Subject: 第56回 パリ祭 パローレ パローレ (長すぎる文章の為、お時間ある時にご覧ください。)
2018年7月7日 第56回パリ祭
7日、七夕の午後、家族で車で出発。渋滞が無く、スムーズにNHKホールの
駐車場には16時前に到着しました。
開場すると、父はブラボーに最適の1階、私と母は全体が見える2階席へ。
購入したプログラムでリリ先生が出演されるのは2部の4番目と確認しました。
ホールで、先生のコンサートに毎回いらっしゃる方や生徒の方々にお会いでき
皆でワクワク。
そして第56回パリ祭が開演!!19世紀のヨーロッパの画家に影響を与えた
北斎の浮世絵等が、舞台中央上方の小スクリーンにいろいろ映し出され、
今年のパリ祭1部のテーマは《巴里のジャポニズム》でした。
出演者の方が次々に歌われ、曲に合わせてスクリーンに様々な映像が映りましたが、
<リリ先生が歌われる時はきっと興奮して映像や照明等見る余裕がないだろうな>と
思いました。
1部の最後に、リリ先生が出演者の皆さんと「ニニの唄」で舞台に!!私は舞台向かって
右、上手側の席だったので、いち早く先生と気が付き、隣の母へ伝えました。
リリ先生の7月7日のラッキーカラーが金と伺っていました。
おしゃれなゴールドの衣装がとてもお似合いでした!
角度的に他の出演者の方でその後、少し見えなかったのですが、
(慌ててオペラグラスも下に落としてしまいました。)美しかったです。
1部の後、休憩時間にお会いした生徒さん達と(自分も生徒なのですが、皆様
全員歳上で尊敬する方ばかりなので、やはり、生徒さんと書かせてください。)
「休憩後、リリ先生のシャンソン、楽しみですね。」とお話ししました。
いよいよ2部に。2部のテーマは 《日本のシャンソニズム》でした。
日本に入ってきたシャンソンについて、又、日本独自のシャンソンについて
紹介がありました。
「お菓子と娘」では、歌詞にでてくる、<ラ・マルティーヌの銅像>を
パリで実際に見たことを思い出しました。
そして、生誕85周年の《ダリダ》の特集へ。
リリ先生は、その、ダリダの曲、トップで「PAROLES PAROLES
パローレ パローレ」を歌われました。
「パローレ パローレ」は、パリに行かれる前の大島さんとリリ先生が以前
歌われたのが印象的でした。大島さんと奥様の千恵子さん、大島さんと宮本裕子さん、
老川さんも内幸町で歌われたのが懐かしく思い出されました。
今年の2月には、久しぶりに芝パークホテルでのバレンタインコンサートで、
リリ先生が「パローレ パローレ」をお一人で歌いながら、「口だけじゃないのよ。」と
おっしゃり、3月の内幸町ホールのチケットをいらした方全員にプレゼントされました。
そして、先月6月のコンサートでは、ピアニストの近藤さんが、セリフをおっしゃり、
サプライズアドリブもあり、楽しかったです。
ワクワクしていると、グループの方の歌の後、リリ先生の番に!!
舞台に登場され、リリ先生、「うぉー」なんと美しいのでしょう!!
黒のドレスにスパンコールが輝いていて、私の席から、リリ先生ご自身がキラキラと
シルバーやゴールドの光りを放っているように見えました。
パトリックヌジェさんの、
C'est étrange, je n'sais pas ce qui m'arrive ce soir,
Je te regarde comme pour la première fois.
<不思議だ、今夜僕にいったい何が起こっているんだろう、
僕は君を初めて見るようだ。>という語りの後、
リリ先生が、Encore des mots toujours des mots les mêmes mots
<また言葉、いつだって言葉、同じ言葉>と、深い大人の素敵な声で歌われ、
Je n'sais plus comment te dire,
<君にどう言ったらいいのかわからない>とヌジェさん、
Rien que des mots<言葉でしかないわ>とリリ先生が続きました。
そこから、もう美しくて予想どおり上のスクリーンは1度も見ることができず、
照明は、ステージ床の上に、赤いひし形が写しだされ、青っぽいスポットが
当たっていたことがあったような気がしましたが、曖昧で覚えていません。
リリ先生が、階段を降りられ、舞台を右と左に大きくかっこよく移動され、
また階段に上る時も、全てもの凄く美しかったので、その間、リリ先生ご自身に
直接ぴったりなスポットも当たっていたと思います。
本日メールで、生徒さんが、<ベースの方が、コントラバスを指弾きされていて、
その音色とリリ先生のセクシーボイスがめちゃめちゃマッチしていた。>という
感想をおっしゃっていて(すごい!!)、改めて<近藤さんのアレンジ、素敵だった!!>
と私も思いました。
リリ先生が歌う、ダリダの「バンビーノ」や「18才」の彼やコメプリマも素敵ですが、
今回「パローレ パローレ」が聴くことができて、とても嬉しかったです。
先日ダリダの生涯を描いた映画、邦題は「ダリダ あまい囁き」を拝見した際、
ダリダを演じられていた女優さんの舞台上の動きも素敵で、見ている最中に、
<リリ先生の舞台もいつも美しくて、動きやいろいろもっとさらに魅力的だな>と
思いました。
映画を観た後は、<ダリダの恋愛等いろいろ過酷すぎて、辛かったので、
対比というかダリダの(映画の主演の方の歌い方も)おおらかというか、ゆったりもったり
歌う感じが、少し救われたかも。>と思いました。
リリ先生の「パローレ パローレ」は、口さきばっかりの男性に対して、内容を見事に歌われながら、
リリ先生の声、音楽が流れ、前へ前へと進む感じが、大変かっこよかったです!!!
私が興奮しているせいもありますが、あっという間でリリ先生のシャンソンは、
50秒くらいに感じました。もっとこのまま聞きたいという感じでした。
途中の振りで、腰を振られるところや、指先を1本づつ素敵に動かされるところも
最高に美しかったです。
今回の衣装が「パローレ パローレ」にも、ダリダの曲としてもピッタリでしたが、
何より、リリ先生ご自身にとても似合っていらっしゃいました。
リリ先生が、歌い方などダリダの真似をされず、ダリダではなく、むしろリリレイさんで
あったことが、魅力的、個性的で唯一無二なところが素晴らしいと思いました!!!
私はレッスンで「パローレ パローレ」を習ったことが無いので、
(パリ祭に向かう前に車で、ダリダとアランドロンが電話ボックス越しに歌っている
You Tubeを1度見ましたが)歌詞をほとんど覚えていないので、
ネットで今、改めて歌詞を読んでみると、
Tu es comme le vent qui fait chanter les violons
et emporte au loin le parfum des roses.
<君はヴァイオリンを奏で バラの香りを遠くに運ぶ風のようだ>
Tu es pour moi la seule musique... qui fit danser les étoiles sur les dunes
<君は僕にとって… 砂丘の上で星々を踊らせる唯一の音楽だ>
等、男性がいろいろと語っているのを、
Des mots faciles des mots fragiles C'était trop beau
<たやすい言葉、もろい言葉、美しすぎるわ>
Des mots magiques des mots tactiques qui sonnent faux
<ウソっぽく聞こえる 魅惑的な言葉、策を弄した言葉>
等、女性が反論。
「いくら口先で甘い言葉を並べ立てても、私はなびかないわよ。」という女性を
リリ先生が、声、振り、表情で表現され、とても「magnifique マニフィック!!」で
した。
私も、リリ先生のシャンソンが素晴らしいことを、様々な言葉で表現したいですが、
語彙力が無く、いつも「素敵・美しい・かっこいい・感動・興奮・感激」
が多いので、両親に「同じ言葉の連発の稚拙文章、止めなさい。」と言われておりますが、
書くことは楽しいので、ついつい長々と書いてしまいます。
パトリックヌジェさん、フランス語で力強く先生を口説かれていましたね。
邦題の「あまい囁き」(原題に“囁き”という表現はないですが)のように、囁きではなく、
声の存在が大きかった(マイクが大きかった?)という声もありました。
私は、そのような気も少ししつつ、リリ先生が舞台上に一人で、美しくて、
2階席から、先生のスタイルや声に、興奮、ど集中、感動でした!!!
「パローレ パローレ」、リリ先生が歌い終わられ、盛大なブラボーが一階席から、
たくさん聞こえました。2階席でも、私や母、他の方も思わず、叫んでおりました。
「パローレ パローレ」素敵でした!
リリ先生は、毎回クリエイト(パリ祭等の外部のコンサートには、決まり事等も
ありそうですが)されて同じ歌い方がや演出が無いので、様々な表現が毎回楽しみです。
一人バージョンや二人で掛け合いや(大島さん帰国の際もまたいつか聞きたいです。)
次回のパローレパローレも、他の曲も楽しみです!!
パリ祭にいらした方で、元々今月7月22日の芝パークコンサートに
いらっしゃることになっていた方以外で、「リリ先生が素敵だったから、
ぜひ夫婦で行きたい。」と本日、電話で、自らおっしゃられた方がいて嬉しかったです。
又、初めてパリ祭にいらした方で、「2曲歌って欲しかった。」という声や、
「すごく楽しかった、リリさん美しいですね。」と言ってらっしゃる方も多かったです。
(昨日は、すぐに車に乗ってしまったので、本日電話やメールで、他の方からの感想が
続々と届いてます。来週生徒さんとレッスンでお会いする時に、実際に感想を語り合うが
待ち遠しいです。)
リリ先生が全てクリエイトされる、確か8月19日頃の芝パーク・9月29日内幸町・
11月4日まるごとミュージアム・12月23日のクリスマスディナーショーワクワクで、
2部の生徒さんの歌える会も楽しみです。(正しい日時はリリ先生に再確認が必要ですが。)
今回のパリ祭、1部、ダニエル・ビダルさんの<オ・シャンゼリゼ>は、
私がリリ先生に初めて教えて頂いたシャンソンなので、思いを馳せたり、
<天使のらくがき>は、すぐに「大和田さんが歌った曲でしょ。」と隣の席の母が言い、
わかったことが嬉しかったです。
又、渡辺えりさんのシャンソンを始めて聴き、たくさん動いて踊られたことに驚き、
<やはり女優さんで、舞台もされる方だなあ。>と思いました。
プロの皆様それぞれ、あの大舞台本当にすごいです。
そして、改めて、リリ先生本当に素晴らしかったです。
先生は今回パリ祭ご出演10回目でした。 広い舞台が本当にピッタリで、美しくて感動します!
日頃のフランス語・スタイル等の鍛錬で、毎回新鮮・感動です。
パリ祭、先生が出演され、私が初めて拝見した時は、全てフランス語で歌われたのは、
リリ先生とヌジェさんだけだったような気がしますが、今年はフランス語が大変多かったです。
リリ先生の影響やオリンピック公用語がフランス語という影響が大きいでしょうか。
フランス語は、韻や音がとても素敵ですが、リリ先生のように前に進む音楽で、
フランス舞台人的ディクションで表現するのは、とても難しいですね。
「フランス人でもきちんと歌って表現するのは難しい。」とナタリー先生が以前おっしゃっていました。
ナタリー先生は、娘さんといらしていて、始まる前に遠くで手を振り挨拶しただけでしたが、
きっとリリ先生のシャンソンを聴いて、興奮されていることでしょう。
フィナーレでは、舞台左、下手側にレースのあるゴールドドレス姿で登場。
スタイルも笑顔もチャーミング!私はやっとオペラグラスで拝見しました。
「パローレ パローレ」の時はロングウエーブのヘアスタイルで、
1部のグループで登場された時と、2部フィナーレの時もそれぞれ全て、
別のヘアアレンジで、マッチしていて素敵でした。
私は生まれてから1度も天の川を見たことがありませんが、
パリ祭のラスト、大きなスクリーンに、恒例の流れ星を見ることができたので、
感謝の気持ちと共に「皆が元気でいられますように。みんな元気になりますように。」と
願い、お祈りしました。
リリ先生、素敵な七夕の夜をありがとうございました。
各地の大雨も被害も心配です。いろいろ現実に戻りましたが、
明日の仕事、リリ先生のシャンソンを思い出し、元気に頑張ります!
感謝です。ありがとうございます。
感動興奮のうちにPより。