シャンソン歌手

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シャンソン歌手

2007年09月15日 23時30分34秒 | Weblog
ミシェル・サルドゥ

オランピア劇場で金曜日・月曜日の二日間だけコンサートがあると
いう情報を 日本シャンソン協会の雑誌に寄稿している長南さんより
教えていただき 慌ててチケットを買いに行くと席は売り切れ
ラストの二枚があるだけでした。
しかも 後ろの安い席でしたけれど 何しろ凄い人気の歌手ですから
水曜日 コンサートの二日前に チケットを購入しました。
サルドゥのライブは初めてです。
とにかく 強烈なファンが詰め掛けていて オランピア劇場は
黄色い声と熱気で 開演前から異様な状況です。
シャンソンのバラードも素晴らしいけれど
サルドゥは ロック歌手のようであり 開演から15分間は
電子音のバンド コーラス 美人の弦楽器奏者 計15人の
奏でるロック調のリズムで 舞台は進行しました。
開場のファンは 皆 彼のシャンソンの歌詞を諳んじていて
歌い 掛け声をかけ 手を振り 強烈です。
照明も ファンタジックで 美しく 凝っています。
ロック風のあとは ギターだけで歌ったり アカペラで
歌ったり まさに実力ある歌唱力のシャンソン歌手でした。
驚いたのは 最後のアンコールの閉めは それまで
舞台に置いていなかった グランドピアノのフルコンサートピアノが
突然 設置され ほんの 数小節だけ 弾き語りをしたのです。
考えてみれば 彼は シャンソニエ(作詞作曲する歌手)ですから
当然弾き語りも出来るわけですけれど ロックのような
電子音楽の音響で グランドピアノであつても マイクを使うので
二時間半休憩なしの コンサートにピアノは必要なかったようです。
ただ 舞台の装飾として アンコールの数分のために
ピアノを設置した 演出には脱帽です。
ファンは 総立ち「ミシェル」と叫びっぱなしで サルドゥは
60過ぎの紳士なのに 何だか ジャニーズのような人気でした。
ただ 日本人には 言葉もヒット曲もなじみが無いので
こんな風に 盛り上がることはないのでは?と思うと
外国人が 日本で演奏するのは つまらないだろうな・・・・・と
感じました。
小さな劇場から 実力とエンターテイメント性で
着実にファンを作り やがてスターになっていくと こんなにも
シャンソン歌手も 人気者なのだ!!!!と
ホンモノの威力を感じました。
サルドゥは セクシーでした。低い話し声も 会話力も スタイルも
歩き方も大人の男・・・・・そのもの
素敵でした。