シャンソン歌手

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シャンソン歌手リリ・レイ LILI LEY オペラの世界の忘年会

2012年12月29日 04時36分10秒 | Weblog
シャンソン歌手リリ・レイ LILI LEY オペラの世界の忘年会

二期会という オペラ団体に所属していた時期も長かったので
本日は 勝本章子先生の お仲間 のお集まり
日本のオペラ界のプリマドンナ歌手や
指揮者 演出家 二期会理事や プロデューサー達 重鎮の
忘年会に お誘いを受けて 夜 車で目黒の香妃園へ参りました。

二期会のオペラ研究生の時 二十代半ば でしたけれど
私は
オペラ歌手のわりに 細くて少し 歌が ましだったので
当時の オペラ界のスター歌手のバックで 歌ったり 踊ったり
芝居したりという 地方の公演に 抜擢されたような
感じで 頻繁に お仕事をいただけていました。

留学する前の話ですが
未だに その頃の スタープリマドンナの 大御所と
お会いすると 憧れの目になってしまいます。

芸大も 二期会も 歌唱の試験では
成績がつき
それは 厳しい世界ですから 成績が良くないと
音楽家としての 活動の 道は 皆無で
存在自体が 抹殺状態です。
特に 二期会では 年に何回もの ホールでの試験があり
そのたびに 一番から 二十番くらいまで
成績が張り出されるので
いやー 厳しい世界でした。

私は一番 という 成績を取れたことは まず 無いタイプです。
競争も 嫌いだし 能天気ケセラセラ
ゴマすり 大嫌い 実力一本勝負タイプですから
たんたんと 練習はしていましたけれど
人生かけるほど 勉強した記憶はなくて
私以上の努力家や 家にこもったきり 練習魔 みたいな
人達のようには 出来なかった。だから 仕方なく
二番か 三番くらいで 満足していました。

若い頃は 恋愛もしてたし・・・・ スキーもしたし・・・
中学 高校とか 大学や 二期会でも
一番という トップのトップ ダントツ成績は無いけれど
大体 三番とか 五番くらいまでには
気楽に 居れたので
恩師達には オペラ歌手としてずっと 舞台人でいるだろうと
思われていて
まー 今は シャンソンだけれど
勝本先生や 亡き毛利準先生たちには 祝福されています。

オペラを辞めて シャンソンを開始した理由は
父の会社を 継いで 亡き父の後の 経済事情の
大変な銀座での 二足のワラジ履く みたいな状況から
ですから 渇望してというより
運命として 自然に 突入した世界ですが
いまや その 運命に 感謝しています。

オペラの世界の方々と ちょつと違うなー私は
とさえ 感じ始めました。
うーん どこが???
うーん・・・私は庶民的で やはり 街の人生のポエム
シャンソンが 似合う。
喜怒哀楽の 捕らえ方が シャンソンぽくて オペラっぽくない。
声の美しい色と大きさで 表現するオペラ より
もっと 細かい 心理を表現する方が楽しいし 好きみたいよ。

同じ声という楽器の表現でも フランス語の色が すきみたい。
韻の美の詩と メロディーラインが お気に入りなのですよ。