Rhythm Technique Fightingspirits

藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

U-21アジア大会優勝

2010年11月25日 23時13分53秒 | オリンピック代表
まさかまさかの優勝。
正直言ってこのチームには全く期待していなかったので驚いている。
実質2軍メンバーだった試合経験の少ない選手達を戦える集団にまとめ上げた関塚監督の手腕を高く評価したい。

チーム力に関しては日本は優勝できるだけの力はなかった。インド戦までは相手が弱すぎて参考にならなかったが、タイ・イラン・UAEとの試合はどの試合も、試合を支配されながらもツキと粘り強さで何とか勝った試合だった。

関塚監督は今回の優勝で、(うれしい?)悩みを抱えることになった。
6月からロンドン五輪の予選が始まるが、それまでの半年間の間に今回召集できなかったJリーグで試合に出ている選手を含めてもう一度チームを作り直さなければならない。今回の優勝チームメンバーをどのように扱うのか監督の腕の見せ所だ。

因みにロンドン五輪予選のスケジュールは以下のとおり(出場枠3.5)
・1次予選 日本はシード
・2次予選 2011年6月19日・23日 1次予選を勝ちあがってきたチームと1対1のホーム&アウェー
・最終予選 2011年9月~2012年3月 2次予選を勝ち上がった12チームが3つのグループに分かれて総当りのリーグ戦を行い各組1位が五輪出場権獲得
・プレーオフ 2012年3月 各組2位が総当戦を行い1位チームがアフリカとの大陸間プレーオフ


今回選出されなかった主なメンバーは以下のとおり
GK
権田修一(F東京) 松本拓也(順天堂大)

DF
椋原健太(F東京) 村松大輔(湘南) 菅沼駿哉(G大阪)
丸橋祐介(C大阪) 吉田豊(甲府)
[U-19世代]
酒井高徳(新潟)

MF
香川真司(ドルトムント) 山田直輝(浦和) 高橋峻希(浦和) 青木拓矢(大宮)
米本拓司(F東京) 大竹洋平(F東京) 山本康裕(磐田) 金崎夢生(名古屋)
中村太亮(京都) 清武弘嗣(C大阪) 横竹翔(広島) 大津祐樹(柏)
鈴木惇(福岡) 宮澤裕樹(札幌)
[U-19世代]
原口元気(浦和) 茨田陽生(柏)

FW
大迫勇也(鹿島) 河野広貴(東京V) 押谷祐樹(岐阜)
柿谷曜一朗(徳島)
[U-19世代]
重松健太郎(F東京)宇佐美貴史(G大阪)

 さらにこの世代の選手がU-19代表だったころ、牧内監督が候補合宿で呼んだ選手の一覧を過去にこのブログでまとめていたのでそちらも参考までに
当時、牧内監督が2年間迷走したチーム作りでの「お試し召集」の一覧、この世代の選手で18歳の頃に期待されていた選手の一覧として参考になる。
まさかこんなところで役に立つとは思わなかった。
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Jユース杯 組み合わせ

2010年11月25日 19時32分43秒 | 高校サッカー・クラブユース
高校サッカー選手権の裏でクラブユースチームの全国大会であるJユース杯が今年もひっそりと行われている。
これまで予選リーグが終了し、決勝トーナメントの組み合わせが決定した。
組み合わせは公式サイト参照

浦和Y・名古屋Y・G大阪Yが予選リーグで敗退した。
F東京Y・東京VY・横浜Y・広島Yあたりが優勝候補か。

各チーム3年生の有力選手の多くが既にユースを卒業しトップチームで活躍しているが、その分期待の1・2年生が多くの出場機会を得ている。
磐田YのGK岩脇、京都YのDF高橋、MF久永、MF原川、新潟YのMF早川、FC東京YのMF橋本、横浜FMYのMF熊谷、札幌YのMF堀米、東京VYのFW南、C大阪YのFW南野、柏YのMF秋野、神戸YのDF岩波などの下級生にも好素材が揃う。

準決勝・決勝の会場は今年も長居スタジアム、東京の国立で行われている高校選手権を意識して長いスタジアムで開催しているのかもしれないが、観客は決して多くない試合なので無理に大きなスタジアムでやるのではなく、観客が見やすい隣の金鳥スタジアムが身の丈にあったスタジアムだと思う。来年は是非金鳥スタジアムで開催してほしい。
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高校サッカー選手権 組み合わせ抽選方法

2010年11月24日 21時29分14秒 | 高校サッカー・クラブユース
高校サッカー選手権全国大会の組合わせ抽選方法について

今年の組み合わせ抽選方法はこれまでと全く同じ(抽選方法は昨年の書き込み参照)

相変わらずTV局が己の利益を第一に考えたとても公平とはいえない抽選方法となっている。
本来なら前年のベスト8の県をシードにして、他は完全ランダム抽選にするべき。
東京・埼玉・千葉・神奈川がそれぞれ準決勝まで当たらないように別々の山に振り分け、各自が地元で試合が出来るように仕組まれている。

例年どおりTV局の都合優先の抽選でした。
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高校サッカー選手権 組み合わせ

2010年11月22日 15時18分15秒 | 高校サッカー・クラブユース
本日、東京の日本テレビにて選手権の組み合わせ抽選会が行われた。
抽選方法は前年と全く同じ。

1山梨県代表(1回戦シード)
2国見   (1回戦シード)

3星陵
4徳島商業

5駒澤大学高 ※開幕戦
6大津

7前橋育英
8神村学園

9室蘭大谷
10四日市中央工業

11流経大柏(1回戦シード)
12明徳義塾(1回戦シード)


13水橋   (1回戦シード)
14沖縄県代表(1回戦シード)

15座間
16香芝

17中京大中京
18久御山

19丸岡
20初芝橋本

21尚志
22佐賀北

23羽黒  (1回戦シード)
24関大一 (1回戦シード)


25佐野日大(1回戦シード)
26作陽  (1回戦シード)

27秋田商業
28九国大付属

29西部台
30香川西

31松商学園
32滋賀県代表

33帝京可児
34立正大湘南

35新潟西 (1回戦シード)
36宇部  (1回戦シード)


37宮崎県工業(1回戦シード)
38日章学園 (1回戦シード)

39静岡学園
40米子北

41遠野
42宇和島東

43駒場
44滝川二

45鹿島学園
46大分鶴崎

47広島皆実 (1回戦シード)
48青森山田 (1回戦シード)



開幕戦  12月30日
1回戦   12月31日
2回戦   1月2日
3回戦    1月3日
準々決勝 1月5日
準決勝  1月8日
決勝    1月10日


静学の対戦相手は以下のような感じになるか?
1回戦 米子北
2回戦 遠野
3回戦 日章学園
準々決勝 青森山田か大分鶴崎か広島皆実か滝川二
準決勝 作陽か九国大付属か香川西か立正大湘南
決勝  流経柏か前橋育英か大津か山梨県代表



ブロックごとの注目

1~12
有力校が集まった非常に厳しいブロックになった。
優勝候補の流経柏をはじめ、前橋育英、山梨県代表、大津、星陵、徳島商業、室蘭大谷、神村学園、四中工、国見以上名前を挙げたチームはベスト8を狙える力が十分にあると思われるチーム。そんなチームがこのブロックだけで10チーム集まってしまった。
力は流経柏が抜けていると思うが、前橋育英、山梨県代表(山梨学院?)も優勝を狙えるチーム。序盤から好勝負が期待できる半面このブロックに入ったチームは気の毒な感じがする。

13~24
関大一にとって比較的戦いやすい組み合わせになった。ベスト8を狙える力を持っていると思われるチームは関大一、水橋、中京大中京、久御山、初芝橋本、佐賀北、尚志あたりだが、1~12のブロックに比べたらチーム力はどのチームもワンランク落ちる。

25~36
作陽、立正大湘南、香川西、九国大付属といった西日本の力のあるチームが入ってきた。初戦で大物食いをするチームとしてすっかり定着した香川西、今年の初戦の相手は総体ベスト8の西部台となった。

37~48
青森山田、広島皆実、静学、米子北、大分鶴崎、滝川二、日章学園、遠野といったチームが有力。静学と米子北がいきなり初戦での対戦となった。静学は昨年の高円宮杯で米子北に負けているのでリベンジの舞台となる。


1~12が非常に厳しい組み合わせで、13~24が比較的楽な組み合わせになった。それ以外はある程度バランスが取れた組み合わせになったと思う。
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最近感じること

2010年11月18日 22時01分42秒 | その他
まず初めに断っておくが、私はサッカー経験の無いサッカー素人。
このブログはサッカー素人が勝手な思い込みを書き散らしただけのものだ。

現在はインターネットからありとあらゆる情報を得ることが出来る。
しかしその情報のほとんど(公式サイト情報を除く)は無責任に書き込まれた情報だ。
特に掲示板や個人ブログに書かれてある情報のほとんどは無責任発言だと思って間違いない。
インターネットから情報を得る時の基本は「取捨選択」、自分にとってどの情報が必要で、どの情報が不必要か、情報を得る側の人間がしっかり判断しなければならない。
情報を発信する側が無責任なのだから、情報を得る側がその情報を信じるか信じないか判断をするしかない。結局責任を取るのは情報を得る側ということになるのがインターネットの世界。
当然、このブログも私が無責任に適当な情報を発信しているに過ぎない。それをどこまで信じるのかは閲覧している皆様次第だ。


サッカー観戦についての考え方について。
試合観戦をする時、私は応援チーム側の応援席に座ることはほとんど無い。大抵、相手チームの応援席に陣取って試合観戦をしている。
理由は、ひいき目になるのが嫌だから。
応援側に座っていると、どうしてもひいき目になってしまい、そのチーム選手の動きばかりを目で追ってしまう。相手側応援席に陣取って見ていた方が両チームの選手の動きが良く見えるようになる。

自分のサッカー観戦の理想は、試合中の「なぜ?」「どうして?」を解決できるようになること。
「なぜ試合の流れが急に変ったのか?」「どうして今の得点が生まれたのか?」等、試合中に起こった事はわからないことだらけだ。それを少しずつでもわかるようにしたいと思いながら試合観戦をしているが、その為にはまず両チームの選手の名前と特徴、それに両チームのフォーメーションが頭の中に入った状態でないと話にならない。
だから応援チーム選手のことだけではなく、対戦チームの情報も(出来るだけ)頭の中に入れて試合観戦をするようにしている。

私はチーム関係者ではない、試合しか見ない部外者だ。深く介入することのない部外者だからこそ、逆に見えてくる部分もあると思う。
今年も出来るだけイーブンな目線で多くのチームを見てきたが、応援チームと他のチームを比べると、「選手のサッカーに対する覚悟」について大きな差を感じた。
応援するチームの選手は他チームの選手に比べて、様々なものを犠牲にしてサッカーに取り組んでいる雰囲気を感じる。
そのサッカーに取り組む気持ちの差が、最終的に大きな差になっていると感じる。

これは簡単なことではない。
「楽をしたい」と思うのは全ての人間が共通して普段考えていること。チーム全体がこの意識の誘惑に負けることなく厳しい環境を作り出すには、チーム全体の高い意識が無ければならない。
この高い意識は今年になって急に出来たものではないと思う、数年前からその応援チーム選手のサッカーに取り組む意識が高くなっているとは感じていた。監督やコーチ等、指導者が軸のブレない一貫した指導を行ってきた賜物だと思う。

特に今年は真面目な選手が多く、一途にサッカーに取り組んできた成果が出たといえる。
試合を見ていると、応援チームの選手はここまで様々なものを犠牲にしてサッカーに取り組んできたのだろうと感じさせられる。


余談だが、逆に最近試合を見ていてチームから「ヌルさ」を感じるチームがあり気になっている。そのチームはつい最近全国大会で準優勝した某名門高校サッカー部だが、最近は試合を見ても厳しさが足りないと感じてしまう。個人的にこのチームに期待している部分があるので自然と見る目が厳しくなってしまっていると思うのだが、どうしても試合を見ていてヌルいと感じてしまう。他人事ではあるが少し心配している。

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ドラゴンボールから考えるマスコミが世間へ与える影響力

2010年11月17日 19時58分29秒 | その他
マスコミの影響力の高い情報化社会となっている昨今、マスコミが世間にどれだけの影響力を持っているのか、鳥山明氏の人気漫画「ドラゴンボール」(以下DB)を例に考えてみたいと思う。

この漫画の主人公である孫悟空と、DB世界のスーパースターであるミスターサタンを比較しながら話を進めていきたいと思う。
戦闘能力    :孫悟空 > ミスターサタン
DB世界での人気:孫悟空 < ミスターサタン

以上の関係式については改めて確認するまでもないだろうが、DB読者として1つ疑問に思うのは「なぜミスターサタンはそんなに人気があるのか?」ということだ。
孫悟空は第23回天下一武道会優勝者であり、第21回・第22回では連続で準優勝している。
対してミスターサタンは(作品の設定上は)第24回天下一武道会優勝という経歴を持っている。
どちらも天下一武道会の優勝者だが、人気に関してはミスターサタンが世界のヒーローなのに対して孫悟空の存在を知っている人間は非常に少ない。

なぜ同じ大会の優勝者なのにも関わらずこれほど人気に差が出たのか?
これが今回の論点。


それまでどちらかというとマイナーな大会だった天下一武道会が、(おそらく)第24回の大会からスポンサーがついてマスコミが入ってきたことによりTV中継など世界的に大々的に放映されるようになったこと、そしてミスターサタンがそのマスコミの扱い方がうまかったということが原因だと考えられる。

あくまで勝手な推測だが、孫悟空がピッコロと戦った第23回大会から第24回大会の間に10年以上の大会が開催されなかった空白の時間がある。おそらく孫悟空とピッコロの戦いによって、ピッコロ代魔王が復活してパニックになったり、会場が吹き飛んだりしたことが問題になり天下一武道会そのものが無くなりかけたが、そこから大会を復活させようという動きが出て、スポンサーがつきこれまで以上の規模の大会に生まれ変わりTV中継もされ世界的にも注目される格闘技大会として劇的な復活をしたのだと思う。
孫悟空が活躍していた第23回大会までの大会については、TV中継はもちろん無く、観客席は階段席ではなくただの平地。試合が良く見えたのは観客席最前列の人だけだった。そんな状態ではいくらレベルの高い試合をしても、そのレベルの高さを実感できるのはおよそ100人程度だけ。その人が後で他の人に「すごかった」といくら言ったところで、そのレベルの高さが充分に伝わることは無いだろう。
ミスターサタンの優勝した24回大会では(おそらく)TV中継があり、観客席もより多くの観衆が観戦できるように階段席になっていたと思われる。注目度が高くなった大会で優勝したことによりミスターサタンの名が世界に広まったと考えられる。
※ 実際は、ミスターサタンが第24回天下一武道会で優勝したというのは後付設定、最初は格闘技の世界チャンピオンとしか紹介されていなかった。

DB世界の人間からしてみたら、映像などは残ってなく見たことも無い前回大会の優勝者の孫悟空のことは何もわからない、TV中継していてマスコミが大きく取り上げたミスターサタンはスゴイ!という感覚だろう。


誤解を恐れずに思い切ってサッカーに例えてしまうと以下のとおりになる
高円宮杯の優勝チーム=孫悟空
選手権の優勝チーム =ミスターサタン
高校選手権を侮辱していると怒られそうだが勘弁してほしい。

ミスターサタンが世界最強だと信じて疑わない人間を生み出すくらいマスコミの力は想像している以上に果てしなく大きい。熱の入った過剰報道は、踊らされ誤解する無知な勘違い人間を大量生産する。
無知な勘違い人間が増えれば増えるほど、その誤解は多数派となり世界の当たり前の常識となってしまう、恐ろしいことだ。

ミスターサタンには本当の実力は無かったがマスコミに注目されたという運があった。そしてそのマスコミをうまく利用して世界のヒーローになった。これだけ見たらミスターサタンは運と少しばかりの実力だけだったといえるかもしれない。
しかし忘れてはいけないのは、ミスターサタンは自分の人気でDBの世界を救っている。無知な勘違い人間を自分の都合の良いように使う事、それも「1つの力だ」ということをミスターサタンが教えてくれた。

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選手権出場チーム

2010年11月16日 19時34分03秒 | 高校サッカー・クラブユース
選手権出場チーム一覧

北海道 室蘭大谷 △
青森 青森山田 ◎
岩手 遠野 △
秋田 秋田商
山形 羽黒
宮城 宮城工
福島 尚志 △
東京A 駒大高
東京B 都駒場
千葉 11/21 市立船橋×流経大柏 ◎
茨城 鹿島学園
栃木 佐野日大 △
群馬 11/20 前橋育英×桐生第一 ◎
埼玉 11/21 西武台×正智深谷 注
神奈川 座間 △
山梨 11/27 11/21 山梨学院大附×帝京三 日大明誠×日本航空 ○
新潟 新潟西
長野 松商学園
富山 水橋 注
石川 星稜 ○
福井 丸岡
静岡 静岡学園 ◎
愛知 中京大中京 △
岐阜 帝京可児
三重 四日市中央工 ○
滋賀 11/27 綾羽×野洲 △
京都 11/21 立命館宇治×久御山
大阪 関大一 △
兵庫 滝川二 ○
奈良 香芝
和歌山 初芝橋本 △
鳥取 米子北 ◎
島根 立正大淞南 ○
岡山 作陽 ◎
広島 広島皆実 ○
山口 宇部
香川 香川西 ○
徳島 徳島商 △
愛媛 宇和島東
高知 明徳義塾
福岡 九州国際大付 ○
佐賀 佐賀北 注
長崎 国見 △
熊本 大津 ○
大分 11/21 大分鶴崎×大分 注
宮崎 日章学園 ○
鹿児島 神村学園 ○
沖縄 11/27 11/20 那覇西×前原 那覇×具志川


ろくに各チームの状態を知らないが、自分の勝手な偏見だけで注目チームを挙げてみた。
優勝候補は、青森山田・群馬県代表(前橋育英?) ・千葉県代表(流経柏?)・静学・米子北・作陽あたりか?

個人的に注目しているのが立正大淞南と徳島商業の2チーム。
立正大淞南は「何かやってくれるチーム」だと期待している。藤枝で高円宮杯の試合を見たが今年は特にチームの一体感が素晴らしい。選手権を盛り上げてくれそう。
徳島商業は今年初めに部員による集団万引きが発覚し活動停止に追い込まれていた。10月に活動再開を許され、この選手権は久しぶりの公式戦だったがそれでも全国大会出場を決めてきた。元々今年の徳商は期待されていた有力選手が最終学年を迎えた勝負の年、一度地獄を見たチームの強さを見せるか?

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全国高校サッカー選手権大会

2010年11月15日 19時03分12秒 | その他
「夏の甲子園・冬の選手権」と言われる非常に注目度の高い高校生スポーツの一大イベント。
現在、高校サッカーには3つの全国大会が存在する。夏の総体、秋の高円宮杯、冬の選手権、この中で冬の選手権だけが異常に注目度が高い。
決勝戦には毎年国立競技場に5万人もの観衆が詰め掛ける。高校生の部活動の試合としては、異常な数字だというほかない。

選手権は世間の注目度が非常に高い大会ではあるが、近年は優秀な選手の大半はクラブユースに流れその中身に関しては寂しい状態になっている。
以前まで、私は高校サッカー選手権の人気は低下し、レベルの高いクラブユースのチームも出場している高円宮杯の人気が高くなると思っていたが、最近になってそれは間違いだという事に気がついた。
試合のレベルについては、選手権<高円宮杯ということで間違いない。
しかし、選手権を毎年見ている一般市民が高校サッカーに求めているものは、レベルの高い試合ではなく「青春」だとか「引退をかけた高校3年間の集大成」という「汗や涙」というフレーズを背負ってひたむきにプレーする高校生の姿だ。
レベルの高い試合を見たいのならば、高校サッカーではなくJリーグや海外の試合を見れば済むことだ。
高校生年代トップレベルの試合を観戦して「10年後の日本代表選手を探そう」という気の長い趣向を持って試合を見る人はほとんどいない。
クラブユースだって同じ高校生が一生懸命プレーしており、クラブユースには「青春・汗・涙」が無いとは言わない。しかし一般市民がクラブユースに対しても高校サッカー同様に注目していくことは無いだろう。なぜなら一般市民にとっては「そもそもクラブユースって何?」という状態だから。日本では高校生がスポーツをするのは部活動が当たり前、欧州のようにクラブチームの文化はまだまだ根付いていない現状では、いくらクラブチームに選手が流れても、高校サッカーの方が一般市民にうける現状は当分変らないだろう。

高校サッカーはクラブユースに比べレベルは落ちるが、高校サッカーが日本サッカー界を現在も支えていることは間違いない。クラブユースに有力選手が流れているとはいえ、クラブユースチームでサッカーをしている高校生はごく少数で、高校生のサッカー人口のほとんどが高校サッカー部所属、高校サッカーがなければ日本サッカー界は成り立たなくなってしまうだろう。

それにしても部活動の全国大会決勝戦に5万人の観衆が集まる日本の文化は改めてすごいと思う。そしてその中でプレーできる選手はこの恵まれた日本文化に感謝するべき。
「人気・実力・注目度」様々な面でアンバランスな大会になってしまったが、高校サッカー選手権はもはや部活動の全国大会ではなく「国民的イベント」と考えた方が良い。



ただ、高い予算を組んで大会を運営する分マスコミも必死、「怪物」とか「●●2世」等と素人うけの良い言葉をならべ、世間知らずの高校生をヒーローに仕立て上げ注目を集めようとする。
ある程度注目された方が選手の成長には良いと考えているが、選手権の注目度の高さは異常な部分がある、必要以上に注目が集まり逆に選手がダメになってしまうケースもある。本当にマスコミの力は怖い。

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選手権予選 決勝

2010年11月14日 17時17分32秒 | 高校サッカー・クラブユース
静学 3ー1 清商

得点
前半23分 (静)25長谷川の右からのクロスを22大橋が合わせる
前半32分 (静)8大島のFKを10鈴木が頭で合わせる
後半10分 (静)5片井のシュートをGKがはじいたところを3松本がつめる
後半18分 (清)7青木がPKゲット、10前澤がPK決める

静学スタメン
     1一ノ宮
6伊東 4金  3松本 5片井
    8大島 15星野
     25長谷川
 22大橋 10鈴木 18利根
交代
後半18分 8大島が2枚イエローで退場、大橋がDHに入る
後半19分 鈴木→14中西
後半26分 大橋→13大石
後半39分 利根→9廣渡

清商スタメン
     1秋山
6兼岡 4大道 5新井 7青木
    16吉田 9岩崎
 22中田       11小倉
    8風間 15佐野
交代
後半0分 中田→10前澤
後半0分 吉田→24松永

感想
久しぶりの選手権全国大会出場権獲得。
予想通り清商は守り重視、全体をコンパクトに保ちプレスをかけ続け静学に攻撃の形を作らせない狙いの守備をしていた。まるで明誠のサッカーを見ているようだった。ただそれによりリトリートになりFWの位置が下がってしまいカウンターの怖さがなくなっていた。
前半の静学は、清商のサッカーにお付き合いしながらも、少ないチャンスを確実に決めて2得点したことは賞賛に値する出来だった。ただ、決勝という事で慎重に試合に入ったことは理解できるが、攻撃の形が作れない時間帯が続いた時の前線の動きが少なかったことは少し不満。後ろでボールを回しながら星野や大島が一生懸命崩すところを探していたが、もっと3トップが動き回って崩すポイントを作り出してほしかった。
後半は早い時間で追加点を奪えたことが大きかった。あの追加点のおかげで試合がほぼ決し、その後の大島の退場もあったが問題なく試合を終わらせることが出来た。選手達は非常に良く集中していたと思う。

理解できない大島への1枚目のイエロー等、審判の笛は終始不安定で、退場者を出すハプニングもあった中で、それでも清商を問題なく退け底力の差を見せ付けた。選手権予選で、これだけ明確な力の差を見せつけて優勝したチームというのはあまり記憶に無い。
今回の予選については、静学と対戦するチームが必要以上に静学を意識しすぎていたという印象が強い。清商はFWまで引いていたし、明誠も全体的に引きすぎていた、飛龍に至っては普段やっていない5バックで試合に臨んできた。
結局、どのチームも静学を意識するあまり自分達のスタイルを崩してしまい自滅したように見えた大会だった。

他のチームが自滅したとしても、今年の静学が非常に強いという事は間違いない。今大会のMVPには大島が選ばれたが、選考委員は誰を選べば良いか困ったと思う。J入団内定した大島が最も注目されているが、静学と対戦するチームは大島1人抑えれば良いのかというと全くそんなことは無い。
今年のチームの最大の長所は、代えの利かない絶対的な選手がいないこと。
それはレベルの高い選手がいないという意味ではなく、レベルの高い選手が各ポディションに揃っていて、ベンチにも同等の力を持った選手が控えているという事。
また、チームが良くまとまっていて雰囲気が良いと感じる。前回選手権で全国大会に出た時の杉浦世代も同じ雰囲気を感じた。
全国大会まで少し時間が空くが、また静学では非常に厳しいレギュラー争いが再会することになる。今回は怪我で試合に出られなかった篠原や渡辺、他にも秋山や決勝で結果を残した大橋、他にもベンチにいた選手だけでなく現在Bチームの選手も虎視眈々とチャンスを狙っている。
全国大会の前に日本一厳しいレギュラー争いがまた始まる。


大会表彰選手
MVP 大島(静学)
新人王 佐野(清商)
得点王 風間(清商)・佐野(清商) 共に3得点
アシスト王 長谷川(静学) 3アシスト
ベストイレブン
GK 一ノ宮(静学)
DF 金 (静学)
DF 松本(静学)
DF 向田将(明誠)
MF 星野(静学)
MF 長谷川(静学)
MF 前澤(清商)
MF 原口(明誠)
FW 風間(清商)
FW 佐野(清商)
FW 遠藤(翔洋)

優秀GK 秋山(清商)
優秀DF 新井(清商)

コメント (2)
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明日は選手権予選決勝

2010年11月13日 15時12分57秒 | 高校サッカー・クラブユース
明日、13時よりエコパにて選手権予選決勝が行われる。

何事もなければ静学が勝利するだろう。
しかし、その何かを起こそうとしてくるのが「策士」大瀧監督。

清商が静学と叩き合いの試合をやることはまず考えられないので、ロースコアゲームになるよう試合に臨んでくるだろう。
大瀧監督としては、出来るだけ長い時間0-0の状態を保ちたい、得点はセットプレーからが理想というイメージか?
清商のセットプレーは8風間が蹴ったボールに飛び込む15佐野のタイミングの良さが「息が合ってるな」という感じで目を引いた。
清商は9岩崎、10前澤、11小倉の中盤の選手がどれだけ高いポディションを取れるか注目したい。静学の攻撃陣を意識しすぎてこの3人が下がりすぎてしまうと、何か起こそうにも、何も起こせない状態になる。

静学は明誠戦のように早い時間帯に得点できれば楽な展開になる。
前半30分までに何回かチャンスが生まれると思うが、その決して多くはないチャンスをものに出来るかが重要。
集中してキッチリ1つチャンスを決められれば問題ないが、「まだ前半だから」という意識で集中力低く外してしまうと、結局その試合は難しい試合になってしまうもの。


昨年から今年にかけての静学対清商の試合についての一言感想

去年の総体決勝
静学有利と見られていたが静学のミスから清商が先制し、その後は清商が静学に対して(選手交代等)常に先手をとり、静学に思うように試合をさせなかった。
大瀧監督してやったりの試合。

去年の選手権準決勝
「怪我人対病人」という構図になってしまい互いにベストメンバーが組めなかった寂しい試合。
清商が静学守備陣を崩しオウンゴールで得点、静学が最後に猛攻を仕掛けるが及ばず。

今年の総体決勝
静学が常に主導権を握り、清商を退けた試合。選手交代等でも川口監督が先手を取り、大瀧監督は打つ手無しという状態だった。
川口監督が大瀧監督に対して1年前のリベンジを果たした試合。


川口監督と大瀧監督の采配にも注目していきたい。
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