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歴史教科書の時代表記について

2014年03月04日 00時06分54秒 | 歴史マニアのひとり言
歴史の教科書を見るといつも感じる違和感。

江戸 → 明治 → 大正 → 昭和

江戸は江戸時代の事で、当時の政治が行われていた場所が江戸だった時代を総称した言い方。
鎌倉で政治を行っていた時は鎌倉時代、平安京で政治を行っていた時が平安時代。

では、明治は明治と言う場所で政治を行っていたのか?
もちろんそれは違う。明治は元号。大正・昭和・平成も元号。

だから正確には、「江戸時代 → 東京時代」という表記が正しいのではないか?
なぜ、政治を行っていた場所の表記からいきなり元号の表記に変わるのか?

元号の表記で統一すると、元治 → 慶応 → 明治 → 大正 → 昭和 → 平成 という表記になる。
だから「鎌倉時代」とか「江戸時代」とは言うが、「明治時代」というのはおかしい。「明治期」と言った方が良い。

因みに「室町時代」の室町とは、京都にある室町という地名の事。当時はその室町に花の御所と呼ばれる屋敷があり、そこで足利将軍家が政治を行っていた。
「安土桃山時代」とは、「信長・秀吉時代」と考えるとわかりやすい。室町幕府は(正確に言うと)まだ滅亡していなかったので室町時代と言っても間違いではないのだが、実質的に室町幕府はもう機能していなかったので、当時政治の中心になっていた信長と秀吉の時代と言う考え方。信長の安土城と、その後天下を取った秀吉が建てた伏見城(後にその地が桃山と呼ばれるようになった)から、足利義昭が信長によって京都から追放されてから徳川家康が江戸幕府を開くまでの時代が「安土桃山時代」と呼ばれるようになった。