッカー界の顔になっていくべき選手達ですが、ここで北京五輪世代選手達に対する個人的な感想を書いていきたいと思います。


【GK】
西川周作 大分Y→大分
この世代の正GK。ワールドユースの前(18歳位)の頃は磐田Yの松井と正GKの座を争っていたが、大分でプロ1年目からレギュラーの座をつかむと、それからはずっとこの西川が正GKの座に座り続けた。(怪我をしていた時期を除く)素早い反応以上に左足での正確なキックが武器で、ユース時代にはFKを直接決めたこともあり「和製チラベルト」と呼ばれたこともあった。ただこの西川のFKに関しては、「蹴る機会があれば狙っていきたい。」とワールドユース本大会の前に語ったのを最後に、それ以降は西川がFKを蹴るという話は全く聞かなくなった。もし西川が右利きだったら、北京五輪本大会での右足のキッカーは西川が務めていたかもしれない?


山本海人 清水Y→清水
ユース時代から能力の高いGKとして知られていたが、代表でもクラブチームでも常に2番手から3番手のGKだった。転機は西川の怪我で巡ってきた五輪アジア予選で4試合に出場し、そこで反町監督の信頼を獲得し北京メンバー入りを決めた。クラブチームではレギュラーの座に届きそうで届かない状態が続いている。


松井謙弥 磐田Y→磐田
中学生時代に地元のスポーツ新聞に取り上げられるなど、当時は同県の山本海人よりも注目され、ワールドユースのアジア予選までは、西川と正GK争いをしていたが、西川が大分で正GKになったのに対して、松井はずっと控えだったことで西川に正GKの座を完全にあけわたす格好になった。その後の磐田で川口の壁を越えられず出場経験が得られず、結局は北京五輪メンバーからも外れてしまう。


佐藤昭大 広島Y→広島
広島Yからの初のGKで、1年目からいきなりトップデビューを果たした広島期待のGK。しかし2年目は出場機会に恵まれず3年目は愛媛に期限付き移籍して28試合の試合経験を積んだ。代表には1年目に呼ばれて以来呼ばれなかったが、広島期待の若きGK。



【DF】
水本裕貴 三重高→千葉→G大阪→京都
この世代でずっと中心に居続けたDF。三重高時代は国体選抜に選ばれる程度の無名選手だったが、U-18の大熊監督に見出され千葉からのスカウトを受けてプロ入りした。プロ1年目から出場機会を得たことでユース代表の常連となり、スピードを生かしたハードマークで外国人FWを封じるプレーが注目された。ユース時代の代表では左SBで起用されることも多かった。マンツーマンDFの申し子というイメージがある。


森重真人 広島皆実→大分
広島JYから広島Yに上がれず広島皆実へ進学した選手。高校時代はボランチでハードなDFをしていたが、プロになってからはCBの真ん中で起用されチームの期待に応える活躍を見せる。ワールドユースの代表には滑り込みで代表入りを果たし、3試合に出場している。空中戦に強く時にダイナミックなプレーを見せるスタイルはどこか福西を思い出させる。


吉田麻也 名古屋Y→名古屋
名古屋ユース時代は、主にアンカーで、DFラインの前で相手の攻撃を跳ね返し続けていた。とにかく高くて強い名古屋ユースを象徴するような選手。プロ入り後もボランチでプレーしていたが、CBに怪我人が続出したことでCBで起用されたことが当たり一気にプロ1年目からレギュラーの座を獲得しそのままオリンピック代表の座まで上り詰めた。個人的に森重と吉田の2人は、非常に伸びしろが大きいと思っている。



続きはまた次回書き込みます。

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国体 東海予選

2008年08月18日 21時05分28秒 | 高校サッカー・クラブユース
国体の東海予選(東海ミニ国体)が先週末に行われました。

8月16日 
静岡3-0三重

8月17日
静岡2-1岐阜

この結果、静岡県選抜は9月末に大分県で行われる国体本大会への出場が決まりました。

東海国体登録選手
位置  氏名     所属
GK  久保田晃次  清水エスパルスユース
GK  赤堀洸太   ジュビロ磐田ユース
DF  内田恭兵   ジュビロ磐田ユース
DF  湯本凌    ジュビロ磐田ユース
DF  奥沢健矢   ジュビロ磐田ユース
DF  深沢惇也   清水エスパルスユース
DF  中原伸尚   清水エスパルスユース
MF  田代諒    清水エスパルスユース
MF  成田恭輔   清水エスパルスユース
MF  和久田章太  ジュビロ磐田ユース
MF  海田佳祐   ジュビロ磐田ユース
MF  清水貴文   ジュビロ磐田ユース
MF  増田湧介   清水東高
MF  山崎将    浜松開誠館高
FW  柴原誠    清水エスパルスユース

完全に清水と磐田ユースの混合のチーム編成となっています。



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エスパルス対Fマリノス

2008年08月17日 23時46分55秒 | Jリーグ
久しぶりに日本平にJリーグを見に行ってきました。

結果は1-1のドローでした。

この試合で狩野健太が後半から途中出場しました。
今季は、開幕前の怪我でずっと出番がありませんでしたが、ここ最近になってようやく怪我も癒え前々節から途中出場で公式戦に出るようになりました。

今日は大島に代わってピッチに入り、ボランチのポディションに入っていました。
チーム内での役割は、レジスタ的な感じでボールの配給役をしていました。
コーナーキックは狩野が担当しており、ゴール前のフリーキックではロペスと共にキッカーの位置に立ちましたが、FKを蹴ったのはロペスでした。
今日の出来としては可もなく不可もなくといった感じでした。
あと、髪が銀髪になっていました。

今後、調子の悪いマリノスの救世主となるような活躍を期待したいです。

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