私の日帰り散策

写真でつづる山歩き、ドライブなどの日誌です。
最近は ギャラリー巡りをしています。

先山 せんざん 448m

2009-09-13 16:03:44 | 山歩き
 9月13日(日)   天気:晴れ、 気温:普通?   地図:都志(南東部)

 きょうは 『ふるさと兵庫100山』の 99番・先山に 登ってきました。 山と渓谷社の 『兵庫県の山』
の51番で 本には 山頂には 淡路西国第一番札所の千光寺があり 信仰を 集めている。 古く 「くに
うみ」 神話によると 海中の土を探った矛から滴るしずくによって できた山ということで 日本の発祥地
が 先山というのも おもしろい とあります。  洲本市の北西にある先山は 尖った山容から 「淡路富士」
と 呼ばれているそうで 諭鶴羽山のページには 柏原山569m、諭鶴羽山608mと合わせて 「淡路
三山」 とも 呼ばれているそうです。
 本当は 昨日 行きたかったのですが 雨で・・・。 6:58 出発。 姫路バイパス~ 加古川
バイパスから 西明石で 100円取られ 第二神明・伊川谷JCTで 北神戸線へ。 永井谷から 地下
トンネルを通り 垂水JCTで 200円取られ 地上に出たところの分岐も間違えず 明石大橋へ乗る
ことが 出来ました。 伊川谷から 明石大橋へ乗るには 慣れないと なかなか難しい。
 明石大橋に乗ると 開けて 車線も広くなり 走りやすくなります。 淡路道は 車は 結構多かったが
路面の段差がなく 景色も見えて 大変 走りやすい。 淡路島に乗ってから 洲本ICまでは 遠く感
じましたが・・・。

 8:15 洲本ICで 降ります。 ここまで 108.2km 1時間17分 1000円。 国道28号 線を
進んだと 思ったのですが 地理院の地図は 古い。 道路地図では 三洋電機の前の道は 今
では 県道125号? 桑間の信号で 左折。 左の石標に 「先山道 」とあった。
 『兵庫県の山』の 欄外にあるように 淡路島では 「高山参り」 といって 高い山に登って 祈願
する風習があり 先山も 大晦日から 正月三が日に 多くの参詣登山が行われる。 この道は
山頂の千光寺への参詣道のようで 石仏も多い。

 正面に 先山を見ながら 洲本川沿いに行くと 犬の散歩中の人がいました。 道を尋ね 親切に
教えて頂きました。 淡路自動車道の先に 停める所が あるそうです。 釈迦堂は 分かりませんで
した。 その先 29m標高点の分岐も 分かり難いところです。 左へ進むのですが 左の道は 行き
止まりに見えるし。 淡路自動車道を越えると 広くはないが 車を停められるスペースがあり 既に
2台 停めてあります。 8:39 駐車。 洲本ICから 4.7km 家から 112.9km。
1時間40分ほどかかりました。   8:44 スタート。

 ここには 地図にない道があり 地図の通り 真直ぐ 中央の道を進みます。 左下に 小さい道標が
あったかも? 道は コンクリートで 舗装してあり 細いが 軽トラなら まだ 先まで行けそうです。
 早くも 4人降りてきました。 この山は 毎日登山で 登る地元の人がいるのでしょうか? 千光寺
の参道なので 丁石が あります。 一、二丁は 見落としましたが 三丁は 8:46 通過。 本に載
っている 石仏群の写真は 五丁目だったか? 右に スペースがあり 車で ここまで 来られそうです。

 8:58 七丁に来ました。 ここからは 階段が始まります。 道は 大きく 右に左にカーブしながら
登っていきます。 七丁の少し上で 右に雑木の疎らな所があり 東を望むことが出来ます。 下に
池が見え 淡路道が走り 奥に 山がなだらかに 延びています。
 階段道は 延々と続きます。 9:03 八丁を 通過すると やっと階段が終り  なだらかな土道に
なり 踏むと ジャリッ ジャリッと音がして 気持が良い。 段差の低い丸太の階段は 歩きやすい。
 ハチの巣注意を過ぎ 9:11 九丁に来ると 右に 石のベンチと石仏があり 登山道側を 向いて
いるのは 不動明王像です。

 山の両側を削った溝のようなところを抜け 9:16 十丁へ。 なだらかな地道です。 ここまでは 細い
雑木が 密集した雑然とした森林でしたが この辺りまで 登ると 太く 高い木も 見られるようになり い
い森林浴コースとなってきました。 頭上で キィーンと 飛行機の音がします。 淡路島は 関空への
飛行機の航路となっているのでしょうか?
 9:20 11丁。 この辺りは 土を盛り上げた 土手のような道です。 100mも 行かないうちに 9:21
12丁。 左に 道が あったでしょうか? 右に 進みます。 9:25 13丁。 9:27 14丁。
 道は 本格的な山道になり 九十九折れになります。 本にある七曲でしょうか? 古い石垣があり
緻密な石組みでした。 9:33 16丁。 ここで アンダーシャツ姿の男の人に 抜かれました。 山頂
は 何丁なのですか?

 分岐があり 本にある先山口からの道? ここを 右に曲がると 前方に 民家が見えてきて 前を通ると
閉店された東茶屋でした。 右に曲がり 石段を上がると 別格本山千光寺と 淡路西国霊場第一番
の二本の石柱があり ここが 十八丁です。
 きょうは 法事でもあるのでしょうか? 黒服を着た人が 大勢います。 70段くらいある石段を ゆっく
り登ると 建物があり ここが 山頂かと思いましたが まだ 石段があるそうです。 教えてくれたのは
降りてきたジャージ姿の74歳の老人?です。 この人も 山登りをするそうで 話が 弾みました。
 日本百名山にも 登ったそうで この前は 幌尻岳に登った? 水曜夜10時から 教育テレビでの
田部井淳子の山登りの番組の話 大山の階段道の話 「ふるさと兵庫100山」の話 地下足袋の
話から 私が この前登った浜坂の観音山つながりで 加藤文太郎の話・・・。 何所から来た? 姫路
です。 高御位山があるやろ。 いい山や・・。
 私が 50分以上かかった この先山も 40分ほどで 登るそうです。 身長150センチほどの細い
小柄な老人ですが・・・。 登山道の脇に置いてあったホウキは この人が 掃除に使うのだそうです。   
 趣味の合う人と 話はつきません。 20分以上 立ち話をして 別れれました。

 階段を上がると 右にそろばん玉の石碑があり 左の建物は 物見台・展望所? さらに 階段を 右に
上がると やっと 朱の仁王門。 4箇所、計200段くらいの階段を上がったからでしょうか? 翌日
ふくらはぎが 筋肉痛! 後で 仁王門の仁王さんが 運慶の作と分かり・・・。 芸術作品を 鑑賞しな
かった。 写真もない。 後の祭り・・・。
 仁王門を潜ると 右に 三重塔、左は 鐘楼? 変わった造りです。 奥の大きな建物が 本堂(金堂)?
本には 石段を登って 本堂に向かうと 仁王門、金堂、護摩堂、六角堂が並んでいる とありますが
並んではいません。 護摩堂は? 梵鐘が重文?
 鐘楼の左奥には 立派な宝篋印塔が、本堂の左には 金毘羅大権現像が ありますが 写真の数が
制限されるので 載せることができないのが 残念です。 本堂の前の狛犬は 犬ではなく かわいい
イノシシです。 写真の燈篭の右に 小さく見えます。 これには 謂れが あるようです。
 本堂の裏へ回ると 千手観音像があり 千光寺の本尊だそうです。 六角堂の前から 裏側を廻って
本堂の前に 戻りました。 それにしても こんな山の上に こんな立派な お寺があることが 不思議で
す。 昔は 道路も なかったでしょうに・・。
 諭鶴羽神社も 常隆寺も 妙見宮も 山の上にありますが 千光寺が 一番 立派で 栄えています。
そうそう 竜宝寺も 立派なお寺でしたが・・・。 先山には 三角点がないので 山頂が 分かりにくい
が 一応 登頂したことに・・・。

 千光寺は 901(延喜元)年の創建。 調べてみると 宍粟市波賀町とつながりがあるようです。
むかーし 播州の深山で 猟師の忠太が 大猪のイザサオを 退治しようと 大きな弓を持って 山に
入り 猪を見つけ 弓を射ると 矢は 猪に当たりましたが いつも クマザサを食べ 元気な猪は 南
へ南と 逃げ 海を渡り 先山へ逃げ込みました。
 忠太も これを追って 山へ入り 洞穴に隠れていた 猪を見つけ とどめを射そうとすると 猪は
煌々と輝く千手観音に 変身し 胸には 矢が刺さっていました。 これを見た忠太は 殺生を 深く
反省し 仏道に入り この山に お寺を建てのだそうです。 これが 狛猪と 千手観音菩薩が 本尊
である謂れらしいが 本当でしょうか?
 また 世の中には 「十三仏霊場めぐり」 ということがあるそうで この千光寺は 淡路十三仏霊
場めぐりの第一番で 不動明王。 十三仏は 不動明王、釈迦如来、文殊菩薩・・・・大日如来、
虚空蔵菩薩だそうです。

 仁王門を潜り 階段を降りたところに 物見台があり 南が望めます。 南に見える山並みの一番高い山が
淡路島・最高峰の諭鶴羽山でしょう。 南東方向の柏原山は 見えないようです。 後に 不動明王像があり
ます。 階段を降りて 右へ進み 西の茶屋の前から駐車場の方へ歩いてみましたが 展望は ありません。
 10:27 下山。 来た道を降ります。 道は ほぼ一本道で 迷う所はありませんから どんどん歩けます。
きょうは 少し風もあり あまり暑さは 感じませんでした。 自然林の日陰を歩いたからでしょうか?

 七曲を降り 階段を下り 山頂近くで お会いした老人が言っていた 五丁へ降りました。
「ふるさと兵庫100山」の205ページに 下内膳からの道に残る石仏群 とある写真の場所です。
石仏の持つ赤と黄の風車が 爽やかな風に カラカラと廻っていました。 私は 本は 買ったので
すが 詳しくは 見ていないのです。 『宍粟50山』も 『ふるさと兵庫100山』も 発行が遅く ほと
んどの山に 登ってから 本が出るのです。

 四丁の下へ降りると 夫婦のハイカーが登ってきました。 さらに下では 軽トラまで登ってきました。
11:13 車に戻りました。 下山は 45分。 登り応えのある山で 少し疲れました。 11:14 車を
出します。
 淡路道にかかる橋の上から 南が見晴らせ 諭鶴羽山が見えます。 来る前は 先山には 三角点が
ないので 北東約1kmにある念仏堂は 山頂に 電波塔の印があり 車で行けそうなので 三角点を
踏みに行こうと思っていたのでが 例の老人が 車止めがある と教えてくれたので 行く気がなくな
りました。 明石大橋を渡って ここまで来て ひと山だけで帰るわけにはいきません。 仕方ないの
で 三熊山ヘ登りましょう。

 桑間の信号で左折して 県道から国道28号へ渡り 右折して潮橋を渡り 県道76号を 真直ぐ
海岸へ突き当たり 右に曲がり 南へ回ります。 洲本温泉のホテルを過ぎたところで 右折して
ドライブウェイのような道を山へ登ります。 そうです 三熊山には 洲本城跡があるのです。
 9.8km走って 11:50 洲本城跡の駐車場に 車を停めます。 駐車場の奥が 展望台のよう
になっていて 南東の海岸方向が見え 左の島は 和歌山県の沖ノ島のようです。 右は 成ヶ島?
成山には 由良城があったらしいが・・。

 駐車場から石垣に沿って歩きます。 洲本城は 石垣が 複雑に組まれた 大きなお城です。
和田山の竹田城に匹敵する規模は ないでしょうが・・。 石垣の間を歩いて 天守閣へ上がります。
天守閣の下は 絶好の展望台になっています。 三熊山が 標高何メートルあるのか分かりませんが
北方向は 素晴らしい展望です。
 調べると 三熊山は 133mらしいです。 東方向に 洲本市外の奥に さっき 登った先山が 形
のいい山容を見せ 眼下には 洲本港から北へ海岸が伸びて 青い海と青い空が広がっています。
 天守閣の下へ行くと 南の山並を望むことができ 諭鶴羽山が 確認できます。 三階建ての天守
閣(1階は空間)にも上がってみましたが 窓が小さく 展望はあまりよくありません。
 洲本城は 1500年ころ 熊野水軍の一族が 砦を築いたのが始まりで 1581年 信長の命を
受けた羽柴秀吉が 四国攻めの際 淡路を討伐 のち 脇坂氏が 修築。  秀吉の南西方への
進出の拠点となった。 現在残っている石垣は 脇坂氏在城中の24年間に築かれたもので 野面
積といわれる 特徴のある積み方だそうです。

 西の丸跡を廻って 12:22 車に戻りました。 方向は 分かりませんが 登った道とは 逆の方向へ
降りました。 多分 東へ降りたのだろうと思います。 街へ降りると コンビニがあったので 弁当を買い
洲本ICへの道を尋ね 教えてもらいました。 コンビニの駐車場で 弁当を食べて 細い道を 川沿いに
進み 分かり難い道を走り 何とか 洲本ICに 出ることが出来ました。 洲本城跡から 7.9km。
 13:00 洲本ICから 淡路自動車道に入り 明石大橋を渡り 垂水JCT~伊川谷JCTから 第二神
明に入り 加古川、姫路バイパスを走って 14:13 家に 帰ってきました。
本日の走行距離は 往路112.9km 洲本城跡まで 9.8km 復路115.4kmで 計238.1km。
これで 「ふるさと兵庫100山」は また ひとつ減って 残りは 4座となりました。

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