私の日帰り散策

写真でつづる山歩き、ドライブなどの日誌です。
最近は ギャラリー巡りをしています。

イッピン 波佐見焼

2015-04-26 21:45:17 | 日記
 4月26日(日)  天気:晴れ   室温:26.6℃

 4月14日(火) NHK BSプレミアムで 7:30から  イッピン ”スマートに便利に いつだって
庶民的 ~長崎 波佐見焼~” が 放送されました。
いま 東京・自由が丘の 小間物日用品店に 人気の波佐見焼が 並んで 一番売れている。  ごは
ん茶碗は 大きめの高台で 子どもにも持ちやすく 安定して 倒れにくい。 縦長で 深めの形で 使
い勝手がいい。 実用性を追求し スタイリッシュで カラフルな器。 スマートで 便利な波佐見焼。 
 以前 ”美の壺” で 波佐見焼が 紹介されたのは 2013.1.9 だったかな・・・。 この時 初めて
波佐見焼を知りました。  大手前公園で 毎年 行われる ”全国陶器市” では 波佐見焼 「藍水」
を見ることができます。


番組案内には
 江戸時代から続く スマートで 便利な “庶民の器”。
 思わず 御飯を 山盛りにしたくなる 茶碗は “くらわんか碗”という 波佐見焼の伝統を 象徴する
 器を 現代によみがえらせたもの。 また 女性に人気の美しい 手彫りのカップは カンナで
 極限まで 薄く削っているため 軽くて 触り心地が 抜群。
 さらに 今 全国で 注目されるインテリアのような カラフルなマグカップを 女優・内山理名が 徹底取材。

 波佐見焼には 400年もの歴史があり 今でも 全国3位の生産量があり 90の窯元があります。
ごはん茶碗は 波佐見焼の伝統から 生まれました。 江戸時代の”くらわんか碗” が復活されたの
です。 現代に合うよう 安定して 使いやすいよう改良した。 3.6mmの厚さが 2.6mmに 薄く
なり 軽くなった。

 波佐見焼は 分業制で作られます。 生地、焼き、絵付け それぞれ専門の職人が 作業します。
棒状の粘土を 一定の長さに切り分け 石膏の型で へら(ローラー)成形します。 型とローラーの
角度には 微調整が要ります。 型から出して 乾燥。 焼くと 約1mm縮むので 3.6mm厚に
成形します。  1日 8時間の作業で 薄くて 丈夫な器が 3000個できます。 

 いろいろな器を作るため 1000種類ものコテ(ローラー)があります。 乾燥後 手作業で
仕上げをして 表面を滑らかにし 絵付けへ。 絵付けも 色によって 違う人が 行います。
一人が 一色を扱う方が 能率が上がる。

 一日7000個を 窯に入れて 焼き 完成。
江戸時代の波佐見焼が 発掘されたが それには 簡素な絵付けが 施されています。
それを参考に 簡素な絵付けの器が 物産館に並んでいます。

 次は 波佐見焼の新しい形。 透けるほど薄く 軽い 極限の形の器が 女性に大人気。
真崎 善太さんは カンナで いろいろなタイプを削ることで 異なる個性を 作っていく。
今までに 30種類以上の形状を作りました。 削る形で カンナも違うので 30以上のカンナを
持っていて 使い分けます。


 カンナで 1ヵ所削るのに 3回削ります。 1回目は 形をみる、2回目は 幅を決める、
3回目は 深さを調整する。 1つのカップを削るのに 約1分。 一日に 約150個削る。
焼く前のカップは 軟らかく 壊れやすいので 注意が要ります。

 さわり心地が 癖になる。 値段は 1個 千円台で 安い。 庶民向けのものを作ってきた 波佐見焼
の感性が 残っている。

 次は カラフルで おしゃれな器。 従来にない 鮮やかな色が 19色揃いました。 インテリアに
コレクションしたくなる器です。 これは 焼物問屋の馬場さんが 工房に依頼して 作ったものです。

 従来にない色なので 釉薬作りから 始めました。 器を釉薬に漬ける際 指が触れた部分は
焼くと 色ムラになります。 馬場さんから 何度も NGが出ました。 手で持たないため 特別な
金具を作り 釉薬に漬けます。 また 窯で焼く際も 窯の中の位置で 色ムラが出るので 試
行錯誤の末 色によって 置く位置を変えます。

 工房は 苦労して作ったので ヒット商品になってよかった・・・。 色をめぐる戦いは
世代を超えて生まれた器です。

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コメント
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