私の日帰り散策

写真でつづる山歩き、ドライブなどの日誌です。
最近は ギャラリー巡りをしています。

イッピン 銀色に輝く 淡路瓦

2013-12-29 15:35:26 | 日記
 12月29日(日)  天気:晴れ   室温:14.5℃

 きょうは 24日(火)に BSプレミアムで 放送された ”空に輝く銀色の波模様 ~兵庫 淡路瓦~ ” をアップします。
建築家・安藤忠雄が 設計した 「淡路夢舞台 国際会議場」 には 6万枚の淡路瓦が 使われ 銀色に輝いています。

 淡路島には 良質な粘土が 豊富にあり、古くより 屋根瓦の生産が 行われてきました。 その歴史は、約1400年前
の飛鳥時代まで 遡ると言われていますが、その代表的な製法が 「いぶし焼き」 で 400年の歴史をもっています。
 いぶし瓦は、工程の最後に 生ガスを使って 燻化(還元焼成)を行うもので、瓦表面に 炭素膜ができ、淡い銀調の
色艶を帯びた瓦が 出来上がります。 (株式会社ミハラのページより)



なぜ 粘土が 銀色に輝くのでしょう。
 瓦を機械で 成型すると 手で持てるくらい硬くなります。 これに 細かい粒子の粘土などを溶かした液体の
”はけ土” を 掛けると 表面が クリーム状の質感になります。 これを 窯に入れ 割れないように ゆっくり
温度を上げ 20時間かけて 1000度まで 上げます。 


 火を止め 窯を閉じ ガスを封入して 不完全燃焼させ いぶす。 窯の温度を 3日かけて 徐々に下げる。
表面に 炭素膜ができ 光を反射して 輝くようになる。 


 さらに 表面を ビニールホースで 磨き 滑らかにすると 光沢が増し 淡い銀色になる。 



 日本橋のギャラリーには 瓦と同じ材料で作った 箸置き、小皿、コースターなどの おしゃれ小物が並んでい
ます。 コースターは 吸水性があり 水を吸うので 冷えた水が入った コップなどを 置くのに 適しています。
座面に 瓦を使った椅子もあります。


 淡路瓦には 鬼瓦もあります。 基本的には 瓦と同じ製法ですが 鼻などのパーツは かき破り という方法で
引っ付けます。 接合する面に 櫛のようなもので 小さい溝を付けて 接合します。 接合すると 鼻の部分を
掴んで 全体が 持ち上げられるほどの 接合力があります。 細部を ヘラで削り 表面を 丁寧に仕上げ 艶を
出します。  今も 銀色の輝きを 追い求め 職人の技を未来へ伝える・・・・。



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