Rhythm Technique Fightingspirits

藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

清水フェスティバル

2009年03月28日 17時39分32秒 | 高校サッカー・クラブユース
今日、清水フェスティバルに行き、3試合観戦してきました。

《清水フェスティバルについて》
・基本的には練習試合の延長的なもの。線審は参加チームから出し、記録員はいない。
・大会パンフレットの販売は無し、大会関係者用のパンフレットはあるが登録選手は載っていない。(おそらく選手登録自体が無い)
・観戦無料
・試合会場の観客席については(会場によるが)無いと考えた方が良い。

つまり、観戦向きの大会ではありません。練習試合だと思ったほ方が良いですね。
一応持って行った、ヤンサカフェスティバルとサニックス杯のパンフレットが役に立ちました。



エスパルスY 1-1 八千代 ※後半25分まで観戦

得点
前半30分 石原が左サイドを抜け出したところにスルーパスがとおりシュート。
後半25分 7番CK→3番がつめる


エスパルスYスタメン
    長島
深澤 田代 山崎 中原
   青木 伊東
 石原     成田
   柏瀬 畑

交代
成田→進藤


八千代
    17
13  3 4  2
    6
  9   8
    7
  10   15

交代
8→11(15がMF、11がFW)


感想
どちらかといえばエスパルスペースの試合だったと思います。
エスパルスは稲毛と柴原が不在でした。
成田と石原は途中からポディションチェンジしていました。
エスパがボールを持ち、攻撃を仕掛けるが八千代の守りにシュートまでいけず、ボールを奪われ逆襲を食らう、そんな感じでした。
八千代は中盤の4人がコンパクトに頻繁にポディションチェンジしていました。
また、八千代の10番が目に付きました。ドリブル・ヘディング。テクニックがありボールを持ったら怖い選手だったと思います。
最後に八千代の監督の人柄の良さに惚れました。


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静学 0-1 玉野江南

得点
前半15分位 (玉)FK直接、GKがDFに指示を出している隙に蹴りこむ

静学スタメン
4-4-2(中盤ボックス型)
練習試合陽のユニで背番号もバラバラのためメンバーの確認せず。

玉野江南スタメン
4-5-1(ダブルボランチ、2列目に3人)
練習試合陽ユニのため背番号の確認せず。


感想
静学の選手はわかる選手も当然いましたが、自信が無いので書き込みは控えます。
静学はハッキリ言って良くなかったです。自分達のやりたいことが相手のプレスでうまく出来ず、連動が無くなり中盤がブツ切り状態になっていました。
後半から和田が入って2列目に仕掛けの起点が出来たことで、周りも連動できるようになりかけましたが、結果を残すところまではいきませんでした。
あと、落合が新人戦の時に比べて今日の試合(特に出足のよい守備が)良かったと感じました。

玉野江南は「守備は堅く攻撃は強い」全員でがんばる良いチームという印象でした。


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名古屋Y 3-2 鹿児島実業


得点
前半13分 (名)矢田(10番)のFK→4番がつめる
後半23分 (名)矢田(10番)のドリブルシュート
後半30分 (名)三浦(6番)の右足ミドルシュート
後半37分 (鹿)右からのクロスボールを中でつめる

名古屋Yスタメン
     1(?)
 3  4  2  7
    12  10
  8      6
    11  21


鹿児島実業スタメン
     木川
     脇元
野間 重信  梅元 市田
     迫屋
 中島     大内田
    下栗
      才原

感想
試合は名古屋Yペースで終始展開しました。個々の能力に差があったと思います。


名古屋Yスタメン選手について
3=岸光
4=岩田
7=中野
10=矢田(U-18代表候補)
8=小幡
6=三浦
11=奥村
21=高原(新1年、名古屋期待のルーキー)
※選手名については私の憶測ですのであしからず

今年のチームの中心はレフティーの10番矢田になると思います。
ボールを蹴るのはほとんど左足。昨年は左サイドに張り付いていましたが、今年はボランチに転向したようで、パスをさばき、ドリブルで飛び出し、シュートを決めるなど昨年に比べてピッチ内でイキイキと躍動していました。
失点シーンは選手交代が続き、相手のマークが曖昧になった時にやられた感じでした。
昨年は小幡、金編、岸など下級生が多く出場していたので、今年の名古屋は昨年に比べて現段階では完成度が高いと感じます。


鹿児島実業は、サニックス杯で見た時に続き変則的なフォーメーションでした。
脇元をリベロにして、残りのCB2人が相手2トップにマンマークについていました。
しかし、ボールをキープして落ち着かせることが出来ず常に名古屋に主導権を奪われる展開でした。
 

U-18海外遠征メンバー

2009年03月26日 22時56分31秒 | ユース代表
布ジャパン3度目の代表候補合宿にして、初の海外遠征のメンバーが発表されました。

スタッフ
監督:布 啓一郎【(財)日本サッカー協会 ナショナルコーチングスタッフ】
コーチ:牧内 辰也 【(財)日本サッカー協会 ナショナルコーチングスタッフ】
GKコーチ:川俣 則幸 【(財)日本サッカー協会 ナショナルコーチングスタッフ】

選手
GK
01 大森 圭悟 1991.04.22 190cm 89kg 広島ユース
18 川浪 吾郎 1991.04.30 192cm 82kg 柏U-18

DF
02 田中 優毅 1991.03.27 172cm 66kg 日本体育大(四中工)
03 岡  直樹 1991.04.15 175cm 59kg 横浜ユース
04 阿部  巧 1991.05.26 165cm 62kg FC東京U-18
05 茨田 陽生 1991.05.30 171cm 58kg 柏U-18
06 木村 一貴 1991.07.08 183cm 68kg 神戸ユース
07 森保 翔平 1991.08.17 168cm 55kg 広島ユース
08 扇原 貴宏 1991.10.05 181cm 65kg セレッソ大阪U-18

MF
09 六平 光成 1991.01.16 174cm 64kg 中央大(前育)
10 佐々木一輝 1991.02.19 172cm 65kg 京都産業大(徳島商業)
11 田口 泰士 1991.03.16 174cm 65kg 名古屋(流経柏)
12 加藤  大 1991.05.07 173cm 62kg 三菱養和
13 古林 将太 1991.05.11 173cm 63kg 湘南ユース
14 塩田  光 1991.05.29 168cm 48kg 横浜ユース
15 風間 宏希 1991.06.19 175cm 64kg 清水商

FW
16 住田 貴彦 1991.03.12 178cm 70kg 大分(境)
17 南條  駿 1991.03.21 178cm 70kg 阪南大(鳴門)
19 赤崎 秀平 1991.09.01 174cm 68kg 佐賀東
20 吉原 正人 1991.10.27 184cm 67kg 福岡U-18


正直パッとしないメンバーです。もっと軸になれる選手は他にいると思うのですが・・・。(原口のことではありません)
ただ私がこの世代の選手に詳しくないだけで、今回選ばれている選手が私の知っている選手より能力のある選手なら何も問題はありません。


前回の牧内監督の時のことがあるので悪い方ばかり考えてしまいます。
今回はチーム作りの段階での迷走は勘弁願いたいです。


WBC

2009年03月24日 23時35分43秒 | その他
WBCで日本が2連覇を達成しました。

このWBCという大会を見て感じたことは、「周囲の目が選手を育て大きな力を与える」ということです。

日本国内でのWBCフィーバーと言って良いほどの大きな関心が、今大会の優勝の大きな原動力になったといっても良いと思います。

それに対して、開催国のアメリカは前回大会に引き続きこのWBCに対する関心は低く、決勝のヤンキースタジアムには空席も見られました。
聞いた話では、大学バスケットボールの全国大会と時期が重なり、アメリカ国内ではWBCより大学バスケの方が注目されていたそうです。

スポーツ選手は、周囲の期待や注目されることで「やらなければいけない」という使命感を持ち、それが大きな成長につながることは言うまでもありません。(あまりにも過度な期待は選手を潰したり、勘違いさせてしまうこともありますが)

自国の期待度や温度差も今回の結果の一因だったと思います。



オリンピックがU-21化?

2009年03月23日 22時44分15秒 | オリンピック代表
先日ニュースでオリンピックサッカーがU-23からU-21に変更される方向で話が進んでいるようです。

もし、U-21になった場合の影響について考えてみます。

・1番の問題となるのは、本来次回のロンドン五輪で23歳になる世代の選手達の世界大会を経験する場がなくなることだと思います。
そもそも、次回五輪を23歳と22歳で迎える選手達というのは、昨秋のアジアユース大会で、ワールドユース出場権を逃した世代です。
ワールドユースの出場権を逃した上に、五輪出場権も剥奪されたということになります。22歳になる選手(柿谷・水沼・金井・岡本・山田・高橋等)はU-17の世界大会に出場していますが、23歳になる選手(金崎・大迫・山本康・鈴木惇・青木等)は全く世界大会を経験できないということになってしまいます。
世界と戦う機会の少ない日本選手にとってはこれが一番大きな問題になると思います。

・U-21化は日本にとって不都合かというと、ロンドン五輪に関して言えば全くそんなことはないと思います。
ロンドン五輪を21歳で迎える選手で代表的な選手にレッズの原口がいますが、それ以上に20歳になる世代の選手は宇佐美、宮吉、内田達等のこれまでの世代の中でも、小野・稲本・高原らがいた世代に匹敵するタレント揃いの異常に高い可能性を秘めた世代です。
その選手達が五輪を一番年下の年代で迎えるのではなくなったということになります。(U-20W杯に出場し五輪出場権を獲得すること前提の話ですが)


・五輪世代の一番の問題点は、プロ入りした選手がサテライト暮らしが続き、試合に出られない日々を過ごし、伸び悩むことになります。
そこは、北京五輪の反省点を生かしてサッカー協会がサテライトの充実と、JFLや地域リーグ、大学と連携したリーグ戦や大会の実施などの案を早々にまとめ実施してくれることと信じています。
(例えば天皇杯予選に関して、Jチームは現在かなりシードされているが、1回戦から出場させてサテライト選手(人が足りなければユース選手)が出場する機会を半ば強引に設けても良いのではとも思う。)


・ロンドン五輪出場権については、次回のU-20W杯が予選会の位置づけになるという話も出ているようです。
本格的にオリンピックのサッカー競技の規模縮小が進みそうな感じです。
元々、オリンピックのサッカー競技については、南米は力を入れますが、欧州は関心が低い傾向にあり、「何でこんな大会に選手を出さないといけないんだ」というクラブもあるようです。
アフリカは選手の「就職活動」の場となるため選手個々の意気込みは非常に高い物があります。
アジアに関しては、世界と戦う数少ない真剣勝負の場として重要な大会という位置づけとなっています。
世界各地によって、この五輪サッカーに対するとらえ方は少し異なるようです。

世界と公式戦を戦う機会の少ない極東の島国である日本にとっては、五輪サッカーの規模縮小はあまり喜ばしくないという感じです。

サニックス杯3日目

2009年03月22日 16時37分40秒 | 高校サッカー・クラブユース
U-17日本 5-0 鹿児島実業 ※前半のみ観戦

得点
前半6分 堀米FK→岡本が右足で合わせる
前半11分 堀米のドリブル突破からシュート
前半21分 前線でボールを受けた杉本が振り向きざまクロス→田中のヘディングシュート
前半24分 杉本が前線でくさびのボールを受けて、裏に飛び出した田中にスルーパス→田中が決める


日本スタメン
     渡辺
多田 岡本 内田達 中島
   小島 堀米
 小林     宮崎
   杉本 田中



鹿児島実業スタメン
     杉山
  梅元 脇元 重信
   野間 市田
 大内田    中島
     迫屋
   丸山  下栗


感想
U-17日本
・メンバーも大きく変わり、前日の9失点したチームとはまったく別のチームになっていた。
・堀米・小島・小林の3人が確実にボールキープでき、中盤に落ち着きがあった。
・中盤から杉本にくさびのボールが良く収まった。杉本は前線で確実にポスト役をこなしていた。
・宮崎はボールを持つと必ずドリブルで仕掛けるタイプ。鹿実DFも手を焼いていた。
・多田(略字)は労を惜しまずアップダウンを繰り返す。テクニックは無いが気持ちでカバーしている感じで好感が持てる。静学OBの吉田豊(甲府)と同じ野生の臭いを感じる。
・内田達也のDF統率はさすが。


鹿児島実業
・DFでは相手FWの杉本にボールが入った時、杉本のフィジカルの前に全くボールを奪うことが出来ず、結局杉本1人に2~3人かけて守ることになって周りの守備が手薄になり、U-17日本代表の一方的ペースに拍車をかけた。
・今時のユース年代のチームでは珍しい3バック。試験的なもの?
・試合内容が一方的だったため、あまり目立った選手は見つけられなかったが、CBの脇元はきっと良い選手。長身で出足の良い守備をしていた。


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大津 2-4 東京VY ※後半のみ観戦

得点
前半は1-1
後半5分 (東) 高木善の右足ミドルシュート
後半7分 (大) 松本がゴール前の混戦からヘディングシュート
後半30分(東) 八塚が右サイド駆け上がり、右足ロングシュート
後半40分(東) 大津が最後攻め上がってきたところのカウンター、高木俊が縦パスに抜け出す


大津後半スタメン
     藤嶋
古垣 藤本 古賀 本田
   右近 車屋
 藤崎     澤田
   宮本 松本

交代
宮本→米良
米良→岩崎翔


東京VY後半スタメン
     大坪
八塚 香西 高野 井上
     三竿
  端山    及川
牧野  高木善 高木俊
    

感想
大津
選手権でも活躍したユース代表候補の岩崎司・谷口は直前に登録メンバーから外れていました。あと同じく代表候補のFW坂田もこの試合は不出場。
・目についたのは、GKの藤嶋、2列目の澤田・藤崎とFWの松本。
GK藤嶋はさすがこの年代ではトップクラスのGK。何度とあった決定機をスーパーセーブで2点は防いでいた。
澤田・藤崎共にドリブルで幾度も相手陣内深いところをえぐっていた。
松本は細身ですが、落ち着いてボールに良く絡んでいた印象。
最終的に点差は開きましたが、内容はかなり接戦。大津は飛車角落ち(岩崎司・谷口)で東京VYにこれだけの試合が出来たということで、かなり今年も良いチームに仕上げてくると思う。
この大会の登録選手数が参加チームで一番少ない18人だった。


東京VY
・やはり高木善にボールを預けて攻撃が始まる。高木善はこの試合でも抜群の存在感
・2-2の同点から八塚が決勝弾を決めた時の選手達の喜び方が、この試合東京Vにとって厳しい戦いだったと思われた。


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前橋育英 0-0(PK3-5) 市立船橋

前橋育英スタメン
     小澤
伊東 代田 小山 田中
   細萱 木村
 木下     粕川
   皆川 西澤

交代
伊東→竹石(竹石がDH、細萱がSB)
木下→上星
西澤→仲原(仲原が2列目、上星がFW)


市船スタメン
    有富
馬渡 水野 山田 林
   望月 今瀬
 石原     君塚
   箕輪 松下

交代
箕輪→雨宮
松下→藤橋
藤橋→本田
君塚→関根



感想
前橋育英
・前の試合を見て感じたが、やはり木村は良い選手。DHでイキイキプレー
・市船のプレスに前線にボールを預けることが出来ない。
・若干プレスの弱くなった後半に、選手や配置を換えてみるが結局決定機は作れず。


市船
・特別にすごい良いと感じた選手はいなかったが、チーム全体でかけてくるプレスは脅威。
・相手の長所を消して、ボールを取ったら素早く縦パスカウンターが徹底されている。非常に嫌なチーム。
・市船らしい(しっかり守ってカウンター)と感じた。カウンターは非常にシンプル
・選手が個々にプレスをかけるのではなく、チーム全体で連動しながらプレスをかけるため、相手は出しどころがなくなり、バックラインでまわすか、苦し紛れの縦パスになってしまい、それを奪い取って素早い縦パスカウンターが徹底されていた。
・プレスの連携については声を掛け合い周りの動きを皆で確認していた。(特にGKからの声が良く出ていた)
・相手の攻撃の形を作らせないゲーム運び
・(疲労のためか)後半にプレスが弱くなった。 



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作陽 2-1 佐賀東

得点
前半5分 (作) 吉田の振り向き右足ロングシュート
前半10分 (作) 武井のFK→西田の右足シュート
前半16分 (佐) スルーパスに抜け出した香妻のシュート


作陽スタメン
    池口
小端 西田 河津 中桐
   武井 渡部
 柳  吉田 須藤
    岩崎

交代
中桐→原田
小端→中村
須藤→村木
※柳が前半にラフプレーで黄1枚、後半シュミレーションで黄2枚目退場


佐賀東スタメン
      有馬
前山慎 前山拓 酒田 財木
      江頭
  古川      黒川
      永富
   香妻    山田

交代
永富→一色
前山慎→原田
香妻→本田
※途中で古川と江頭がポディションチェンジ


感想
作陽
・この時期はまだまだチーム作りで仕上がっていないと思っていたが、すでに作陽らしい戦術で選手が動く(選手同士の連動での動き)チームだった。
・特にダブルボランチ2人は頭の良い作陽らしい選手だと感じた。
・選手の戦術理解度はさすが、しかし選手個々の能力はそれほど高いとは感じなかった。
・22番をつけていた須藤という選手が目に付いた。新2年生で184cmの長身、体もガッチリしていて、個人能力で局面を打開するタイプに見えた。(C大阪Yの杉本をもっと荒削りにした感じ)まだまだ雑な部分が多いがポテンシャルの高さを感じた。非常に作陽らしく無い選手。なんで作陽に入ったのか不思議。化けるか消えるかの選手。野村監督がどうやって育てるのか楽しみ。
登録はFW、試合中は左サイドをやっていたが、前線で生きる選手だと思う。


佐賀東
・ユース代表候補のFW赤崎、DF上村は不在
・個人的に目に付いたのはMF黒川、テクニックのある良い選手。
・作陽が1人少なくなるもうまくかわされ攻めきれず
・昨年総体で見た時は全員が労を惜しまず動き回るチームだったが、この試合を見た限りまだ昨年の良いところが出来ていない。中心選手が戻ってきて変わるのか今後注目したい。


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流経大柏 - 前橋育英 ※前半のみ観戦

流経大柏スタメン
     緒方
吉村 木下 水木 梅澤

仲座 相良 馬場 宇佐美
 
   佐藤 宮本


前橋育英スタメン
     志村
伊東 小山 代田 竹石
     細萱
  木下    仲原
     上星
   皆川  粕川


感想
流経柏
・10番のレフティーMF福井、9番のFWグレイブスは不在
・前線からプレスをかけてボールを奪いにくる
・市船の全体で出しどころを無くすプレスとは全く違い、個々にボールを奪いに来るプレス
・ボールを奪ったら誰かに預けることなく、そこから攻撃開始
・どんどんボールを奪おうとする姿勢は流経らしさを感じる・
・前線2人は共に長身、佐藤が187cm、新2年の宮本が181cm。佐藤は65kgと非常に細身だが体できれば面白い選手になるかもしれない


前橋育英
・ワンボランチを試す

サニックス杯2日目

2009年03月22日 10時30分30秒 | 高校サッカー・クラブユース
サニックス杯最終日を残して福岡から帰ってきました。
2日間で約6試合観戦、非常に充実した2日間でした。

当初の目的は、U-17日本代表候補選手のチェックと全国の強豪校新チームの確認で、結局日本代表のほか東福岡、前橋育英、市船、流経柏、大津、鹿児島城西、鹿児島実業、作陽、佐賀東、東京VYをわずかな時間ながら見ることが出来ました。


U-17日本 0-9 チャンフン高校(韓国) ※前半のみ観戦
前半0-3 後半0-6

日本スタメン
      嘉味田
内田恭 キローラン 岡本 望月
     幸野  小島
  土居        宮市
     小野  小牟田

交代
小牟田→杉本
土居→大本


感想
 
日本はグループリーグ突破を決めた消化試合、チャンフンはグループリーグ突破をかけた大一番という試合で、試合開始前から両チームのテンションは大きく違っていた。
今回の日本のメンバーは、本大会当落線上と思われるメンバーで構成。チャンフン戦スタメンは完全なテストといった感じのメンバー。
あとは箇条書きで
・日本は攻撃が全く機能せず。パスがつながらない。
・DFは玉際の厳しいところで負けていた。「そこを行かせたらダメだろう」というところで負けるシーンが多く、それが後半の大量失点にもつながったと思われる。
・日本の攻撃で形になっていたのは、小島のパスと宮市の突破のみ。
・たぶん、後半は集中力がきれていた。

記録的な大敗となったこの試合、U-17代表の課題でもあるバックアップメンバーに対する不安が大きくなったことと、集中を切らさないよう大声を出してリーダーシップをとる選手がいないことが、この試合で出た最大の課題だったと思う。




東京VY 1-1(PK9-8)鹿児島城西 ※後半のみ観戦

東京Vスタメン
     大坪
八塚 香西 高野 都並
   三竿 端山
 及川 新村 高木俊
    高木善


城西スタメン
     下市
神宮司 宮崎 蔵園 森迫
     青木場
  鮫島     川村
森山   室屋   伊地知


感想

東京V
本来MFの高木善が1トップで、この高木善にボールを預け、周りの選手が流動的に動いてショートパスをつないでゴールに迫る攻撃パターン。
高木善の圧倒的なキープ力があるからできる攻撃だと感じた。攻撃の指揮をとる選手は2列目か3列目の印象があったけれども、最前線の選手がボールをキープして周りを使うという「こんなやり方もあるのか」と感じたと同時に、高木善が既にこの年代で異彩を放つ存在になっていたとも感じた。
基本ショートパスでロングボールはあまり蹴らない。ボランチが1枚残るという決まり事もないのか、2ボランチが2人とも上がっているシーンも見られた。(その時はSBが下がって対応)
まだ試している時期であろう、試合中にかなり中盤のシステムを変えていた。
高木善以外で目立ったのは、高木俊のスピードと八塚のサイドアタック、そして香西と高野のCB2枚は安定していた。
他の強豪校も多数見たが、今回の参加チームの中では、この東京VYが少し抜けている印象を受けた。


鹿児島城西
東京VYにボールを支配され、まったくと言ってよいほどマイボールに出来ない。
しかし、蔵園中心にゴール前を固める守備で失点は許さない。
攻撃はボールを取った後のカウンターで、伊地知のスピード頼みという感じだった。
ボール支配では勝てないと割り切ったのか、相手にボールを支配させゴール前を固め最後のところで失点を許さなかった守備は城西の底力を感じさせた。
ただボールを取ってからの攻撃がロングボールカウンターのみで淡白。迫力が感じられなかった。




前橋育英 4-3 東福岡

得点
前半6分 (東) 深町がエリア内で倒されPK獲得 深町がPK決める。
前半16分 (前) 皆川からスルーパス→飛び出した竹石が決める。
前半20分 (東) 松内FKから(?)がヘディングシュート
後半12分 (前) 粕川が左サイドドリブル突破からクロス→逆サイドの木下が折り返す→粕川がゴール前でつめる。
後半30分 (前) 西澤が裏に抜け出し1対1、GKがはじいたところを木村がつめる
後半35分 (前) 木下が右サイドからミドルシュートを突き刺す。
後半40分 (東) 松内のクロスをDFとGKが連携ミス、こぼれ玉を東福岡選手つめる。


前橋育英スタメン
     小澤
木村 代田 小山 田中
   上星 竹石
 木下     粕川
   皆川 西澤

交代
上星→細萱(木村がDH、細萱がSB)
竹石→伊東


東福岡スタメン
    浪花
鷹尾 廣木 興梠 福吉
    篠原
 田中    松内
    増田
 深町    荒木


感想

前橋育英
小島、小牟田はU-17代表のため不在。選手権で活躍した中美も不在
・ボランチの選手が定まらない感じだったが、小島が入れば落ち着くと思う。
・戦術で動くというよりも、個々の能力を生かして試合をする感じ、個々の能力の高さは今年も全国トップクラスだと感じた。
・皆川は体が強い、西澤は飛び出しがうまい、木村はSBでは目立たなかったがDHに入ったらボールに良く絡み、動きが非常に良くなった。
・パワープレー時には竹石のロングスローが相手の脅威になった。



東福岡
九州新人戦優勝校、今年の東福岡は強いらしい。
・一番目に付いたのはFW深町、自分でも決められるだろうが、それ以上に周りを使うのがうまい選手だと感じた。(パスやスルー)
・中盤は篠原が1ボランチ、他の3選手の守備意識が低いのか、攻撃時には1人で広大なスペースを埋めていた。篠原は能力の高い選手だと思ったが、ボールを奪った後そのまま攻めあがる傾向があり、そうすると中盤の底に完全に穴が出来てしまい、そこから失点や決定機を作られる場面が多々あった。
・右サイドの田中はドリブラー、左サイドの松内はパサーと、左右で全くタイプが異なっていた。
・この試合東福岡の一番の問題点は、DFラインの集中力が切れる時間が何度かあったこと。ラインがボロボロになり何度も裏を取られた。
・能力は高いけど攻撃好きなアンカーと、集中の切れるDFラインによる4失点だった。




サニックス杯3日目については後程書き込みます。

サニックス杯

2009年03月20日 23時34分59秒 | ユース代表
サニックス杯観戦のため福岡県に来ました。

サニックス杯会場のグローバルアリーナ(福岡県宗像市)は遠いので行けないと思っていましたが、来てしまいました。
今日2試合観戦し、明日は4試合観戦する予定です。

観戦したした試合の報告については明日か明後日に書き込みます。
サニックス杯の結果詳細についてはグローバルアリーナのHPに詳しく載っているのでそちらを参考にしたらよいと思います。

今回初めてサニックス杯の観戦に来ましたが、非常に良い大会だと感じました。
・全国8(主に西日本)の強豪校が多数参加している。
・施設内の4つのコートで同時に試合を進行しており、自分の観戦したい試合を選べる。(観戦無料)
・JR赤間駅からシャトルバスが30分おきに出ている。(100円)
・大会パンフレット(300円)には直前に変更になった選手一覧が記入されたプリントがきちんとはさみこんである。
・試合会場と選手達の宿泊施設が同じ施設内にある。
・大会関係者の数が非常に多い。(観戦無料の大会とは思えない)



少なくとも、先日藤枝で行われたヤングサッカーフェスティバルより、遠方から観戦に来る人にとって「やさしい」大会だと思います。
できることなら毎年見に来たくなる大会だと感じました。



宇佐美と原口

2009年03月17日 23時38分53秒 | Jリーグ
G大阪の宇佐美と浦和の原口に関して個人的な雑感を書き込みます。

宇佐美は4月から高校2年生、原口は高校3年生になる年齢ですが、2人ともユースを卒業し今シーズンからプロ契約をした将来有望な若手選手です。

2人とも将来の日本サッカー界の顔になり、世界のトップレベルで活躍できるだけのポテンシャルを持っていると思います。
1つ残念なことは、2人とも左ウィングでドリブル突破が武器で非常にタイプがかぶることです。(ロナウジーニョやCロナウドの影響か?)

そんな2人ですが、プロになってからのここまでの活躍について大きく差が出ました。
原口は2試合連続でスタメン出場に対して、宇佐美は2試合ともベンチ外です。
まだ、2節終わっただけでまだまだ先は長いですが、この差について少し考えます。

個人的には、現時点で宇佐美と原口の能力差はそれほど無いと思っています。
試合に出られるか否かは、チーム状態と監督の方針によるところが大きいと思います。
原口の場合、フィンケ新監督の若手選手を積極的に起用する方針もあって出場機会のチャンスを得ることができました。

宇佐美の場合、西野監督が全く若手を起用していないということはありません。ユースから上がったばかりのFW大塚には出場機会が与えられています。
これは、西野監督の好みの問題だと思います。西野監督は選手に攻撃だけでなく中盤からの守備も求める傾向があります。
過去に、家長はその守備の課題がクリアできず、能力がありながらも出場機会に恵まれませんでした。
宇佐美の特徴は攻撃力と決定力で、逆にオフザボールの動きや守備に関する課題は山積みの状態です。(出場機会を得ている大塚は、FWながら中盤も出来る器用さや前線からの守備、攻撃の基点になる動きなどポリバレントさが特徴=西野監督好み?)


つまり、「宇佐美は西野監督の下では出場機会に恵まれないのではないか」と思います。ユースの担当者は「宇佐美にとってユースは時間の無駄」といってトップに上げることを決めましたが、トップにいることが時間の無駄にならないようにうまく計らって(レンタル移籍)もらいたいものです。

Jリーグ第2節

2009年03月14日 22時11分10秒 | Jリーグ
今週末は特に高校サッカー観戦もないので、家でJリーグ観戦。

清水対横浜FM

清水は守備は良いんですが、攻撃面でうまくかみ合っていない感じでしたね。
昨年は、チョジェジンが抜け、序盤はその代わりになる選手(ポスト役)が定めきれずに苦戦しました。徐々に岡崎と原の2トップが機能しだし、ムービング系の2トップへのスタイルチェンジの成功によって後半は巻き返しに成功した感じでした。
しかし、今年はヨンセンが加入したことにより、昨シーズン苦労して作り上げてきた攻撃の形をリセットし、またポスト役のいる2トップに戻した感じです。
せっかく去年苦労して作った形があるのだから、そのまま昨シーズンの形で行って、老い先短いヨンセンはパワープレー要員で良いと思うのですが・・・。

マリノスの狩野は可もなく不可もなくといった印象。効果的なパスは見せますが決定的な仕事は出来ず、運動量も少なめで好守の切り替え等は、うまくサボっている感じがします。頭の金髪はTVで見ていても非常にわかりやすいのでありがたいです。


磐田は2試合で10失点。ハイライトシーンしか試合を見ていないので何も言えませんが、大分悪いみたいですね。
山形戦に比べたら4失点の内2失点はPKで、完璧に崩されたのは1失点のみ(残り1失点は川口のミス)なので状況はきっと上向きなんだと思います。(これ以上悪くなる方が難しい)
まだシーズンは始まったばかりなので、磐田が今後どのような目標を持ってチームの建て直しを図っていくのか注目したいです。

2008プリンスリーグ

2009年03月13日 00時09分11秒 | 高校サッカー・クラブユース
JFA理事会にて2008年のプリンスリーグの概要が確認されました。

今年のプリンスリーグは以下のとおり

地域名 開催期間       出場チーム 数総試合数 高円宮杯出場枠
北海 05/03(日)~07/19(日) 10(10)  45(45)  1
東北 04/18(土)~07/11(土) 14(12)  58(66)  1
関東 04/05(日)~07/12(日) 24(20) 104(103) 7
北信 04/05(日)~07/12(日) 12(12)  66(66)  1
東海 04/11(土)~07/11(土) 18(18)  73(73)  3
関西 04/12(日)~07/18(土) 16(16)  63(63)  2
中国 04/11(土)~07/18(土) 16(16)  74(75)  2
四国 04/11(土)~07/18(土) 10(10)  45(45)  1
九州 04/11(土)~07/11(土) 24(24) 132(132) 2
※()内は2008年度実績の数字


注目すべきは東海地区が出場枠3を確保したこと。(ありがとう名古屋Y)
そして関東の出場枠が7になったこと。(多すぎです。)

東海の日程は既に発表されているので、後日じっくり今年のプリンス東海の展望予想をしていきたいと思います。