5月20日(月) 天気:晴れ 室温:24.3℃
きょうは、高砂市米田町のギャラリー集へ ”川渕 明日香 心草の躍動” を見に行きました。
明日香さんは、南蛮焼の川渕直樹さんの娘さんです。 陶芸家としての父の背中を見続けてきて、父の
美意識を受け継がれています。 お隣さんが 干し柿を持ってきてくださり、ごちそうになりました。
南蛮焼を大きな柱、対極の美として 焼締磁器、焼締白磁彩は 明日香さんの代表作です。 上薬を掛け
ず 磁土に ほんの少し 赤土を混ぜ、薪窯焼成した焼締磁器は、真っ白な中に ほんのり炎の影が見られます。
赤土に 純粋な磁土を施す 焼締白磁彩は、汚れのない白が 雪山の積雪を思わせる、陶土と磁土のコントラ
ストを描きます。 これが 川渕明日香の陶の魅力です。
川渕直樹さんは、1946年 奈良生まれ、1976年 京都府下、南山城村童仙房に工房を移し、
半地上式単房長窯、俗にいう蛇窯を築く。粉引・井戸などと共に、本格的に南蛮風焼締陶を焼く。
※南蛮焼は、16世紀から17世紀にかけて 南蛮貿易により輸入された、中国南部、ベトナム、安南などに
ルーツを持つ陶器の事をいい、その大部分は 土をそのまま焼いた いわゆる「焼き締め陶器」です。
土は 精粗さまざまあり、また 発色においては 黒褐、淡紅など 多岐にわたり、様々な変化が見られる
のも 大きな魅力です。
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