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シャンソン歌手リリ・レイ 長坂玲 音色への憧憬

2011年10月09日 02時22分29秒 | Weblog
シャンソン歌手リリ・レイ 長坂玲 音色への憧憬


世界中に 色々な楽器があります。
私にとって 一番身近な楽器は ピアノです。
三歳の私は お嬢さん教育の一環として ピアノを
習わせて頂いた・・・というか 自分の意志でもなく
ただ 母が与えた お稽古事です。
ずーっと ピアノと共に はや半世紀。

でも ピアノは あくまでも 趣味の延長線上。
本当に欲しかったのは 自分の体という楽器です。
体全体を 響かせ 自由に息を酷使して 美しい音色が出て
良い音程で スムーズに 天まで届く 声という音を出す自分自身の体
を楽器にしたかったので 発声に執着し
それも はや 半世紀近くなります。

今も 苦悩してばかり。
果たして 今 出している声の 音色は
空気中に 美しく響いているのか・・・
音楽的な 音色なのだろうか・・・
ポエムの 表現を的確に 表せる色を 醸しだしているのだろうか・・・

私の体を 声という音色を出す 楽器として作りあげたい。
その 作業 学習 を初めてから
こんなに 長く 求め続けられる 音色の美の世界と
出会えたことに 深く感動 感謝しています。
ことさら シャンソンのフランス語の美しさや
内面的表現の 具現化。
さらに 求める 人間の魂の響き・・・・詩の解釈と音色。
美しいだけでなく 時とすると 美しい星の周りに 暗い空があるように
対比した 音色さえ 必要にも 考えます。
求め続けるだけで 幸福です。

この年になり ピアノや 伴奏が無くても
何処でも いつでも 歌える
持ち運び自由な 楽器に 私の体は成長してくれて
シャンソンなら
自分のキーで 伴奏無しで 道端でも 歌えるようになりました。
音がはずれたり リズムが流れる事が
なくなってきました。苦節 何十年・・・・

初めから 私の体はこんな楽器ではなかったのですよ。
私の小さな肺 太らない体質
身長160センチ 46キロしかない高校生の頃
一曲練習すると ベッドに 倒れるほど
腹筋力も 背筋力も 脆弱でした。
先生のおっしゃるとおりに歌うと 肉体は悲鳴をあげるほど
つらかったものです。
体を楽器にして 小さい声も 大きい声も 自由自在に駆使できるのが
夢でした。夢は ただ それだけ。
良い音色 詩に適切な音色を 自由自在に出せる自分になりたいだけです。
今も そして 死ぬまで永遠に・・美しい 魂の音色を出したい・・・
自分の体を楽器として 私の声の音色で 歌いたい。
ピアフでも バルバラでも ララ ファビアンでも ダリダでもない
私の肺 私の腹筋 私の響き 私の息使いや 音楽性で・・・・
CDや ユーテューブの真似でなく
私の楽器の音色にあった 音楽性をクリエイトしたい。

ヤクルトホールでワニ子とデュエットするJE SUIS MALADEも
アカペラ 無伴奏部分を かなり長く アレンジしました。
声という楽器のみの 鳴り響く音色
ワニ子 ワニエ 共々 挑戦です。
なのに
ワニワニ コンビ 二人して 大風邪ひいて
熱や 咳は 薬で 抑えられましたけれど
まだ もう少し フルボイスは 危険。
練習不足で・・・あーあ 気持ちだけが焦ります。
これも 試練。イメージトレーニング で
焦りの気持ちを 乗り越えましょ・・っと。