私の日帰り散策

写真でつづる山歩き、ドライブなどの日誌です。
最近は ギャラリー巡りをしています。

14代 柿右衛門 遺作展

2013-09-19 15:55:55 | ギャラリー散策
 9月19日(木)  天気:晴れ  室温:31.2℃

 きょう ヤマトヤシキで 有田焼の ”14代 酒井田 柿右衛門 遺作展” を見てきましたが 前のページが 長く
なりそうなので 新しいページで “遺作展” を 書きたいと思います。 ついでに 6月24日に放送された BS
プレミアムの ”有田焼 人間国宝の思い” も追加したいが・・・。 6月24日の放送は 柿右衛門が亡くなったの
で 追悼の意味で 再放送されたのでしょうか?  2003年に放送された?

 6月に 78歳で逝去された 人間国宝14代 柿右衛門の追悼記念展を開催します。 江戸時代から400年続く
伝統を守りながら 現代感覚に優れ その作品は 日本の色絵磁器を代表するものです。
 温かみのある 「濁手(にごしで)」 の素地と 深みのある 「色絵」 によって生まれる絵画的で 華麗な作品は
人々を 魅了してやみません。 14代 柿右衛門は 平成13年(2001) 人間国宝に認定されました。




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 6月24日 3時から BSプレミアムで ”十四代 酒井田 柿右衛門 有田焼 人間国宝の思い” が放送されました。
渡邊みどりアナが 柿右衛門窯を訪れ 14代にインタビューします。 工房には 38人の職人がいて 分業で作業
します。 職人は 長く続けている人が多く 職人が 支えた伝統工芸といえる。 職人は 不器用な人がいい。
器用な人は 個性が出てしまう。 職人に 個性はいらない・・・。 土をこねるのに 2年・・。


 泉山の土は 昔は 地表から採っていたので 風雨にさらされ 不純物が混ざっていたが 今は 穴を掘って
地中から採っているので 不純物のない きれいなな土で・・・。


 新しいものが入ってくると 合わない。 昔のものに近付けよう。 科学化が進むと 日本の工芸は廃れる。
14代は 12代の祖父から 伝統の色と絵の具の調合を習い 13代の父から ろくろを習い 修業を積む。
父の没後 48歳で 柿右衛門を継いだ。 絵具は 鉱物が原料。


 柿右衛門様式は 濁手、赤絵、余白。 究極の白を追求し 300年間 途絶えていた 濁手を復活した。
最近 有田焼は 天草の土を使っている。 使いやすく 麻薬のようなもの。 きれいすぎて 味がない。
白過ぎると 絵が冷たくなる。 白の中には 何千年の自然の恵みがある。 

 余白の美。 白を描く。 白が大事だからといって 残せばいいものではない。 バランスよく残す。
いっぱい描いて 要らないものを 消すのは苦しい。 絵の強さと 残った白の強さ、広さのバランス。
 デザインとして 赤を使う。 しっとりとして味のある きれいさ、美しさ。 日本人の美意識。
きれいになり過ぎ 美しさがないのも・・。 緑は 自然の中で錆びた 古い銅板がいい。

 これから作りたいものは 派手でない 原点のような食器。 江戸時代への憧れ。 元禄時代に行って 先代に
聞いてみたい・・。 どこにでもある 自然の野の花を描きたい。 庭すみで 静かに咲いているタデのような・・・。
日本伝統の美しさを残す。 15代は まだ 若すぎる。 いろいろなものを 見て回れと・・・。

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