シャンソン歌手

シャンソンの好きな方 ようこそ !

シャンソン歌手リリ・レイLili Ley 教えることで学び 学び続けて教える自信が生まれる

2021年04月30日 23時56分25秒 | Weblog

私が 初めて 歌唱を教えたのは  芸大一年生からです。

ピアノやソルフェージュを 教え始めたのは

その一年前

大学浪人の時  近所の和服やさんの お子さん2人。

祖母が 頼んでいた  和服やさんから頼まれたらしいです。

 

それから

ずーっと

何時もプライベートレッスンで 音楽を

教え続けて 47年間。

 

留学していたベルギーでも 声楽の

生徒さんが15人位いて

ブリュッセルで 声楽の

発表会を開催していました。

フランス人やベルギー人も習いに

いらしていました。

 

父の他界

父の会社を継いだ時は  流石に7年間は

教える時間がなかったのですが

 

シャンソンのリサイタルを YAMAHAホールで

1999年から  毎年 二回   開催するようになってからは

その後   リサイタルを聞きにいらした

方々から

フランス語の

シャンソンを習いたいと

お電話があり

いつの間にか  現在まで

フランス語のシャンソンを 教え続けている私です。

 

そういえば  芸大の大学生一年の時は

国語  や英語も家庭教師したり

父に逆らって勘当されたので

自由と自力の為に

銀座で  ピアノ弾きもしたりしましたけれど

 

私は

長い長い  間

私の声を売ることは  出来なかったです。

 

私の歌は未熟で  商品価値が無いけれども

教えると

お弟子さんが 皆上手くなっていくので

私は

教える事に向いていたのかもしれないと

思えたり?

 

音楽を教えるということは

技術を 説明する事であり

見本を見せる事であり

ダメな 下手な真似もして  どうしたら

それが改善出来るかを

解説しなければならないので

 

いかに

簡潔に 短時間で 音楽を 美化するか

掃除  整理整頓

に似ています。

 

学校みたいに 教科書が無いのが救いです。

オリジナリティで

各人に必要な 技術を洞察します。

 

美にならない障害を洞察します。

耳で聞いて 脳が 美化運動を模索します。

 

なので 教える事は 私には学びです。

自分にも  同じように教えて

学んでいます。

 

いつの間にか

 

私は あなたを  年々

絶対に上手にするわよ~と

お弟子さんに 胸を張って 言えるように

なりました。

音楽を教えて半世紀!

 

なので

私も

お弟子さんたちも

音楽の美   芸術の官能  フランス語シャンソンの

魅惑を学び

生きている限り 歓喜と共に

進化したいです。

 

本日は

堀さんが  ピアフの群衆

を   早いリズムで歌う伴奏を弾きおわると

 

先生  まるで 体操 運動ですね!

おっしゃったので

 

若いピーちゃんも

古屋さん も  大変な運動量だと おっしゃって

いるわよ

 

でも 堀さん 奇跡よ!素晴らしい!

10年前より  元気な声で フランス語も

上手い!

間質性肺炎だったなんて

肺が半分しか機能してないなんて

考えられないわ。

本当にブラボー!

私は嬉しいです!奇跡を聴いているみたい!

 

私が

フランス語シャンソンを

教え始めてから22年経ち

高齢化

経済不安

コロナ

習い続ける生徒さんは

どんどん  減りました。

世の流れですね。

 

間口は狭く

奥行きは深く

藤倉さんの教えなので

 

教える間口は狭くなって

絆の奥行きは深くなり

これが

理想なのかも

感無量です。有り難うございます。

お弟子さんの日進月歩の努力と成長に

感謝しております。