Rhythm Technique Fightingspirits

藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

やべっちFC 原口と長友の対談でのメンタル論について

2016年03月31日 21時14分07秒 | その他
やべっちFCで原口と長友が対談し、長友がメンタル論を語っていた件について

長友「俺や本田や岡崎はセレクションで落ちたりしていてエリートではなかった。雑草魂みたいな感じで成長してきた。そういう苦労をしている選手は強いと思う。」
これについては、全くの同意。「若いうちの苦労は買ってでもしろ」というが、若い時は出来るだけ厳しい環境に身を置いた方が良いと私自身も思う。

長友「原口は技術とかドリブルとかはあるわけだから、あとはメンタル次第でいくらでも変わる。伸びしろハンパない。」
これは原口へのリップサービス。「メンタルは簡単に伸ばすことが出来る」と誤解してしまう発言で視聴者は真に受けてはいけない。
サッカーは技術よりもメンタルの方が伸ばすのは難しいと思った方が良い。

早熟と言われる選手は、子供の頃に足元の技術が他の選手よりもあって、それに頼りメンタルを伸ばすことを怠り、大人になって伸び悩んだ選手達が大半。メンタルの重要さに気がついても、大人になってからでは遅い。

若い時に厳しい環境の中でしっかりメンタルを鍛えておかなければ、大人になってからの伸びしろは無くなると考えるべきだ。


追記
試合で敗戦した選手のインタビューで「相手に気持ちで負けていた」という発言を耳にすることがある。
そういう発言をする選手は、メンタルの重要性を全く理解していないとみて良い。
「もうちょっと試合で戦う気持ちを前面に出せていれば…」などという軽い気持ちがその発言の裏に隠れているからだ。
普段の練習から、戦う気持ちに磨きをかけようと毎日厳しく自分を追い込んで練習していたら、そんな軽率な発言は出てこないはずだ。



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ロシアW杯 アジア2次予選 シリア戦H

2016年03月29日 21時08分32秒 | A代表
日本 5-0 シリア

得点
OG、香川2、本田、原口

最終予選進出を(ほぼ)決めたチーム同士の2次予選最終戦。
互いにリスク管理ユルユルのノーガードの叩き合いとなった試合。
互いに攻撃面で持ち味を出し合った、見ていて面白い試合ではあったが、リスク管理や守備意識の部分に関してはツッコミどころ満載の試合だった。
そして守備意識ユルユルの見た目だけ好ゲームは、後半に入ると締まりのない泥仕合と化し、最後はシリアの集中力が切れ大量得点差のついた質の低い試合となった。

シリアはビックリするくらいに正面からぶつかってきてくれた。
ノーガードの叩き合いとなった前半は、チーム力の差がそのまま出て日本が何度も攻撃の形を作った。
しかし、日本は前半何度も決定機を作りながらも決めきれない展開が続く。
最後の決定力が足りないシーンが続いたわけだが、この試合はハッキリ日本の弱点が見えた試合でもあった。
それはダブルボランチの組み立ての部分。
一方的に攻め込んだ試合にもかかわらず、得点シーンや決定機を作り出すシーンの3つ前のパス出しの部分で、中盤の底から意図のあるパス出しはほとんど見られなかった。

G大阪の遠藤や川崎Fの中村が見せるような3つ先の決定機を導き出すきっかけとなるような縦パス。これが全く見られず、中盤の底の安易なミスや、DFラインからの縦パスをカットされピンチを作られるシーンが非常に多かった。
監督は縦の速さや中盤で相手の攻撃の芽をつぶす能力をボランチに求めるので、レジスタタイプの選手が代表に必要とされない状態が続いているが、その影響で生まれる中盤の底からの意図ある縦パスが代表から無くなった事が良く見て取れた試合だった。

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清水フェスティバル2016 @蛇塚

2016年03月27日 14時41分12秒 | 高校サッカー・クラブユース
蛇塚Gにて清水フェスティバルを観戦

桜が丘 1ー2 浦和Y

得点
前半30分 (桜)57がDFラインからボールを奪いGK1対1を決める
前半38分 (浦)クロスボールを桜が丘DFがハンドでPK、8がPK決める
後半30分 (浦)右からのクロスを9がヘッドポスト直撃、跳ね返りをつないで9が決める

桜が丘スタメン
   1
50 38 85 82
  79 92
 25   47
  66 57
交代
後半0分 85→55
後半16分 66→78
後半16分 25→83


浦和Yスタメン
   1
16 23 2 5
  15 14
 24 8 9
   11
交代
後半0分 5→4
後半0分 24→20
後半13分 14→13

感想
桜が丘は主要選手は概ね出場していたと思う。
浦和Yは世代別代表などの主力選手が4人くらい抜けていた。
試合はほぼ五分五分の内容。
共に崩し切れず、なかなか決定機を作れない時間帯が続いた。


ーーーーーーーーーーーーーーーー

静学 4ー1 新潟Y

得点
前半24分 (静)福原のドリブルシュート
後半?分 (静)稲葉の得点
後半14分 (静)渡井の得点
後半19分 (新)堀が左サイド破りミドルシュート
後半36分 (静)渡井のパスを受けた稲葉の得点


得点には至らなかった決定機
前半2分 (静)坂西のクロスを福原がシュート、枠外にはずれたボールを水津がつめるがポスト直撃
前半15分 (静)坂西のクロスを福原がシュート放つがポスト直撃
前半38分 (静)橋本が渡井とワンツーで抜け出しシュート放つもGK中澤がファインセーブ


静学スタメン
     山ノ井
坂西 山田 嶋  天本
   若山 島田
 橋本 渡井 水津
    福原
交代
後半0分 水津→鈴木
後半0分 山田→堤
後半0分 嶋→白川
後半0分 坂西→伊藤
後半13分 山ノ井→高野



新潟Yスタメン
     中澤
長谷川 板木 丸山 山賀
    稲川 山下
 藤原      堀
    吉原 本間
交代
後半0分 吉原→ランディ
後半0分 丸山→萩原
後半10分 稲川→広野(広野が2列目、藤原が右SB、長谷川がCB、板木がDH)


感想
全体的に静学がボールを支配する時間が長かった試合。
前半は静学が複数回決定機を作るが決めきれず、1点止まりという内容。
後半は両チームともに選手や配置を大きく変えて、いろいろな事を試した試合となった。
 
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清水フェスティバル2016 @Jステップ

2016年03月26日 18時17分44秒 | 高校サッカー・クラブユース
Jステップにて清水フェスティバルを観戦

静学 4ー1 大宮東

得点
前半10分 (静)スルーパスに抜け出した鈴木からのスルーパスに抜け出した福原のシュート
後半2分 (大)左からのクロスを10が決める
後半14分 (静)若山のシュートを伊藤がつめ、こぼれ球を水津がつめる
後半18分 (静)伊藤→渡井→水津とつなぎ水津が決める
後半38分 (静)坂西?のクロスを渡井が決める


静学スタメン
     山ノ井
坂西 山田 嶋  堤
   島田 若山
 稲葉 橋本 鈴木
    福原
交代
後半0分 山ノ井→田原
後半0分 鈴木→水津
後半0分 稲葉→伊藤
後半0分 堤→天本
後半10分 橋本→渡井
後半10分 福原→白川


大宮東スタメン
   1
4 18 3 5
  6 15
 16   9
  11 24
交代
後半32分 15→22


感想
前半早い時間に先制するも、その後はボールは支配するものの効果的なパス交換が出来ず、中盤から形を作れない状態が続いた。
後半メンバーを入れ替え渡井、伊藤、水津の2列目が奮起。後半左SBに入った天本が2列目に縦パスを入れて攻撃の形が作れるようになり連続得点で勝利した。
全体的にはぬるま湯につかっているような締まりのない試合。中盤で組み立てられず、中途半端で全く形を作れなかった。
無駄な横パスが多く、意図的な縦パスの少ない試合だった。
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アジア2次予選 アフガニスタン戦(H)

2016年03月24日 21時44分22秒 | A代表
日本 5-0 アフガニスタン

得点
岡崎、清武、酒井宏、吉田、金崎


感想
リトリートして守りを固める相手に前半はジリジリした展開。
こういう試合は、早い時間帯に先制点を奪えると楽になるが、相手のミスなどが起こらなければ早い時間帯に先制点を奪う事は難しい。
これは相手のレベルに関係なく、相手がそういう戦い方をしてきたら、そういう試合になるもの。
しっかり相手を揺さぶって、相手にボディーブローを与え続け、シュートで終わることでカウンターのチャンスを与えない戦い方を続けていれば、相手の運動量はジリジリと落ちていき、高い位置でのプレスは無くなり、最後は最終ラインでしかプレスが働かなくなる。
攻める側は焦らず、しっかり相手の運動量をそぎ落とし、プレスが無くなったところでギアを上げてしっかり1点取るのがこういうチームを相手にした時の正攻法。
今日の試合は、アフガニスタンのレベルがそれほどでもなかった事と、岡崎の個人技で前半に得点することが出来、楽な試合になった。

岡崎は、またうまくなった。30歳を超えても成長を続けそう。今は「岡崎らしくない」という評価の得点も、数年後には「岡崎らしい足技」などと言われてるかも?
清武が良く攻撃に絡んでいた。今後の日本代表の中盤を背負っていく力のある選手なので、もっと結果が欲しかった。
原口、柏木は見せ所なく不発に終わった。
ハーフナーが存在感を見せた一方で金崎は空回り。清武へのアシストだけだった。
サイドからクロス上げるも決定機に結びつかなかった両SB。一度くらいはえぐってほしかった。
CBとGKは特に仕事なし。CBのつなぎから生まれた清武の得点の流れは良かった。
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長谷川竜也がプロデビュー

2016年03月23日 23時10分15秒 | Jリーグ
川崎Fの長谷川竜也が今日のナビスコカップ横浜FM戦でプロデビューを飾った。

試合結果は0-0。長谷川は後半37分までプレー。

トップ下でスタメン出場した長谷川は、積極的に前線で動き回り攻撃を活性化。デビュー戦という事を考えれば、十分に機能していた、
動きながらボールを受けて正確にボールを動かす技術はさすが。シュートも3本ほど放ち、交代直前には決定的なヘディングシュートを放つも枠を捉えきれなかった。
結果的には機能していたし決定機も作ったが、結果を残すことが出来なかった試合。大久保や小林、中村、大島といったレギュラークラスを脅かす活躍とまではいかなかった。
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今日の一言20160322

2016年03月22日 21時42分10秒 | 一言
勇気一秒
後悔一生

しもやん 伝説の小冊子
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国際ユースサッカー大会 サニックス杯とか

2016年03月21日 20時31分15秒 | 高校サッカー・クラブユース
毎年3月の3連休の時期に開催されているサニックス国際ユースサッカー大会。
2003年から毎年福岡県宗像市のグローバルアリーナにて開催されている大会で、自分が知っている限り日本の2種年代のサッカーフェスティバルで一番「おもてなし」の心が行き届いている大会。
サニックス杯の良いところは以下のとおり
・会場内の4つのコートを利用しての集中開催で観戦する人のはしご観戦の移動が楽。
・駅から会場までの無料シャトルバスあり
・会場内に大会のリーグ戦表とトーナメント表が掲示してあり、随時係員により最新の試合結果が書き込まれる。
・会場内にはパン屋、和食レストラン、バイキングレストラン、飲食テントがあり会場内での飲食には全く困らない。
・来場者用のおむつ交換用テントがある。
・会場内でフリーマーケットが開催されている。
・大会パンフレットは500円で販売されていて、大会最終日でも売切れることは無い。
・大会運営の係員の数が多い。
・子供向けサッカー大会が同時に開催されており、会場にはその大会を終えた子供が飽きないように空気で膨らませて子供がその中に入って遊ぶ遊具が複数設置されている。

サニックス杯は、また来たいと思う主催者の来場者に対するおもてなしの心がこもった大会だと言って間違いない。
特に今年は来場者が多い様子だった。
例年だと決勝戦は300人程度だが、今年は800人から1,000人位の観客がいた。その要因は地元の東福岡とU-17日本代表という注目カードだった事とU-17日本代表に久保建英という注目選手がいた事も大きかったと思う。

仙台や名古屋など国際ユース大会については、大会そのものが無くなってしまう傾向があり、大会運営そのものが難しいものがある。
結局、強豪が集まって練習試合の延長で試合をこなすような大会ばかりになっているのが現在の傾向。
大変な手間と予算をかけて海外チームを招待しても、それに見合う効果が計れず予算ばかりがかかってしまい、国際ユース大会は盛り上がらずに大会運営をあきらめて大会自体が無くなってしまう大会がある。
そういう意味では、静岡で毎年夏に行われているSBS杯や、サニックス杯は理解あるスポンサーの元、毎年頑張って大会を開催しているという印象を受ける。(因みにサニックスとは環境とエネルギーの会社)

サニックス杯やSBS杯も参加する海外チームは(中には良いチームもあるけれど)観光目的で日本に来たのかな?と思うようなレベルのチームもあり、マジの海外チームと対戦して国際経験を積むという本来の目的はなかなか果たせていないのが現在の日本の国際ユースサッカー大会の現状。
海外チームの質に関しては、「ホントにあともう少し何とか…」というのが本音だが、今は「大会を開催してくれるだけでありがたい」というのが日本の国際ユース大会の現状。
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サニックス杯2016

2016年03月20日 15時43分40秒 | 高校サッカー・クラブユース
グローバルアリーナにてサニックス杯を観戦

市船 3ー0 星陵

得点
前半29分 9野本のミドルシュート
後半7分 8西羽が3真瀬とのワンツーからのダイレクトボレー
後半35分 8西羽?の得点

市船スタメン
      1北畠
5桧山 3真瀬 4金子 6阿久津
    7原  18福本
 15有田       16白井
    11村上 9野本
交代
後半0分 福本→8西羽
後半0分 白田→10高
後半から以下の通りシステム変更
   1
 5 7 6
  10 4
3     9
  8 15
   11

後半22分 有田→14太田
後半32分 村上→12矢野


星陵スタメン
      1高橋
18片山 16河村 2五島 3中川
    8武沢 15松井
 5木出       7高岸
    10窪田 19奥野
交代
特になし

感想
終始市船が試合を優位に進めていた。
市船は前半は4バックでスターとしたが、後半は3バックにシステム変更。
この試合は3バックの方が機能していたように見えたが、どちらも選手の高い戦術理解でシステム変更に柔軟に対応していた。
星陵は5木出の突破からチャンスをうかがっていたが決定機は作れなかった。

ーーーーーーーーーーーー

大津 2ー2(PK3ー5) 九国大附 ※市船対星陵の試合と2試合同時観戦

得点
前半40分(大) 9藤山の得点
後半18分(九) 11永井の崩しから22のシュートがポストに当たった跳ね返りを10手島がつめる
後半32分 (九)10手島がエリア内で倒されPKゲット。10手島がPK決める
後半38分 (大)9藤山の得点 詳細確認出来ず

大津スタメン
      1前田
3佐藤 4大嶋 5吉本 2江原
    13福島 14山田
 15松原       6鶴崎
    19水野 9藤山
交代
確認せず

九国大スタメン
      12豊島
6上手 4田代 5熊谷 9新竹
    17浜小路8亀安
 18川口       11永井
    14今田 10手島
交代
確認せず

感想
前半は大津ペースで、後半は九国ペースの試合。
大津はスタメンに新1年生が3人。いろいろと試している様子がうかがえた。
九国は後半にペースを上げて同点に追いついた。11永井の突破が目に付いた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

青森山田 2ー2(PK4ー2) U17ウズベキスタン代表

得点
前半18分 (青)22堀のクロスを11鳴海が頭で合わせる
後半1分 (青)7郷家のクロスを22堀が頭で合わせる。Gk正面もファンブルしてゴールイン
後半16分 (ウ)8クロス3がシュート14がつめる
後半21分 (ウ)スルーパスに抜け出した3がシュート


青森山田スタメン
      12西
3小山 4橋本 13小山内5三国
    10高橋 6住永
 8嵯峨  7郷家  22堀
      11鳴海
交代
前半10分 小山→21鍵山 ※負傷交代
前半27分 鍵山→2工藤
後半16分 堀→14住川
後半38分 西→1廣末

ウズベキスタン代表スタメン
   12
2 6 5 14
  9 7
 11   3
  15 8
交代
前半32分 12→1
後半25分 1→20
後半35分 3→19

感想
前半は青森山田ペースの試合だったが、連戦の疲れからか?後半になると青森選手の運動量がガクンと落ちてウズベキスタンが押し込む展開となった。
2ー0からウズベキスタンが2ー2に追いつき、勝ち越し点を狙い複数回決定機を作り出したが、青森がギリギリのところで防いで何とかPK戦までもつれ込ませ、PK要因として出場?した世代別代表候補のGK1廣末がPKを2本止めて青森山田が勝利した。
青森山田は例年に比べてテクニカルな選手が中盤に多いと感じた試合だった。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

U-17日本 1ー0 東福岡

得点
前半29分 11中村→21久保→2田中とつなぎ、2田中の切り返しミドルシュート

日本スタメン
      1大迫
15菅原 14藤松 16瀬古 12杉山
    6斎藤 17平川
 2田中       8安藤
    11中村 21久保
交代
後半0分 菅原→3石原
後半0分 瀬古→4青山
後半26分 安藤→5西山(西山がDH、平川が2列目)
後半27分 田中→10藤本
後半39分 平川→7堀


東福岡スタメン
      1前島
2中村 21阿部 4児玉 3小田
    8田尻 6青木真
 10福田       7青木駿
    11高江 9藤井
交代
後半12分 田尻→20佐藤(佐藤が2列目、福田がDH)
後半19分より以下の通りシステム変更
   1
2 21 4 3
   6
 7 11 10
  20 9


感想
サニックス杯の決勝戦
U-17日本代表は、新2年生と新1年生の世代に、新中3の久保が飛び級で加わっているという陣容。
試合は前半が日本ペースで後半は五分五分といった内容。
日本は前半飛び級召集の21久保の活躍が目立っていた。後半は運動量が落ちたが、前半は個人技で5回は会場を沸かせていた。また11中村、6斎藤、17平川、2田中の活躍も目立っていた。
東福岡は10福田のドリブル突破や、11高江のFKで見せ場を作ったが日本代表に押さえ込まれ無得点に終わった。
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高校サッカー界の潮流

2016年03月17日 23時02分43秒 | その他
何事にも言えることだが、物事には5年から10年かけてゆっくりと変わっていく大きな流れがある。
それは高校サッカー界にとっても同じこと。

高校サッカー界の最近の20年間は、大きく激しく流れが変わった20年間だった。
元々、日本のサッカー界はJリーグが出来るまではマイナースポーツ。
Jリーグの発足、ドーハの悲劇、マイアミの奇跡、ジョホールバルの歓喜、ワールドカップ初出場、日韓ワールドカップの開催と、およそ10年間で日本サッカーは野球と肩を並べる人気スポーツに恐ろしいまでの勢いで成長した。

それに伴い高校サッカー界も大きな変化を受けた。
一番大きかったのはクラブユースチームの発足。
それまでの、一番うまい子は全国常連の強豪サッカー部に進学するという流れがガラッと変わり、一番うまい子がJクラブユースチームに進むようになった。
この20年間の流れを大きくまとめると以下のようになる。

●Jクラブユース創成期(1993年~1997年)
Jクラブユースは存在したが、本当に強いチームはG大阪Y、清水Y、東京VYなどわずかに数えるほど。
強豪校に良い選手が集まる状況に大きな変化はなく、その一部良い選手が数少ない強いJクラブユースに進路を取るようになった。

●Jクラブユース隆盛期(1998年~2004年)
高校の強豪校に有望選手が入る流れは終わり、良い選手は皆クラブユースに流れ、ユースに上がれずにこぼれた選手が高校サッカーに進むという流れが出来上がる。84年生まれの世代(今野、矢野など)あたりを境に、それ以降はクラブユース世代になったという印象が強い。

●Jクラブユース全盛期 高校サッカー界はおこぼれが散乱して戦国時代(2005年~2013年)
全国のJクラブがユースチームの育成に力を入れ、中学時代に最もうまい選手は皆当然のように高校サッカーではなくユースチームに進むようになる。いわゆる調子乗り世代(柏木、槙野など)からその流れになったという印象が強い。
高校サッカーは、そのユースチームに上がれなかったおこぼれを集めてチームを作らざるをえなくなる。
それまでの強豪校は有望選手が集まらなくなり、サッカー界のすそ野が広がり全国レベルが上がったことで、全国でレベルの均衡化が進み、高校サッカー界は戦国時代へ突入する。

●戦国時代の終焉(2014年~)
プレミアリーグの発足などにより、それまでは散乱していたクラブユースのおこぼれやあえて高校サッカーで勝負する有望選手が、高いレベルで戦えるチームに選手が集まる傾向が強まる。全国から選手が集まる環境を整えたチームに安定して選手が集まるようになる。東福岡や星稜、市船などが抜け出し戦国時代終焉の流れが出来る。

以上が最近20年間の高校サッカー界の流れ。

要点をまとめると
・サッカーの国内メジャースポーツ化で、全国レベルがり全国に強いチームが増えた。
・クラブユースの出現で高校サッカー界はだいぶ荒らされたけれど、最近ようやく落ち着いてきた。
・有力選手の越境進学は強豪チームでは当たり前。それが出来る体制を戦国時代の内に整えたチームが強豪校として生き残る流れとなった。


つまり何が言いたいのかというと
・静岡県は元々サッカーが盛んだった土地柄ということもあり、県外のサッカー選手に対して排他的な気質があり、それは今も生き残っている。
・県外から選手を集めることに対して違和感がある高校サッカーファンが多い。それは正常な感覚だと思う。
・ただし県内選手だけで全国大会を勝とうと思っても、清水Yと磐田Yにトップレベルの選手が集まる状況で、さらに県内強豪校に分散している現状では、全国レベルの上がった今、県内選手だけで全国大会を勝ち進むのは非常に困難と言わざるを得ない。


最後に一番言いたいこと
静岡県内の中学生は、県内の高校サッカー又はユースチームに進むのが当然という感覚がある。県内に強い高校がたくさんあるのだから当然の感覚かもしれない。
しかし、県内の有力選手が率先して県外の強豪校に進学するような流れを作っていかなければ、今後の静岡県のサッカーのレベルの維持は難しい。

要するに
全国はグローバル化しているのに対して、静岡県はガラパゴス化しているという事。
これが静岡県サッカー界の一番の問題!


後記
今から20年先の潮流を読むことは出来ないが、これまでの潮流を読んで最善の解決策を探ることは出来るはず。
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