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藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

静岡県高校サッカーランキング

2008年11月30日 23時41分17秒 | 高校サッカー・クラブユース
静岡県の高校サッカーランキングを独自に作ってみました。

対象となる大会は、過去3年の新人戦・総体・選手権の3大会

ポイント制にして獲得ポイントは以下のとおり
優勝:10 準優勝:7 ベスト4:5 ベスト8:2

プリンス東海は全ての高校が参加していないので対象外としました。


1位 静学  59P
2位 藤枝東 49P
3位 常葉橘 35P
    清商  35P
5位 浜名  24P
6位 翔洋  21P
7位 暁秀  18P
8位 明誠  16P
9位 湖東  11P
10位 磐田東 8P
    開誠館 8P
12位 藤枝北 5P
    静西  5P
    浜南  5P
15位 静北  4P
16位 清東  2P
    静東  2P
    掛西  2P
    浜北  2P
    日大三 2P
    飛龍  2P

1位静学 2位藤枝東は順当な結果だと思います。
3位に常葉橘と同位で清商が入ってきたことは少し以外でした。名門の意地ですね。

あとは磐田東と開誠館が思ったほどポイントが伸びなかったこと、清水東が過去3年でベスト8が一回だけというさびしい結果だったことが目に付きました。

藤枝東対清水Y

2008年11月30日 19時22分28秒 | 高校サッカー・クラブユース
藤枝東1-1清水Y @藤枝市民

得点
海野弟(藤) スルーパスに抜け出して右足
9番(清) PK センタリングで藤枝東が相手選手をエリア内で倒してPK

感想
共に全国大会をひかえたチーム同士の戦いということで、怪我人などを除いたメンバー構成でしたが、共に勝負にこだわったゲーム内容でした。

藤枝東は、怪我の新井と藤田がメンバーから外れていました。清水Yも佐野傑や前田などが出ていなかったようです。

ゲーム内容はほぼ五分五分だったと思います。
前半は共に決定機も少なく拮抗した展開でした。

後半開始直後、藤枝東は相手クリアボールを拾いすぐにゴール前にスルーパス、これを海野弟が決めて先制しました。
その後、後半30分過ぎからは、藤枝東は左SBの大井に代えてマークを投入し逃げ切りを図りましたが、清水Yのクロスボールに対して、エリア内で選手を倒してしまいこれがPKの判定。このPKを決められ1-1の同点となりました。



この試合で特に注目した選手はなんと言っても清水Yの1年柴原でした。
昨年の中3の時からレギュラーで活躍している清水Y期待の選手ですが、今日の試合でも視野の広さやパス、ボールテクニックなどの攻撃センスは既にユース年代でもトップレベルにあると感じました。
ただ、オフザボールの動きとフィジカルコンタクトに関しては、まだまだ課題が多いと思いました。

サッカーダイジェスト記事

2008年11月26日 23時16分46秒 | 高校サッカー・クラブユース
昨日発売のサッカーダイジェストの高校サッカー選手権の特集記事の中で、藤枝東の中心選手の紹介文書の中で気になる部分がありました。

「チームの中心はMF小林とFW岡崎」

「FW岡崎?」


今年の藤枝東の試合を全く見ないで記事を書いたらこういう文書になると思いますが、誤植だと思いたいです。


そういえば昔、静学の先崎が千崎と書かれていたことがあったな。(サッカーマガジンかダイジェストのどちらかは忘れましたが)

Jユース杯 決勝トーナメント組み合わせ

2008年11月26日 23時05分54秒 | 高校サッカー・クラブユース
Jユース杯決勝トーナメントの組み合わせが決まりました。

http://www.j-league.or.jp/youth/fttournament/

Jユース杯は例年トップ昇格の決まった選手は参加せず、進路の決まっていない3年生と下級生の大会というイメージがあり、いまいち盛り上がりに欠ける感じがしていましたが、今大会は(ここまでは)各チームトップ昇格の選手も試合に出しているようなので、ベストメンバーでのレベルの高い大会になるのではないかと期待しています。

個人的な注目はやはり柏ユース。
先日5人のトップ昇格(工藤・山崎・武富・酒井・比嘉)を発表しました。他にも島川が仙台、畑田が甲府に入団が内定しています。
また、仙石はスペインのマジョルカからアマ契約でのオファーがきておりフェイエにも練習参加しているようで海外チームも視野に入れているようです。
決勝トーナメントでは、ここまでずっと怪我で試合に出られなかった比嘉が間に合うかもしれないとの事なので、このチームのベストメンバーでの試合が見られるのかもしれません。


対抗は浦和ユースとFC東京ユースですね。
浦和ユースは高円宮杯で見せた個々の能力で相手をねじ伏せるサッカーをこの大会でもベストメンバーで見せてくれるか楽しみです。
FC東京ユースはクラブユース選手権で柏ユースを抑えて優勝しましたが、高円宮杯では怪我人や出場停止の影響でベスト4に終わりました。

高円宮杯準優勝の名古屋ユースは高円宮杯に出場できなかった主将の安藤が怪我から戻ってきたようで上位を狙っています。

G大阪ユースは注目の1年生の宇佐美がガンバ史上最年少でプロ契約を結びユースを「卒業」しました。その為3年生に大塚や田中など良い選手はいますが、1,2年生中心のチームなので今年は厳しいと思います。

横浜FMユースはFWの斎藤がトップチームに帯同している時間が長くなっているので、今大会も出場は厳しいかもしれません。そうすると横浜FMも高円宮杯の時と同様に攻撃の核を欠く事になり厳しくなります。

東京Vユースも今年は安定して好成績を残しており上位を狙っています。


組み合わせはガンバが恵まれ、浦和にとっては厳しい組み合わせになった感じがします。

W杯最終予選 カタール戦

2008年11月20日 22時44分16秒 | A代表
日本3-0カタール

得点者:田中達・玉田・闘利王

試合前は引き分けでも良いと思っていましたが、終わってみれば3-0の圧勝でした。
日本がアウェーでこんな圧勝をするのはなんだか久しぶりな感じがします。

個人的には良くチームとしてまとまっていたという感じを受けました。
チーム内の意思統一がしっかりしていたと思いました。

3試合終わって、アウェーのバーレーンとカタールに勝ったのは大きいですね。

ナビスコ杯U-23化

2008年11月18日 21時37分21秒 | Jリーグ
ナビスコ杯を23歳以下の選手の大会にしようとする動きが出ているようです。
(一部報道では、オリンピック同様オーバーエージ3名出場可能)

個人的な感想としては、位置づけが曖昧だったカップ戦をハッキリと若手選手育成の場とするのは良いことだと思います。

ただ、23歳以下の大会となった場合、大会の質の低下と観客の減少が懸念されます。
それでスポンサーが納得してくれるかが1つ心配です。
あと、このナビスコカップの制度変更により、ユース代表合宿の選手召集に影響を与えてしまうような本末転倒な結果にならないように注意してもらいたいです。
それと、23歳以下の選手って1チーム内にそんなに大勢いましたっけ?



因みに来年23歳以下の大会になった場合のスタメン予想(オーバーエージ無し)

清水エスパルス編

      武田
  永畑 青山 岩下 佐野 
      山本
   大前    枝村
      岡崎 
    キム  長澤

控え選手:対象年齢選手無し

今年の登録選手で言うと23歳以下の選手が11人です。控え選手がいません!
オーバーエージ3人を認めたとしても、怪我人などの影響で大会参加は不可能となる危険性が高いです。

各チーム来年23歳以下(1986年以降生まれ)の選手の数は以下のとおり
(今シーズン開幕時データ参照)
鹿島 10人
浦和 12人
G大阪11人
清水 11人
川崎F9人
新潟 8人
横浜FM15人
柏  6人
磐田 13人
神戸 10人
名古屋9人
FC東京10人
千葉 18人
大分 11人
大宮 6人
札幌 11人
東京V4人
京都 3人

例えオーバーエージ3人と新人選手を加えても明らかに試合の出来ないと思われるチームがあります。
そんなチームはユースの選手で補充するのでしょうか?

25歳以下とした方が良いと思うのですが・・・

この制度によって、今までは若手をJ2にレンタルさせて経験を積ませていたけど、逆にクラブが若手選手を囲っておかなければならなくなり、数試合しかないナビスコのために若手選手が飼い殺されるような現象になるのだけはやめてほしいですね。
クラブにとっても選手にとっても不利益なことになってしまうので。

そうするとやはりユースの選手で補う形になると思うけど、それでファンはナビスコ杯に魅力を感じるのか非常に疑問です。
  

選手権組み合わせ決定

2008年11月17日 21時48分23秒 | 高校サッカー・クラブユース
今年の選手権の組み合わせが決まりました。
個人的な戦力予想を4段階記号でチーム名の前に表示しています。
◎>○>△>× こんな感じで

<Aゾーン>(会場:千葉)
◎市立船橋(千葉)vs.○香川西(香川)※
○前橋育英(群馬)vs.△京都橘(京都)
×武蔵工大二(長野)vs.×高知(高知)
△秋田商(秋田)vs.△那覇西(沖縄)
△東海学園(愛知)vs.○佐賀東(佐賀)
△國學院久我山(東京B)vs.×松山北(愛媛)※

<Bゾーン>(会場:埼玉)
○市立浦和(埼玉)vs.△滝川第二(兵庫)※
△丸岡(福井)vs.△長崎日大(長崎)
×北海(北海道)vs.△近大和歌山(和歌山)
◎青森山田(青森)vs.◎鹿児島城西(鹿児島)
○不来方(岩手)vs.◎大阪桐蔭(大阪)
△宇都宮白楊(栃木)vs.△西京(山口)※

<Cゾーン>(会場:東京)
○四日市中央工(三重)vs.×山形中央(山形)※
×富岡(福島)vs.○日章学園(宮崎)
△富山第一(富山)vs.○筑陽学園(福岡)
△帝京(東京A)vs.◎広島皆実(広島)
△韮崎(山梨)vs.△徳島商(徳島)
△星稜(石川)vs.◎作陽(岡山)※

<Dゾーン>(会場:神奈川)
×東北(宮城)vs.△情報科学(大分)※
△鹿島学園(茨城)vs.×一条(奈良)=開幕戦
△岐阜工(岐阜)vs.◎野洲(滋賀)
×北越(新潟)vs.○大津(熊本)
○?神奈川県代表(12月7日決定)vs.△立正大淞南(島根)
△境(鳥取)vs.△藤枝東(静岡)※

※シードにより2回戦から登場

Aゾーン
総体優勝の市立船橋に対して、前橋育英、佐賀東、香川西が金星を狙う構図になりました。
市船は夏に優勝はしましたが、他チームと比べて圧倒的な戦力差はありません。
香川西は昨年藤枝東相手にPK戦までもつれ込む接戦を演じました。今年も川崎F内定のドリブラー登里など期待された世代が最高学年を迎え勝負の年です。昨年に続き今年も強豪との初戦とのことで少し可哀想な気もします。
前橋育英は毎年好選手を輩出し続けながら勝てないイメージが強いチームです。今年もMF米田やFW佐藤DF笛田など好選手を擁して選手権制覇を狙っています。
佐賀東は今年選手権ベスト4まで勝ち進みました。今年の佐賀東は考えながら走ることを徹底されており、チーム全体の連動性が素晴らしい好チームです。チーム全体で戦える鍛えられた高校サッカーらしいチームだと思います。今年の佐賀東はかなり良いところまで行くんじゃないでしょうか?


Bゾーン
一箇所に強豪チームが可哀想なくらい固まってしまいました。
青森山田、鹿児島城西、不来方、大阪桐蔭です。
この全てのチームがベスト4以上を狙える力のあるチームです。
鹿児島城西は春先から今年最も力のある高体連チームと呼ばれ続け、鹿島内定のFW大迫を中心としたタレント軍団で、間違いなく優勝候補筆頭のチームです。
青森山田は総体では力を出し切れず2回戦で鹿島学園に負けましたが、U-17日本代表の10番柴崎や同じくU-17代表左サイドバック中島、MFの見宝など力のある選手が揃っています。
不来方は総体で、鵬翔、東福岡を破り大津相手にPK戦までもつれ込み旋風を巻き起こしました。集中力の切れない守備力で、総体では1失点もしませんでしたがPK戦で敗れました。
大阪桐蔭はボールポゼッションを高めてショートパスで繋ぎ、前線が活発に動いて相手ディフェンスを切り崩すサッカーで総体ベスト8という結果を残しました。
その他では市立浦和、西京といったチームにも注目したいです。


Cゾーン
広島皆実と作陽が3回戦で当たる組み合わせになりました。昨年の選手権では0-0でPK戦にもつれ込み広島皆実が勝利しています。例年通り「守備の広島皆実」と「組織力の作陽」というチームの特徴は変わらず、今年も拮抗したゲームになると思います。
その他では四中工や筑陽学園、そして今年は少し元気の無い星陵にも注目です。


Dゾーン
一番の注目は野州でしょう。今年の野州はFW坂本やMF潮入といった力のある選手が最終学年を迎えた勝負の年で、優勝した時のようなセクシーフットボールを再現できるか注目です。
野州の対抗は、大津か神奈川代表(おそらく桐光学園)になると思います。
大津は、DF藤本やMF谷口など力のある選手が揃っておりベスト4以上入る力は充分あります。
桐光学園(たぶん)はなんと言ってもU-19代表候補で高校生離れしたフィジカルの強さと高さが武器の長身FW瀬沼に注目したいです。
前回準優勝の藤枝東は、まずはFW住吉率いる難敵の境、そして大津か神奈川代表校と当たる3回戦、野州が勝ち上がってくると思われる準々決勝と厳しい組み合わせとなっています、個々の能力では昨年に比べ劣りますが、大会屈指のダブルボランチを中心とした守備力を生かし一つ一つ目の前の戦いに集中していくことだと思います。

選手権予選決勝

2008年11月16日 20時06分35秒 | 高校サッカー・クラブユース
藤枝東2-0常葉橘

得点者:新井・OG

藤枝東の2得点は共にコーナーキックから。
1点目はGKが飛び出すもボールに触れず、折り返したボールを新井が高さを生かしてヘディング。
2点目は橘の選手の出した足に当たったボールがそのままゴールイン。

共に橘のミスで生まれた得点でした。
(決勝トーナメントで奪った4点は全て相手のミスから奪った得点だった。)

今年の藤枝東をここまで見てきて思ったことは。「大石監督って良い監督だなぁ」としみじみと感じました。
ハッキリ言って今年の藤枝東は選手の能力からして県大会のベスト8くらいのチームでした。昨年に比べたら個々の能力は格段に落ちます。
大石監督は夏までの間で、これまで3バックだったチームのシステムを4バックに変更し、その後小林と藤田のダブルボランチを軸にチーム作りを進めました。
相手を圧倒して勝ちきれるようなチームではないので、勝つチームではなく守備から入る負けないチーム作りをしました。
そして今回の選手権予選で、そのチームの特徴を生かして見事に優勝しました。

この1年かけたチーム作りは非常に評価できるものだったと思います。


決勝みどころ

2008年11月14日 20時33分16秒 | 高校サッカー・クラブユース
選手権静岡県大会決勝のみどころについて

藤枝東対常葉橘

結果予想 
2-0 常葉橘勝利



スタメン予想
藤枝東
     袴田
加藤 増田 岡崎 大井
   小林 藤田
 蓮池     海野
   村松 新井


常葉橘
     鈴木
清野 阿部 大芝 梅原
     
  井戸 村越 小野寺

 中村  松下  植田
 (堤坂)


スタメンは準決勝と大して変わらないと思います。
橘の植田は準決勝は怪我の影響でベンチスタートでしたが、おそらくスタメンで起用されるでしょう。


試合展開については、自力に勝る常葉橘がボールを支配する時間が長くなると思います。前半で橘が先制できれば橘としては大分楽な試合展開になると思います。

藤枝東としては、ここまでの戦いで見せてきた粘り強さで橘の攻撃を防ぎたいところです。


この試合での一番のポイントは、「藤枝東のダブルボランチがどこにプレスをかけるか」という一点に尽きると思います。
今年の藤枝東の最大の長所は安定したダブルボランチの存在です。準決勝の静学戦では、静学が藤枝東のダブルボランチのところにボールを集めてきたため、藤枝東の小林・藤田のダブルボランチが最も活きる試合展開になりました。
常葉橘は、小林・藤田と対峙する中盤の3人は「センターハーフ」的な位置取りであまり敵陣深くまで攻め込んできません。ポディションを少し上げてこのボールの出し所の中盤の3人(特に井戸と小野寺)のところにプレスに行くのか、それとも常葉橘の武器である3トップのケアをするのか、どちらになるのか注目です。(特に左の植田には充分な注意が必要)

藤枝東としてみたら、植田対策として藤田を右サイドで起用する方法もありますが、ここまで勝ち上がってきた形をいきなりいじるようなことはまずしないと思います。




今年の常葉橘について

2008年11月12日 20時09分04秒 | 高校サッカー・クラブユース
静学が負けてテンションは落ちたままですが、大会はまだ続いているので、決勝の展望などを書き込んでいきたいと思います。

「今年の常葉橘について」

常葉橘今年の成績

新人戦中部地区大会:優勝
新人戦県大会:ベスト8 暁秀に3-0で負ける
総体:ベスト4 清商に1-0で負ける
プリンス東海:8位(10チーム中)
※プリンス東海は勝ち点差2の中に4位~8位までがいる混戦だった。




今年の常葉橘は、夏以降にチームを大きく変えてきたという印象が強いです。

<夏までの常葉橘>
     芹沢 
長谷川 阿部 大芝 池田

  井戸 清野 後藤

  堤坂 田中 植田

夏くらいまではだいたいこんな感じのスタメンでした。
この頃の橘の特徴は、個々の能力は高い選手が揃っていたが、攻撃面でそれぞれの選手が「俺が俺が」という意識が強すぎたのか、一人で攻め込んでしまい、チームプレーが希薄だった印象があります。
能力の高い選手を前線に配置して、ボールを支配し攻め込むところまでは良いのですが、最後の決定力の部分で「個人頼み」のような形になってしまい、決めきれず勝ちきれない試合が続きました。
中盤は後藤がFW並みに前線に顔を出す選手で、井戸と清野の2人でバランスをとっていました。(2人だけでバランスを保てるくらいこの2人は良い選手でした)



<夏以降の常葉橘> 
スタメン
      1鈴木
6清野 3阿部 5大芝 19梅原
      9村越
  7井戸    14小野寺

 11中村  24松下  10植田
 (13堤坂)

スタメンが大きく変わっていることがわかります。
両サイドバックの3年生が抜け、ボランチをしていた2年生清野と1年生の梅原が入っています。
中盤には2年生の村越と小野寺が定着しました。
前線は2年生の松下と1年生の中村が入っています。

基本的に「俺が俺が」の意識の強かった三年生が抜け、チームプレーの出来る下級生が起用されている形になっています。
メンバー表を見ると、長谷川、池田、後藤といった3年生の名前が無いので引退したんだと思います。
おそらく夏休み中に、監督がチーム内にかなり大きな荒治療を施したんだと思います。
結果的には、個の力だけで攻めていたチームが11人で戦えるチームに変わったと思います。


ディフェンスについて
センターバックの阿部と大芝は見ていて非常に安定感があります。特に大芝はおそらく今年の静岡県№1センターバックといって良いと思います。SBについては夏までは攻撃的な選手が務めていましたが、今は清野と梅原共にあまり攻め上がることの無い守備的な選手を起用しています。これにより守備が安定して、3トップの攻撃力が生かされていると思います。

中盤について
2年生の村越と小野寺の成長が大きいです。この2人が計算できるようになったため、夏まで井戸と2人で中盤を支えてきた清野をSBで起用できるようになり、井戸は守備での負担が減り攻撃でも顔を出せるようになりました。
村越はボランチ、井戸と小野寺はオフェンシブハーフというよりセンターハーフと言った方が良いかもしれません。
特に小野寺の成長は今年の橘にとって大きかったと思います。視野が広く正確なキックで橘の中盤はこの小野寺が支えていると言っても過言ではないと思います。
基本的に村越が中盤のそこにいますが、井戸と小野寺は左右のポディションを頻繁に代えます。

FWについて
今年の橘は基本的に3トップです。
中心選手は間違いなく10番の植田です。この選手に左サイドで前を向かせてボールを持たせたら決定的な場面を作ってきます。特にスピードに乗ったドリブル突破は破壊力満点です。準々決勝は怪我の影響で途中出場でしたが、決勝はフル出場してくると思います。
3トップの真ん中は2年生の松下が務めます。この選手はボールの位置関係なしに常にゴールに一番近い位置にポディションを取ります。ゴールの意識が高いポディション取りということになるのですが、おそらく本当の狙いは相手DFを引き付けてサイドの植田が前を向いてプレーするスペースを作っているのだと思います。
3トップ残りの1人は2年生の堤坂か1年生の中村が入ると思います。堤坂は中学時代に年代別日本代表に選ばれた経歴をもつエリート選手で、ドリブル突破が持ち味の選手です。中村は独特のリズムを持っている選手です。
個人的には堤坂と植田を同時に起用するとチームがうまく機能しなくなるので中村を起用してくるのではないかと思います。


注目選手
5大芝:今年静岡県№1センターバック。高くて強くて安定感がある。
6清野:夏まではボランチでチームの中盤を支えていた。今はサイドバックでサイドの守備を支えている。
7井戸:チームの柱。正確なキックと判断力でチームの舵をとる。
14小野寺:夏以降に急成長し中盤に定着した。正確なキックはセットプレーでチームの大きな武器になる。
10植田:一昨年の新人王。前を向いた時のドリブルはなかなか止められない。チームで最も決定力のある選手。