Rhythm Technique Fightingspirits

藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

J3 藤枝MYFC対AC長野パルセイロ

2022年03月19日 20時17分00秒 | 藤枝MYFC
藤枝総合にてJ3を観戦

藤枝 1ー1 長野  ※公式入場者数:1,135人

得点
前半36分 (藤)7鈴木惇のロングフィードに抜けだした11土井が相手との競り合いに勝ちGK1対1を決める
後半41分 (長)エリア内でのシュートがDFの手に当たりPK。11デゥーク
がPK決める

得点には至らなかった決定機
前半3分 (長)ロングフィードに16森川が抜けだし粘ったところから、14三田のシュートをGKセーブ、こぼれ玉を16森川がシュート放つがDFブロック
前半25分 (藤)24久保のクロスを8岩渕がシュート放つがGKセーブ


藤枝スタメン
      35内山
  6小笠原2川島 3鈴木翔
    7鈴木惇18水野
24久保          26温井
    26横山 8岩渕
      11土井
交代
後半0分 鈴木翔→16神谷
後半0分 温井→27榎本
後半15分 久保→4秋山
後半27分 岩渕→19三木
後半37分 鈴木惇→5岩間

長野スタメン
      21矢田貝
4船橋 2喜岡 5池ケ谷7水谷
      15宮阪
  17佐藤     6坪川
      10東
    14三田 16森川
交代
前半34分 矢田貝→35金(負傷交代)
後半13分 東→13佐野
後半13分 池ケ谷→3秋山
後半24分 三田→19杉井
後半24分 森川→11デゥーク

印象に残ったプレー
前半37分40秒 6小笠原の守備シーン。サイド仕掛けてきた相手にクロスを上げさせなかったシーン。ねちっこい良い守備だった。
前半39分40秒 11土井の中盤でボールキープしたシーン。ルーズボール気味の状態でセンターサークル付近でボールを受けて、ボールを失わずしっかりキープして藤枝ボールにしたシーン。前線の選手がこれをしてくれるとチームはものすごく助かる。
前半47分50秒 24久保がサイドで仕掛けて、一度止められて仕掛け直そうとした瞬間に、相手の意表を突くパスを正確に通したシーン。難しいタイミングと角度のパスだったが、いつパスコースを確認していたのかと思うくらいのハイレベルなプレーだった。


選手寸評
内山:個人的今日の試合のMVP。ファインセーブ多数。特に失点直後の相手シュートの横っ飛びセーブはチームを救った
川島:前半の決定機を与えてしまった裏値の抜け出しの対応のみルーズになっていた
鈴木翔:守備に穴はあけなかったが目立った活躍も無し
小笠原:守備対応は基本シャットアウトしていた
水野:タフな内容の試合で90分間走りきった
鈴木惇:先制点をアシスト。運動量は少な目
久保:久保のサイドからの仕掛けが藤枝の武器になっている
温井:効果的な攻め上がりやクロスは見られなかった
横山:中盤の底でたくさんボールに触っていた方がリズムがでる
岩渕:決定機決めきれず。それ以外は長野の中盤プレスに埋没
土井:2試合連続得点。前線で1人存在感を放つ。数少ないボールがおさまる所

感想
全体的にはやや長野ペースだった試合。中盤の長野の圧力が強く藤枝は中盤で劣勢の展開が続いていた。それでも藤枝は縦パスから数少ないチャンスを11土井がものにして先制。ハーフタイムには、あまり機能していなかった左サイドの2人を後半頭から交代する積極采配。それでもやや長野優勢の展開は変わらず、後半20分過ぎには藤枝の運動量が落ちて堪え忍ぶ展開。なんとか1ー0で試合を終わらせたかったが、後半41分にPKで追いつかれ、その後逆転される流れになりかけるもGK35内山のファインセーブもあり1ー1のドローで試合を終えた。
攻撃的なチームである藤枝が、最後は守り一辺倒になって、でも守りきれなくて勝ちを逃した試合だったが、昨シーズンに比べたら劇的に失点の数は少なくリードした試合展開を見せていて、年単位の長期目線で見たら、チームの成長を感じた試合だった。
1点リードした状態での、ハーフタイムの左サイドの2枚代えは驚いた。何か理由があるかもしれないけれど、実際前半の出来を見たら右サイドは良かったけれど左サイドはそれほどでもなかったので、こういう攻撃的な采配は嫌いじゃない。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

J3 2022シーズン開幕戦 藤枝対鳥取

2022年03月12日 19時16分32秒 | 藤枝MYFC
藤枝 3−0 鳥取 ※入場者数:1207人

得点
前半6分 11土井の前線でボールをおさめ26横山がサイドにスルーパス、8岩渕のクロスを24久保が決める
前半18分 7鈴木のクロスを24久保が決める
前半45分 26横山のスルーパスに抜け出した11土井が決める

得点には至らなかった決定機
前半30分 (鳥)藤枝の中盤でのボールロストから9田口のシュートがポスト直撃

藤枝スタメン
      35内山
  6小笠原2川島 3鈴木翔
    7鈴木惇18水野 
24久保         23温井
      26横山
    8岩渕 11土井
交代
後半19分 久保→33河上
後半19分 横山→19三木(土井が1トップ、岩渕と三木の2シャドー)
後半28分 岩渕→20中井
後半37分 鈴木翔→4秋山
後半37分 温井→27榎本


鳥取スタメン
      31糸原
  24坂本 3増谷 15知久
    21永島 6新井
8安藤         14魚里
  18石川 9田口 11大久保

交代
後半0分 大久保→19清永
後半19分 安藤→17妹尾
後半28分 田口→20小澤(石川がCF、小澤がWG)
後半35分 坂本→23長井

感想
2022年シーズンの開幕戦。藤枝が3−0の快勝で開幕戦勝利を飾った。
藤枝は前半の少ないチャンスをことごとくものにして早い時間帯にリードを奪い前半終了間際にダメ押しの3点目。
後半は拮抗した展開が続いたが、後半投入された若手が存在感を見せ、守備面でも無駄な失点なく無失点で試合を終えることができた。
攻撃面では新加入の11土井の活躍が目立った。また中盤にはボール回しに秀でた選手を多く配置し積極的にボールを回して昨年に続く攻撃的サッカーのチームを作ろうとしている監督の意図を感じることができた試合だった。
守備面に関しては相手のミスに助けられたシーンが多々あったが無失点で試合を終えられたことが一番の収穫。キャプテンマークをつけた2川島を中心に守りきった。
中盤のボール回し、サイドからの攻撃、前線の攻撃力に魅力を感じた一方で、カバーリングなどの守備面、ハードワークといった部分に課題を感じた試合でもあった。
対戦相手の鳥取に関しては、個人的には9田口が目立っていた。高卒3年目の若手ながら鳥取の攻撃で最も危険な選手だった。いわゆる「本能型FW」で若い頃の大久保嘉人を見ているような気分だった。スプリント力と得点に関する嗅覚に秀でたものを持っている選手だと思った。特に試合中常に特典の臭いがしそうなところを探っている姿勢が良かった。大久保嘉人が川崎Fで一花咲かせたようにパサーに恵まれたら化けるかもしれない選手。今後上のカテゴリーのチームから引き抜かれるかもしれない選手だと感じた。


選手個評
35内山:積極的に前に出る守備を見せた。鋭い縦パスも見せた。
3鈴木翔:守備面は終始無難に対応。攻撃面はたまにオーバーラップ仕掛けるが不発
2川島:積極的に前に出る守備で相手縦パスを複数回見事なパスカットをして見せた
6小笠原:終始無難にプレー。守備に穴は開けなかった
7鈴木惇:チームの心臓として配給役に終始。2点目をアシスト。
18水野:中盤でのボール回しの潤滑油となる活躍。
24久保:前半早々の2得点。サイドで複数回仕掛けも見せて攻撃のポイントとなった。
23温井:サイドで上下動を繰り返した。決定期の演出するクロスは無かった。
26横山:得点を演出するスルーパスで結果を残した。
8岩渕:土居の周囲をうまく動いて土井をフォローした。
11土井:前線で存在感を放つ活躍。個人的今日のMVP。
33河上:サイドで攻撃の起点となるもクロスは合わず
19三木:ボールをしっかり収め後半停滞していた攻撃を活性化させた
20中井:積極的な動き出しを見せたが目立った活躍は見せられず
27榎本:こだわりを感じるドリブルでチームの攻撃を自分色に染めていた
4秋山:短い時間でしっかり跳ね返し無失点に貢献

今日の試合で個人的に注目した場面
前半11分50秒の11土井の相手選手に対してプレッシングを仕掛けた場面
今季の注目補強選手である昨季のシンガポールリーグMVPの11土井について、どんな選手か注目しながらの観戦となった開幕戦。
11土井に対する印象は「前線のオールラウンダー」前線でボールを収めるのも上手いし、フィニッシュの形も持っている。そんな中で印象に残ったのが前線でのプレッシング。
土井のプレッシングを見ていて「意図のあるプレス」が非常に多かったのが印象に残った。その象徴が前半11分の場面。パッと見は後ろから追いかけてプレスをかけているだけのシーンだけれど、意図して「相手にバックパスを出させないようにして前に仕掛けざるを得ない状況を作り出すプレス」を仕掛けていた。これにより相手選手はアンパイなバックパスの選択肢を奪われ、リスクが多少ある前へのパスを選択せざるを得ない状況になっていた。
このシーンの他にも11土井のプレスを見ていると適当にボールを追いかけ回すシーンはほとんどなく、意図的に相手のパスコースを切っているシーンが多かったのが印象的だった。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする