シャンソン歌手リリ・レイLILI LEY 美しい六月の満月

ベランダから　満月が見えました。
東の空から登り　見上げる位置まで
丁度　深夜一時ごろまで煌々と輝いていました。

本当に梅雨なのかしら・・
とても気持ちの良い夜です。

今日は　もぎたての初物トウモロコシや
紫陽花のお菓子を頂いて
季節を味覚で味わいニコニコ満面笑顔になりました。

あまりにも　パリ祭の一曲　八月のパリの
音楽性に対する考察に集中しすぎて
何だか　頭の中が混乱したので
土曜日と　日曜日　二日間　
練習を　サボりました。

それが良かったみたいです。
録音してみたら
言葉に対する表現が素直になっていました。
技術酷使しても表現芸術が　ぎこちなくなる段階があり
自分の内面と　技術が一致しない時があります。

だからといって
何も考えずに気持ちだけで　歌いっぱなしにすると
それは　雑で　だらしのない歌に聞こえるものです。
心と魂と愛が無い音楽なんて・・　ＡＩみたいなものよ。

技術は　裏付けですから
あればあったに越したことは無いけれど
一番大切なのは魂だと思っています。
声の色は魂の色。

言葉は　人それぞれに感じ方と表現が違うものです。
おなじように
美しいわねぇーーーと言ったとしても
その心の奥は　皆それぞれの人間の生きてきた道で
感じて見て聞いた世界観によって
思い入れが違うような気がします。

今宵の夜の六月の満月は　手の中で撫ぜたいような
可愛らしい　毬のような美しさです。
とても近場に見えて　親近感を感じる月です。
そういう　美しさです。

八月のパリの詩に　ＤＩＥＵ　ＦＡＳＳＥ　ＱＵＥ　ＭＯＮ　ＲＥＶＥ
神様　私の夢をかなえて・・
という一節の歌い方
今宵の月が　ヒントをくれました。
可愛い丸いお月様に　健気にお願いするみたいに歌ってみよう・・
一つの難所を解決できたような気持ちで　眠りにつきます。