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藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

J3 藤枝MYFC対ロアッソ熊本

2021年05月29日 16時38分12秒 | 藤枝MYFC
藤枝対熊本

藤枝総合にてJ3を観戦

藤枝 0ー1 熊本 ※公式入場者数:1219人

得点
後半24分 右からのクロスを9高橋が頭で合わせる

得点には至らなかった決定機
前半12分 (藤)22久富のクロスを18枝村がシュート放つが枠外
前半17分 (藤)10押谷のシューとのこぼれ玉を18枝村がシュート放つが枠外
前半30分 (藤)22久富のクロスを7鈴木がダイレクトボレーで合わせるが枠外
前半33分 (熊)21ターレスのクロスを9高橋が頭で合わせるがGKセーブ
後半25分 (熊)18杉山のカットインからのシュートが枠外
後半28分 (藤)10押谷のパスを受けた19稲積のシュートが枠外
後半34分 (熊)9高橋のシュートのこぼれ球を10伊東がシュート放つが枠外
後半43分 (藤)左からのクロスの折り返しを7鈴木がシュート放つが枠外
後半45分 (藤)41清本のドリブルでの持ち上がりからのパスを受けた4秋山が19稲積に折り返しクロスを28松村がシュート放つが枠外

藤枝スタメン
      1杉本
22久富 2川島 4秋山 24那須川
    5岩間 7鈴木
 18枝村       15杉田
    9大石 10押谷
交代
後半0分 枝村→28松村
後半11分 大石→11宮本
後半11分 杉田→41清本
後半24分 押谷→8岩渕
後半26分 那須川→19稲積

熊本スタメン
      23佐藤
  2黒木 5菅田 3小笠原
      6河原
18杉山          21ターレス
    8上村 7岩下
    9高橋 11浅川 
交代
後半0分 浅川→10伊東
後半28分 上村→15水野
後半41分 ターレス→29宮原

個人的に注目したポイント
前半3分30秒と前半5分10秒 藤枝15杉田と熊本18杉山の順天堂大OBのマッチアップ
前半6分20秒 熊本のフィードボールを24那須川がヘディングでクリアしたシーン。24那須川は左足のキックの精度に特長のある選手だけれども、ヘディングの強さも見せたシーン
前半41分00秒 熊本が押し込む攻撃の場面で、10押谷が相手後方からのプレスでボールを奪いとったシーン。押谷の運動量と出足の良い守備GAチームを助けたシーン。なおほぼ同じようなシーンが前半このシーンの他にも1回あった。
後半3分28秒 28松村がスピードで2人抜き去りチャンスメイク。
後半43分20秒 5岩間の相手のカウンター対応。相手選手からしっかりとボールを奪いとる

感想
前半は藤枝ペースの試合だったが後半は熊本ペースの試合となった。
熊本は後方からしっかりパスを繋いで組み立てていくスタイルのチーム。
前半藤枝のハイプレスがよくハマり高い位置で藤枝がボール奪取してそのままチャンスに結びつけるという展開が多く、藤枝が多くチャンスをつくり出していたが無得点。
後半になると、それまでのハイプレスの影響か?藤枝の運動量が激減。熊本ペースの試合となった。
前半からの藤枝のハイプレス、30度近い最高気温の中でのデーゲーム、藤枝の今日のスタメンの平均年齢は30.7歳、熊本のスタメンの平均年齢は24.5歳。
このあたりの要印が結果に大きく影響したかと思う。

熊本は試合数が藤枝より1試合多いが勝点15で暫定5位。得失点数は藤枝と大差ないがここまでの負け試合は1試合のみ。ロースコアゲームを粘り強く勝ち抜いてきたチームという印象。
昨シーズンのJ3得点王の谷口が抜けて、シーズンオフの目立った補強もなかったが、スタメンを20代前半の選手を多数起用して大幅にチームが若返った印象。
試合を通じて、技術では藤枝の方が優っていたと感じたが、フィジカル面や運動量は熊本の完勝だった。
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2021J3 藤枝対富山

2021年05月02日 08時14分18秒 | 藤枝MYFC
藤枝対富山

藤枝総合にてJ3を観戦 

藤枝 1−1 富山 ※公式入場者数1044人

得点
前半20分 (藤)18枝村からのパスを受けた10押谷が右サイドに抜け出した22久富へパス、久富のクロスを11宮本が決める
後半27分 (富)右サイドの崩しから10花井のエリナないのドリブルをDFが倒しPKゲット 27吉平がPK決める

得点には至らなかった決定機
前半15分 (富)8高橋のスルーパスに27吉平が抜け出しGK1対1でシュート放つが枠外
前半38分 (藤)15杉田が左サイドえぐりクロスからの10押谷のシュートをDFがブロック

藤枝スタメン
      1杉本
22久富 32金  4秋山 19稲積
    5岩間 7鈴木惇
 18枝村       15杉田
    11宮本 10押谷
交代
前半35分 鈴木→16鮫島
後半21分 押谷→9大石
後半21分 枝村→8岩渕
後半39分 宮本→28松村(松村が2列目左、岩渕がFW)


富山スタメン
      31齋藤
  19柳下 5今瀬 4戸根
      17姫野
20音泉         13安藤
    22椎名 10花井
    27吉平 8高橋
交代
後半9分 高橋→32戸高
後半17分 椎名→16末木
後半36分 音泉→23林堂
後半36分 吉平→18松澤

個人的に注目したポイント
前半7分13秒 7鈴木のダイレクトフィードパス。鈴木のキックの精度の高さがわかる場面。ダイレクトのタイミングでしか出せないわずかな相手DFの隙間を縫うパス。
前半24分20秒 18枝村のスルーパスと前半45分の18枝村のスルーパス。共に空間をうまく使ったパス。空いている空間に見方を走らせ空間を有効活用する枝村らしいプレー。
前半38分40秒 27吉平の抜け出しに対する4秋山のカバーリング。地味ながらも秋山のカバーリング能力の高さが分かる場面。
前半40分00秒 19稲積のCKに対する4秋山のヘディング。高い上に対空時間の長いヘディングだった。
後半11分10秒  16鮫島の中盤での競り合いのヘディング。中盤での競り合いでフィジカルの強さを見せた場面。
後半14分30秒 15杉田がルーズボールの競り合いを諦めずに追い、藤枝のスローインにした場面。

選手個票
杉本:前半の吉平との1対1を防ぐ。PKでの失点は致し方なし
久富:先制点をアシスト。試合を通じて枝村との連携が良いんだか悪いんだか
秋山:金にも見劣りしないパフォーマンスを披露
金:藤枝デビュー。前半吉平に抜け出された場面ではコースを切って杉本を助けた。デビュー戦にしては無難な出来。
稲積:攻撃で個性をあまり発揮できず。守備はまだまだ寄せに甘さあり。
岩間:中盤の底をしっかり締める働き。思い切りの良いロングシュートも見せた。
鈴木:前半の負傷交代が心配される。チーム全体的に鈴木の左足に頼りすぎて攻撃の起点がワンパターン化し始めている。
枝村:スペースを使ううまさを見せた。先制点は久富との連携プレー。
杉田:左サイドで運動量上げて攻守に絡んだ。ミス目立ったが決定期にも絡んだ。
宮本:前線で体の強さを見せた。先制点は中への入り方のうまさも見せた。
押谷:精力的に動いていたが今日の試合は空回り。もう少しサボっても良いかも。
鮫島:鈴木の怪我で急遽出番が回ってきたが、鈴木の穴を感じさせないパフォーマンスを披露。体の強さを見せた。
大石:あまりボールが入らず見せ場なし。
岩渕:チームとして攻撃が機能しない時間帯が続き、攻撃に絡むシーンは少なかった。
松村:攻撃が機能しない時間帯で運動量多くボールを追いかけ、一人気を吐いた。

この試合で特に注目したポイント2点

前半29分00秒 金が相手選手の対応でDFラインから吊り出されたタイミングで岩間がDFラインにポディションチェンジした場面。
カウンター気味の相手の攻撃に金が対応してDFラインから前に出て対応した場面、岩間がすぐに金のポディションに入りDFラインを整えていた。その後プレーが切れるまでは岩間がCB、金がDHとしてポディションチェンジしたままでプレー。このポディションチェンジの一連の流れの中に選手の動きの迷いがなくスムーズにポディションチェンジが行えていた事に個人的に感心した。
この試合ではこのシーン以外でも他のポディションの選手が試合の流れの中でポディションチェンジをしているシーンが散見され、「試合の流れの中でのポディションチェンジが増えたな」と感じ、新監督のチーム始動からまだ春先という時期ながらも選手の動きに迷いがないのは正直に凄いなと感じた。

鮫島の出来について
鈴木が前半に負傷交代したのは心配だが、交代で入った鮫島の出来が良かったのは好材料。鮫島というと高校時代は、青森山田の柴崎、前橋育英の小島と並びプラチナ世代のボランチBIG3と称された選手。高校3年の時に大怪我をしてそれからプロでは思うような活躍ができなかったが、この試合では鈴木の負傷交代を感じさせないパフォーマンスを披露。
鮫島を最後に見たのは1年前の練習試合の時で、その時と比べて明らかに胸板が厚くなったと感じた。以前はパス捌きは良いけれど、相手に体を当ててボールを奪いに行く場面でのフィジカルコンタクトに物足りなさを感じる選手だった。しかし1年たったこの試合ではパス捌きよりもCBのカバーに入っても問題なさそうなフィジカルを活かした守備面での活躍が目立っていた。鈴木の状態は心配だが、次の試合でも鮫島を見たいと思わせる活躍だった。


感想
共に決定気の少ない拮抗した試合展開で1−1のドローとなった試合。
相手の富山は監督が昨季まで藤枝の監督だった石崎氏。そして石崎監督について行く形で藤枝から富山に移籍した昨シーズンの主力の姫野、安藤、吉平がスタメン出場(姫野は主将)。フォーメーションも戦い方も昨シーズンの藤枝。昨シーズンの藤枝と闘っているような試合となった。
試合の流れ全体的には藤枝の時間帯の方が多かったと思う。先制点についても右サイドの枝村と久富で見事に崩しての得点だった。
同点に追いつかれてからはチームのリズムが乱れ、攻撃の形が作れないまま試合終了。苦しい時間帯に何をするのか、チーム全体に統一した意識が感じられず選手個々の頭の中に微妙な差があると感じた試合終盤だった。試合中の流れるようなポディションチェンジなど、順調なチームづくりを感じさせる内容の試合だったが、苦しくなったとき、うまくチームが機能しなくなった時に立て直すチーム力に今後の課題を感じた試合だった。
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