私の日帰り散策

写真でつづる山歩き、ドライブなどの日誌です。
最近は ギャラリー巡りをしています。

但馬・妙見山 1139m

2011-08-28 17:03:47 | 山歩き
 8月28日(日) 天気:曇り のち 晴れ 室温:34.6℃  地図:関宮(北西)+栃本

 きょうは やまあそさんに誘っていただき 但馬の妙見山に登ってきました。 なぜ いまどき 妙見山と
思いましたが おじいさんつながりで 一緒に行った作畑ガールの希望だそうです。 TQFさんも同行され
ました。 この前 大山・三鈷峰に行ったとき しんどかったので どうしようか 迷いましたが 作畑ガール
のカタツムリの登りのお陰?で 何とか登ることができました。 名草神社に降りて 国宝・三重塔を見て
妙見菩薩が 神仏分離により 移された麓の日光院に お参りし 新『ふるさと兵庫50山』 にある通り 充実
した山歩きができました。

 9:30 集合ですが どれだけかかるか 分からないので 早目の 6:41 出発。 姫路バイパスから 播
但道に廻り 和田山ICを通り 7:41 国道312号線に降りて 右折。 朝 早かったので 播但道は 空い
ていました。 ここまで 1時間ほど。 料金は 1400円と表示されましたが 休日3割引があり 請求は 9
80円でしょう。 7:44 一本柳で 国道9号線に入り 西へ走り 7:59 つるぎが丘で 右折。
 ここで ちょっと 道を間違えましたが すぐ県道6号線に戻り 北へ。 県道267号線に入ると 一本道です。
名草神社の道標を見て 妙見蘇武林道に入ります。 このまま行くと 早すぎるので 先に 日光院に寄りま
した。 きのう 本を見て 妙見菩薩が 山麓の日光院に 降ろされた ということを 勉強しておいたのです。
日光院には 8:16 に着きました。 日光院は このページの最後に・・・。


 日光院から 狭い林道を 7.7km登り 8:41 名草神社の駐車場に着きました。 早すぎました。 家か
ら 119.4km。 坂道を上がり 国宝・三重塔を見てきました。 暇なので 作畑ガールに 連絡しますが
通じないし・・・。 9:30 少し前に やまあそ号が 到着。 200m下の駐車場に移動。 TQFさんも来られ
やまあそ号で 登山口へ移動しますが 林道が 荒れているので 少し下の林道脇に 駐車。
 上の図は 林道分岐にあった登山ルートですが 右下が 北になっています。 登山口から 大ナル新道を
登り 山頂へ。 尾根を辿り 名草峠から 丁石地蔵道を 名草神社へ降ります。 
 9:55 スタート。 林道を歩き キャンプ場前へ出ると 建物がありますが 廃墟になりそう・・・。 小さい
分岐を過ぎ 林道終点が 登山口です。 右の階段を上がります。



 ここから 丸太の階段が続きます。 初めは なだらかでしたが 直ぐ急な登りになり ペースが落ち 汗
が 噴き出してきました。 きょうは 曇りで 少し涼しかったのに・・。 6月5日に 大高山・権現山に登って
から 2ヵ月間山登りを していない作畑ガールが 少し遅れ気味・・。 休憩。 TQFさんが 休むと 乳酸が
出て 疲れるので 休まない方が いいと 言われますが・・・。



 休むと乳酸が出るのは 分かりませんが ネットを見ると 疲労物質「乳酸」は 疲れて 血液が酸性に
なり 細胞の活動が低下すると 発生する? 血液循環の悪い人は なかなか乳酸が消滅しない。 普段
あまり運動をしない人は 乳酸がたまりやすい。 すっぱいもの、クエン酸や酢酸は 乳酸を水と炭酸ガス
に分解し 体外に出す働きがあるそうです。 乳酸をためないコツとして 日頃から運動をして 血液循環
を良くする。 運動は ウォーキングやジョギングなどの 有酸素運動が いいそうです。

 途中 右下に 名草神社の屋根が見えるところが ありましたが ずっと 見晴らしはありません。 我々
が ブナの木を見ながら 休憩していると 後から登った夫婦が 追い抜いて行きました。 やや急な登り
は 標高1100m辺りまで続きます。 TQFさんが GPSを見て あと400mと言って 励ましますが ペ
ースは 上がりません。 山頂の300m手前辺りから なだらかになります。



 夫婦に 100mほど遅れて 山頂に着きました。 11:18 登頂。 本に キャンプ場から 65分とあ
るので ほぼ標準タイムです。 山頂には 2003.8.28 四等三角点:妙見山が設置されています。
標高は 1135.5mで 地図にある1139m標高点より すこし低い位置に 三角点があります。
 昼食後 TQFさんと 100mほど南の本当の山頂へ行きましたが なにもありません。 細い道は
先へ延びているようでしたが 西の尾根の先にある 二等三角点:福岡まで 道があるのでしょうか?



 山頂へ戻ると 単独の女性が 登ってきました。 やまあそさんじゃ ありませんか? やまあそさんは
全然 気付かなかったようですが 女性が 竹林山で・・・と言うと 思い出したようです。 この女性は
「POREKOの山小屋」 というページを持っておられ 世界中の山を歩かれています。 すごい人だっ
たのです・・・。 今度 どこかで お会いしたら 分かるでしょうか?



 本日の ”やまとも” デュオの演奏会は ”さようならの夏” 知らない曲でした。 無線が入り 演奏会
どころでは ありません。 千ヶ峰のたらちゃん、氷ノ山のたぬきさん、植松山のOAPさん とつながった
ようで TQFさんも対応され てんやわんや?  食事中の女性を ひとり残して 先に 降りました。
TQFさん! 降りるとき すでに 首にタオルが ありませんよ! 何所に 置いたのですか?



 北尾根を降ります。 以前 歩いた時は 左下の林道を歩くように なっていましたが 今は 尾根
に いい道があります。 天気が良くなり 林道は 日が照っていて 暑そう。 尾根道は 日陰です。
しばらく 急な下りが続き なだらかになると 今度は 登りです。


 その先で TQFさんが 大事なタオルを落とした と言って 引き返しましたが 直ぐに 戻ってきまし
た。 山頂に忘れていたのを 単独女性が 持って来てくれたのです。 ともみさんの白いタオルなら
持って来なかったが いいタオルだったので 持主がいなければ・・・。  ここから 五人で 降ります。
名草峠まで 遠く感じましたが 12:54 峠に降りました。 ここに お地蔵さんがあります。



 峠から丁石地蔵道を降ります。 道は やや荒れていて 雨水に洗われ 溝のようになった所もあり
湿って滑りそう。 丁石地蔵を見ながら歩くので ペースは上がりません。 TQFさんは 静かです。
我々のカタツムリの歩みとは ペースが合わない? 大きな杉の朽ちた切株もありましたが この前
の作畑ガールのレポの 毛原のものには 負けています。 神社の手前、ザゼンソウ自生地に ツリ
フネソウがあるかと 思ったのですが 全然 ありません。


 13:27 名草神社に降りました。 目の前に拝殿あります。 立派な建物で 入母屋造、桧皮葺。
確か 重要文化財。 棟札に 元禄元年(1688)ころに建立されたと・・。 組物、木鼻などは 古調で
見るべきものがあり 保存も良好 とありますが 書かれたのは 昭和51年です。 江戸時代中期
の代表的な 割拝殿として貴重な遺構である・・・。 



 石段を上がり 拝殿を潜り 本殿にお参りしました。 本殿も立派な建物で 重要文化財です。
ともみさん曰く 昔は 但馬の人は よく名草神社に お参りしたそうで 生野の人も お参りしたそう
で ともみさんのおじいさんも お仕事の関係で・・・
 お参りを済ませ 正面の急な長ーい石の階段を降りますが これが よく滑るのです。 滑ると 「蒲
田行進曲」 程度では 済みません。 なんとか 降りましたが・・・。



 階段を降りると 国宝・三重塔があります。 寛文五年(1655) 出雲大社から移設されたそうなので
相当 古いのですが まだ 色鮮やかで 新しく見えるのは 昭和62年に 解体修理されたからでしょう。
 一重の軒隅で 力士が屋根を支え 三重の軒隅には 「見ざる 言わざる 聞かざる 思わざる」を表
わした 四猿の彫刻があります。 かなり 高い位置にあるので 私の3倍ズームの安物カメラでは・・・。



 四猿の写真を頂きましたので 下に追加します。 三猿 見ざる 言わざる 聞かざる は 東照宮で
有名ですが 深い意味があるそうです。 見ざる 言わざる 聞かざる に 順序は あるのでしょか?
ここの猿には 思わざる もいます・・・。


 作畑ガールが 妙見の大杉を訪れた という証拠写真を撮って 切株を見て ”妙見の 雪に埋もれて
ひっそりと・・・” の歌碑を見て 13:58 車に戻りました。 TQFさんが 駐車場の正面に見える
山並を見て 床ノ尾山だと言われていましたが・・・。 そういえば 登山口にあった展望図には 西床ノ尾山
も描いてありました。 この駐車場は 鹿のフンだらけです。 フンだら アカン・・。 ここから 登山口へ車で
移動します。 林道分岐で 待っている間に 分岐にあった案内図を撮り これを使って 地図を作りました。。



 TQFさんは ここで 帰られましたが 我々は 麓の日光院に寄りました。 高野山・真言宗 妙見山日
光院は 飛鳥時代(572年)に 日光慶重が この地に一寺を築いたのが 始まりで 肥後の国・八代
妙見、下総国・相馬妙見と共に 日本三妙見のひとつです。 ご本尊は 妙見菩薩で 北斗七星と同体
とされ 万物の運勢を司る仏像として 信仰されている・・・。



 天正年間 羽柴秀長?の山陰攻めにあい・・・妙見中腹に移転、復興し 妙見全山を伽藍とする壮
大な妙見信仰の一台霊場として 繁栄を極めました。 明治になり 廃仏毀釈の嵐が 吹き荒れ・・・・
今日に至っています。 日光院の建物に 新たに 名草神社が入り お寺の建物が そのまま神社とさ
れたのです。 そこが 日光院であったが 故に 仏教の象徴である三重塔が 名草神社の境内に存在
しているのです。 と 恨みごとが 書いてあります。



 宝物館にも入りましたが 中は暗くて 目の悪い私には なにも見えませんでした。 鉱物がありまし
たが・・。 14:41 日光院を後にして 帰路につきます。 林道を下り 県道に入り 帰りは 間違え
ずに 県道6号線から 国道9号線に入り 和田山手前で 少し混んでいましたが 15:15 一本柳で
右折。 和田山ICで 播但道に入り 初めは 空いていたのですが どんどん車が つながり 20台以
上つながったでしょうか? 福崎を過ぎ 2車線になり やっと まじめに 走れるようになりました。


 16:10 花田ICを通り 姫路バイパスを走って 16:34 家に帰りました。 帰ると 疲れが
ドッ と出て ぐったり・・・。 なにせ 今朝は 久しぶりに 早く起きたので・・・。 本日の走行距離
は 往路:119.4km 日光院まで:6.4km 復路:117.5kmで 計:236.9kmでした。


 。。。。。。。。。。。           。。。。。。。。。。。。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする