11月18日(日) 天気:晴れ 室温:16.1℃
きょうは 9年前の 2003年4月に登った 岡山県の下・中蒜山を アップします。
最近 山に登らなくなったので 新作は ありませんが たまには 山を載せないと・・。
今までに登った山の記録は ホームページビルダーに 300以上あります。
当時は 写真の枚数が少ないのが 物足りないのですが・・・。
しかし 春に登った山を 秋にアップするのも・・・。
下・上蒜山ときたら 次は 上蒜山です。 近日中に・・・。 近日中とは 3ヶ月以内?
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
下蒜山・中蒜山 しも・なかひるぜん 1100m、1123m 地図:蒜山
登頂日:H15年 4月27日(日) 天 気:晴れ
きょうは 連休の初日で 天気もいいので 『岡山県の山』 26番 蒜山へ行きます。 以前 王子ガ岳
に登ったとき お会いした人と 山の話をして 和気アルプス、爪ガ城が いいと 教えて頂き
蒜山にも 登ってみたいと言うと 蒜山は 下蒜山が 一番見晴らしがいいと 教えてもらいました。
本にも 蒜山登山の最も魅力的な季節は なんといっても 残雪期から新緑の5月にかけて とあります。
今回は 犬挟峠から 下蒜山に登り 中蒜山へ縦走し 塩釜の冷泉に 降りました。
上蒜山には 後日 百合原牧場から 登りましたが 上蒜山~中蒜山は 縦走したことはありません。
6:45 出発。 山陽道・龍野西ICから 播磨道を通り 7:30 中国道の作用ICに入り
8:36 米子道の蒜山SAに寄ると ここから 烏ヶ山を従えた 雪の残る雄大な大山が見え 感
動します。 雪の山を見ると なぜか うれしい・・。
蒜山ICを降りるとき 前方に 蒜山三座が 見渡せます。 蒜山ICを出て 国道482号線を
東へ 約8km走ると 下蒜山の姿が見えてくる。 畝の松並木の手前の サイクリングロード
の看板の辺りからも 山容が望め 右の尾根の急傾斜が 45度以上に見えます。 北へ ゆる
やかに登ると 峠とは思えないような所に 車が10台以上停めてあり 東屋もあり ここが 犬
挟峠。 8:58 車の横の空きスペースに 車を停めます。 家から 2時間10分、75km。
隣の車の老夫婦が 出発するところでした。 このとき このご夫婦に お世話になるとは 夢に
も思わなかった・・。 我々も 靴を履き替え 9:05 スタート。 東屋の横の湿地の板を渡り 山道
に入る。 最初は 緩やかで 幅の広い林道を登るが 徐々に 登りがきつくなり 丸太状の階段に。
黒い粘土質の道は 湿っていて 滑りやすい。 明るい雑木林も 登るにつれて 枯れたササ原に
なる。 視界が開け 先に登った老夫婦に追いつき 南東方向の泉山を教えてもらう。
尾根のなだらかな高原に出ると 低いササが枯れて 茶色一色の草原。 この辺りが 乙女平?
本には 乙女平とあるが 登山口の犬挟峠の案内板には 雲居平とあった。 見晴らしが良く 気
持が いい。 見晴らしは いいが 日本海は 霞んで 見えない。
前方に これから登る下蒜山の尾根が見える。 老夫婦を抜いて 尾根の下に行くと 本にある
45度の急傾斜が そそり立つ。 上に 三人 登っているのが見える。
この近くにある山田養蜂場という会社は 新入社員の教育に 下蒜山登山を行い 社員の根
性を鍛えるとか・・。
ここからは 急登を 10m登って 折り返し また10m登って 折り返しながらジグザグに登る。
登山道は さらに急になり 岩も露出し 鎖・ロープもあり 黒土は滑る。 三点支持で 休み
休み登る。 下を見ると 絶壁状で これを また降りるのか と思うと ぞっとする。 もし 足を
滑らせると 100mくらい下まで 落ちそう・・。
後方は 乙女平から先が なだらかな高原で 三段腹か 四段腹が うねっています・・。
10:20 何とか頂上に着いた。 登りに 1時間20分かかった。 山頂からの眺めは 素晴ら
しい。 南の蒜山高原の新緑がきれいで 西の中蒜山の右奥に 上蒜山。 所々に雪が残って
います。 その奥に 烏ガ山、大山の山並が 陽に白く輝いている。 素晴らしい景色に感動する。
ベンチで休んでいると 老夫婦が登ってきた。 先に登っていた男の人が 中蒜山へ行こうと言
う。 この単独男性は 鳥取の人で 奥さんも 車で来て 本人の車を塩釜に置き 奥さんの車で
犬挟峠まで 送ってもらったそうです。 老夫婦は 男の人に 犬挟峠まで 乗せてもらうと・・・。
中蒜山まで行って 塩釜へ降りると 犬挟峠の車へ戻るのに困るし、登ってきた急登を 降りる
のも ぞっとするし・・・。 思案の末 時間も早いし 塩釜へ降りて タクシーを呼ぶことにして 中
蒜山まで 行くことにしました。 10:40 一緒に降りる。 ここから下のピークまでは 急傾斜で
落葉が 水に濡れて 滑りやすい。
少し降りると 視界が開け なだらかな草原で 道端に咲いているカタクリの花を 撮りながら
歩きます。 女房は 花に興味がないので どんどん先を行く。 座り込んで 写真を撮っている
人に 花の名前を聞くと キクザキイチゲ だと教えてもらいました。 ただ 山を歩くだけでなく
咲いている花にも 目を向けないと・・。
前方に 上蒜山、後方の下蒜山を振り返りながら 雄大な景色を楽しむ。 上蒜山へ縦走して
良かった。
キスミレの花もある。 今まで 70座以上の山に登ったが 山野草に興味を覚えたのは この
蒜山が 初めてか。 少しは 花の名前を知らないと 恥ずかしいので 家に帰り 早速 山野草
のポケットブックを 買いました。 下蒜山から 結構 長い下りで 11:26 ふんぐり乢を通過。
この谷からの登りもきつかった。 道も悪く 陽を遮るものがなく 暑い。 30分くらい あえぎ
ながら 登り 下山路との分岐を過ぎ 上蒜山への分岐・避難小屋を過ぎ 少し登り 12:12
中蒜山の山頂に着いた。 下蒜山から1時間30分かかった。 山頂には グループで登ってきた
人もいるのか 大勢の人がいた。 皆と一緒に 弁当を食べる。 山頂からは 上蒜山は見えるが
その奥に隠れ 大山は見えない。 南側は 絶景。 少し遅れて登ってきた 老夫婦が 下山する
ようなので 12:58 一緒に 降りる。
分岐まで降りて 南へ降りる。 いきなりの急な階段。 段差が高く 飛び降りる。 この下りは
急で 木の枝に掴まりながら 露出した岩、木の根を踏んで 鎖・ロープを掴んで 降りる。
五合目の神社で 休憩。 老夫婦が休んでいる間に 先に降りました。 傾斜は 少しづつ なだ
らかになります。 結構 長い距離を歩いたので 脚も疲れた。 沢を3、4回渡り 林道へ降りま
した。 ここから 5、6分で 塩釜の冷泉に着きました。 14:10 です。
タクシーを呼ぼうとして 財布を 車に置いてきたことに気付いた。 幸い 女房が 携帯を持って
いたので 近くで 番号を聞いて 電話をするが 何回 掛けても 話中。 受話器を外しているのか?
仕方ないので 歩いて戻ろうとしたら 老夫婦が降りてきて 男の人に 犬挟峠へ 車で 送っ
て もらうようです。 上蒜山へ行こう と言ったときには 話が 出来ていたらしい。 タクシーが
来ないことを言うと 峠まで戻って 車で送るから サイクリングロードを 歩くよう言われた。
安心して 2kmくらい歩いたところで 車で 戻ってきた。 助かった・・・。
あとで考えると 鳥取の人が 犬挟峠まで 私だけ乗せてくれたら・・。 軽自動車でも 4人なら
乗れるのに・・・。 下蒜山で 中蒜山へ行きましょう と言ったのに・・・。
津山から来たという老夫婦の 奥さんの運転で 犬挟峠まで 送ってもらいました。 車中の話
では ご夫婦は 以前 塩釜から峠まで 約6kmを 歩いて戻ったこともあるそうで この前 他の
山で 同じように 親切にしてもらったので あなた達もどこかで 誰かに 親切にしてあげて くだ
さい と言われ 涙が出るほど 嬉しかった。 私も この前 雪彦山へ行ったとき 歩いていた
夫婦に聞くと 雪彦温泉まで歩くそうなので 親切の押し売りで 乗せて 送ってあげた。
14:45 犬挟峠を後にして R482号で 湯原ICから米子道に入り 中国道を走り 17:00
家に着きました。
下・中蒜山は 今まで登った山の中でも 一番しんどかった? ただ ふんぐり乢、乙女平は
なだらかで 景色もよく 気持のいい山歩きができました。 いつか 上蒜山にも 登ってみよう。
本日の走行距離は 296kmでした。
。。。。
。。。。
。。。。
。。。。
。。。。
。。。
。。。
。。。。。