西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

宮崎県生涯スポーツ優良団体、日向学院西都会、一般質問(防音問題について)

2017-06-03 21:48:39 | 日記

皆様のおかげで、南空会が宮崎県生涯スポーツ優良団体賞を授与しました

表彰は平成29年度みやざき県民総合スポーツ祭の場で行われました

ありがとうございます、これからも空手を通じて子供たちの健全育成に頑張ります

一緒に表彰を受けた空手関係の皆さんです

左から世界空手道選手権の障がい者の部でのメダリスト大庭さん

高鍋のユニバーサル松濤館で指導に当たられている近藤先生

宮崎県空手道連盟の事務局長藤枝さん

そして私です

このスポーツ祭には空手の少年少女が裏方で頑張ってくれました

宮崎市連に所属している皆さんです、お疲れさまでした、そしてありがとう

全員で記念写真、ところで私だけノーネクタイですが事務局側からクールビズでお願いします・・と言われたからです

皆さん、ずるい

夕方からは日向学院の西都地区の同窓会です

楽しい話ができました

さて僕らの中では、日向学院=男子校ですが、ある時より共学になりました

今日紅一点で参加していただいた浦元さんです

ちなみに左側の青年が旦那さんです

さて本日の一般質問内容は防音問題についてです

騒音地域縮小問題で揺れていた時に質問しました、おかげさまで白紙撤回という結果に結び付けられうれしかったです

それでは

◆3番(橋口登志郎君) 6月の施政方針演説、楽しみにしております。よろしくお願いいたします。
 続きまして、新田原基地の騒音縮小問題についてです。
 先ほど市長がお話しになりましたし一般質問でも何度か出ましたから、本当にいろいろ就任されて早々頑張っておられると思っています。先ほど壇上で、今月末に県選出国会議員に要請に行かれるという話を聞きましたけれども、市長御自身の具体的な方向性というんですか、それはどういうふうに持ってお会いになられるのかお聞かせください。

 
 

◎市長(押川修一郎君) お答えいたします。
 防衛施設問題国会議員連盟に対しては、国が示す大幅縮小案について、到底受け入れることができないとして支援要請をしてまいります。議員連盟からは、国会の政治政策面からも支援を行う旨の返答をいただき、衆議院の予算委員会と安全保障委員会、参議院予算委員会で取り上げていただいたところであります。
 先ほどありましたとおり、今月末の要請活動については、2月22日、新田原基地周辺協議会臨時総会での決定により、県選出国会議員に国会活動への感謝表明とさらなる支援の要請を行いたいと思います。また、防衛省へは、体感調査の結果が出る前に周辺住民の安全・安心な生活が守られるための再度要望ということで行かせていただきたいと思います。

 
 

◆3番(橋口登志郎君) よろしくお願いいたします。
 要望、抗議活動をされるというのは非常にわかりました。国が、防衛省が出す政策に対して抗議をする、この政策を市長はどのようにしてもらいたいとお考えなんでしょうか。

 
 

◎市長(押川修一郎君) 繰り返しになるかもしれませんが、防衛施設の騒音等障害対策は、国防と同様に国の責任であるというふうに思っております。
 市といたしましては、これまで防音工事区域の拡大、告示後住宅への防音工事実施等について要望してまいりましたが、今後も国会議員や防衛省に対して、これまでどおりの要望を引き続き行っていくということが大事だというふうに考えております。

 
 

◆3番(橋口登志郎君) 下手に要望を出していると、それに引っかかって防衛省の言うことになりそうな感じがいたします。私は白紙撤回です。まず白紙にする、それをもって当たってください、抗議に。
 市民の間では、先ほども話がありましたけれど、縮小問題は話題となっています。この縮小されるということは、どう西都に影響されるか。もうひとつ市民はわかっていないんじゃないかなという気がします。そのわかっている範囲を、またどうなるかの予想というのをお伺いします。

 
 

◎危機管理課長(浜砂磐君) お答えいたします。
 防衛省案では、住宅防音工事等の対象区域が約4,600ヘクタールから約1,900ヘクタールになり、6割が除外され、その中には妻北地区の市庁舎、妻中、市民会館などの中心市街地が想定されます。
 人口増対策などへの取り組みのリスクや平成27年度決算ベース約4億3,600万円であった防衛省所管補助金等においても、大幅な減額が懸念されるところがあります。

 
 

◆3番(橋口登志郎君) 防音地域の中にある住民だけの問題でなく、西都市全体に響く問題だということと考えます。これは市民に十分理解してもらうように努力していると思うんですけれども、さらにやっぱり知ってもらいたいと思います。もう一度、働きかけはどうされていますか。

 
 

◎危機管理課長(浜砂磐君) 12月6日からの区長会、自公連、地域づくり協議会等の役員会などで説明を行っております。12月15日付の臨時広報を全世帯に配布しております。さらに、自治会などの要望に応じて説明会を行っておるところでございます。また、今後も啓発に努めてまいりたいと思います。

 
 

◆3番(橋口登志郎君) 先ほどの質問の答えに、市長はいろんなところに会合に出たときにやられていましたけれども、ぜひいろんなときにこれを話ししてください。お願いいたします。
 先ほど話が出ましたけれど、国会の予算委員会において、江藤議員が質問されました。防衛大臣はそれに答えて、解除告知日を3月には強行しないという発言を引き出しました。これはありがたいことです。ただ、これはちょっと心配しているんですけれど、これは単なる告知日の引き延ばし案で、縮小案については何も言っていないんですよね。これについてはどう思われますか。

 
 

◎市長(押川修一郎君) お答えいたします。
 防衛大臣は、基地の円滑な運営は地元自治体と緊密に連携をし、安全対策、騒音対策等に誠意を持って対応するということであります。そこで、関係自治体や国会議員の指摘を受けて、見直しに当たっては、実態を客観的に体感する調査を実施し、その結果を考慮し、関係自治体と住民との意思疎通を図り、しっかり取り組むと国会で答弁をされております。
 議員のおっしゃるとおり、懸念は私も同じであります。そうならないように私たちは基地周辺協議会として要望実現のために活動する、行動するということで御理解いただければありがたいと思います。

 
 

◆3番(橋口登志郎君) お願いします。
 体感を再調査し検証すると言っていますけれども、その結果を盾にとって、やることはやったから4月でいいや、5月でいいやなんということだったら、これは大変だと思います。先ほども荒川議員の質問の中にありましたけれども、岩切委員長をはじめとする特別委員会は、けさ早くから体感調査をしているところに赴いています。委員会としては、たったこの3月までの体感調査ではなくて、年間通しての体感調査をしてほしいと要望しているみたいです。市長、お考えはどうですか。

 
 

◎市長(押川修一郎君) 大事なことでありますし、今回、今月末に防衛省のほうにも行きますから、できればそういうことで、地元からの要望があるということで伝えたいと思います。

 
 

◆3番(橋口登志郎君) お願いします。
 ちょっと方向が変わります。
 防音工事にかかわる、県外に本店のある業者がいろいろ営業活動をしています。それによって、市内業者が民業圧迫されている問題があります。これは民生安定とか、そして防音とか、そういった騒音に苦労している地域に経済を回してもらいたい、そして国防に協力して自治体の経済付与につなげてほしいという趣旨から逸脱している問題だと思うんですよ。これに関して市長は御理解いただいているのか。また、このことを防ぐために、昔のように防音工事を西都市が一括管理というか一旦受け取って、西都市のために、例えばいろんな事業に出ているところに回せるような形はできないものかお聞かせください。

 
 

◎市長(押川修一郎君) この議会でも何回かありましたけれど、まさしく私もそのような気持ちの中でおるところであるところであります。西都市内において大変な被害も出てくる、影響も出てくるなということで考えております。
 その中で、市内業者を育成するという観点は重要だと認識をしております。そこで、防音工事対象者には、住宅防音設計、住宅防音工事、防音空調工事等についても、できるだけ市内業者に委託していただきたいというふうに思っております。
 また、住宅防音工事を市が一括管理する点については、国の制度の問題があるということで、現状においてはちょっと厳しいという判断をさせていただいております。努力はしていきたいとは思っております。

 
 

◆3番(橋口登志郎君) 国の制度があり問題があるとおっしゃいましたけれど、これは最後にちょっと私は話しますけれども、また考えてほしいと思っています。
 何度も繰り返しますけれど、数字だけによって物事を判断されると私は困ると思うんですよ。ここは70ホーンしかないから大丈夫だとか、私は騒音に耐える力とかレベルというのは、昔と比べて今は減っているような気がします。よく都会で、近くで幼稚園ができたら困るとかいって反対運動を起こして、昔は考えられないことですよね。でも、今はその子どもの声でも耳ざわりになるというふうに、昔と今は変わっているような気がします。
 ちょっと例えがあれなんですけれども、そんな中、昔で決めた騒音レベルを今に持ってきて、じゃあこういうふうに低くなったから我慢してくださいよというんじゃ、私はちょっと納得できないんですけれども、そのあたりについてどうお考えでしょうか。

 
 

◎市長(押川修一郎君) おっしゃるとおり、私もそこあたりは十分理解をしております。
 結びのほうにも言ったんですが、国の制度でありますから、それは何とかなれば変えていけるような努力はしたいという気持ちで伝えたところであります。法でありますから、その地域に合った、あるいはその環境の中で変えるものであれば、これは変えていただける、そのことがひいては私は西都の発展のためになれば、それがいいというふうに判断しますから頑張っていきたいと思います。

 
 

◆3番(橋口登志郎君) 騒音レベルのことは。

 
 

◎市長(押川修一郎君) また、確かに市民の騒音に対する受容レベルは、生活環境の変化や生活レベルの向上に伴い下がっているものと考えております。しかし、これまでたび重なる要望を繰り返す中で、いまだ不十分とはいえ、騒音区域の拡大や告示後住宅への防音工事適用拡大がなされてきました。市民は期待と希望を持ち、どうにか持ちこたえてこられたというふうに思っております。
 しかしながら、その中で示された今回の見直し案は、市民の負担をさらに増幅させるものであり、我慢の限度を超えるものだと思います。私はこのような市民の現状と思いを強く防衛省に訴えてまいりたいと思います。

 
 

◆3番(橋口登志郎君) ぜひよろしくお願いいたします。苦しんでいる住民の代表としてお願いいたします。

 

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社会を明るくする運動会議、今日の稽古、議会報告(救急医療編)

2017-06-03 00:13:31 | 日記

毎年7月に行われる社会を明るくする運動の会議に参加しました

各地の保護司の皆さんがどのような活動をしているか、よくわかります

西都は地元高等学校の協力の下、今年度の社明運動を行いたいと思います

私が担当ですから、子供たちにとって何か心に残る活動になればよいなと思っています

夜は帯研です、基本自主稽古です

逆に言うと茶帯以上での稽古です

やらされる稽古じゃなく、自らやる稽古を望みたいと思います

私も自主稽古をしながら、参加者に目を配ります

気づいたところがあればそのたび呼び、一対一の稽古です

参加している子たちは自覚があり、黙々と稽古してくれます

さて明日は南空会が表彰を受けます

宮崎県のスポーツ功労賞です、ありがたいです

この賞に負けないように指導していきたいと思います

さて毎日都萬神社の入り口の交差点で朝の交通安全と集団登校の見守りをしています

ここではじめて8年になりますが、こんなかわいい天使のハイタッチがうれしいです

さて3月議会の一般質問の本日は(救急医療)についてです

長文ですが、是非読んでください

3番(橋口登志郎君) 市長、ありがとうございました。
 まず、救急医療についてお伺いいたします。
 平成19年に西都医師会病院が宮崎大学医学部の医師の引き上げに遭い常勤2名になり、存続の危機を迎えました。私は、そのときに西都児湯救急医療を考える会を立ち上げて、病院存続のために活動を行いました。そのとき、県議会にお伺いして趣旨の説明をしながら、当時の議員さんに応援をお願いしたことがあると思います。浜砂議員と押川議員だったと思います。
 ここでお尋ねします。
 なぜあの時代、あのような危機になったかお尋ねします。

 
 

◎市長(押川修一郎君) お答えいたします。
 平成16年度に新臨床研修医制度が導入され、全国的に地方の病院において大学からの派遣医師の引き上げが起こったこと、また当時の常勤内科医が病気で倒れられたことなどが重なったことが原因ではないだろうかというふうに認識をしておるところであります。

 
 

◆3番(橋口登志郎君) 今言われますとおり、医師臨床研修制度が始まったり、研修医が研修先をみずから決めることができて、それによって大学病院が医師不足に陥ったもので、それで派遣していた医師を引き上げたことにあります。
 そしてもう一つ、地元の医師会の先生方の高齢化です。それと同じように、これは全国的に医療崩壊の危機にありました。それは市民の安易な診療、これはよくコンビニ受診といいますけれども、が起こしたお医者さんの疲弊、疲れですね。それと先日も黒木議員が言いましたけれども、医療事故などの訴訟によって診療科目の偏在が起こったんです。小児科とか産婦人科が少ないのは、それが原因だと言われています。
 今回の質問でも出ましたけれども、一次救急というのは応急処置や入院治療を必要としない軽度な救急患者です。一次というから重篤な医療と思われそうなんですけれども、それは違います。治療後そのまま帰宅できる軽い症状のことです。軽い症状ですから、当然、医療単価は安く赤字を招きやすいのです。
 ここで市長にちょっとお伺いいたします。
 医師法の応招の義務についてお聞かせください。

 
 

◎地域医療対策室長(津曲晋也君) 応招義務ですが、医師などの職にある者が診療行為を求められたときに正当な理由がない限り、これを拒んではならないとする義務のことでありまして、医師法の第19条第1項に規定されているものです。

 
 

◆3番(橋口登志郎君) なぜこれを聞いたかというと、一次救急を考えるときにはとても大切な法律だからです。医師法第19条に「診療に従事する医師は、診療治療の求があつた場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない。」というものです。でも、個人病院で夜中にしょっちゅう患者さんが来ていたりしていたら、それはお医者さんとしての安定な生活ができません。だから、方策として、夜間は在宅当番医制にしたり、そして余裕があれば夜間急病センターを何とか設置して、開業医の先生方が交互に受け持つ形にしている場合が多いわけです。でも、先ほど言いましたけれども、もうからないから自治体が赤字を補填する、だから政策医療と言われるゆえんなんです。
 それにかえって、二次救急は緊急の入院や手術が必要な重症救急患者を対象としたものです。これは高度な医療と入院が伴いますから、医療単価は高いです。
 ここでちょっと確認ですけれども、一次医療と二次医療の医療単価をお伺いいたします。

 
 

◎地域医療対策室長(津曲晋也君) 一次救急医療と二次救急医療を明確に区別し単価を算出することは難しいので、医療センターにおける外来診療と入院診療の1日1人当たりの平均単価を申し上げます。
 平成27年度における平均単価ですが、外来診療は1万7,481円で、入院診療は4万4,226円です。

 
 

◆3番(橋口登志郎君) ちょっと古い資料なんですけれども、医療センターが出した資料があります。それによりますと、そのときは年間5,171人、月平均430人来ました。1日14人ですね。そのときの1人当たりの単価なんですけれども、一次が7,585円、一般外来が1万7,267円、そして入院は4万722円です。
 何が言いたいかといいますと、西都児湯医療センターは独立行政法人です。赤字になれば、これは市が税金で補填しなければいけません。夜間の一次救急は、市長がおっしゃるとおり、私も十分重要なことだと思っています。でも、必ずこれは赤字になるんですよ。だから、センターとしては収支を安定させてほしいと私は考えています。そのために、やはりさっき言いましたとおり、入院の4万722円入る二次救急を中心と捉えて、それで黒字を出していきながらというのが私の思いなんですけれども、市長はいかがお考えでしょうか。

 
 

◎市長(押川修一郎君) お答えいたします。
 もちろん二次救急医療も大事なことで、なおかつ収益性があることも理解するところでありますが、一次救急医療を守ることは行政の責任であり、また公益性が高いものであると思っております。
 緊急性の高い二次救急医療が、遠くまで行かずに市内で受けられる医療環境は、市民の皆様の安心した暮らしにとって多大な恩恵であると思いますし、決して軽んじているわけではありません。地元医師会や関係医療機関から協力があれば、実現性の高い一次救急医療の充実にまず取り組んでまいりたいという思いでありますので、御理解をいただければありがたいと思います。

 
 

◆3番(橋口登志郎君) 在宅医制度で一次救急に取り組むんだったら、私は全然文句は言わないんですよ。新病院でそれを先にやろうとすると、私は収支面で非常に難しいかなと思っています。
 先ほど活動したと言いましたけれども、署名活動をしたんですね。西都市だけじゃありません。西都市を含めて1市5町1村、約10万5,000人の住民です。
 そのとき、こんなことがありました。これは川南町の軽トラ市に行ったときなんですけれども、署名活動をしていたら、ある人がぱっと走ってきて、「西都の救急病院の署名」、「そうですよ」と言ったら、署名をしようと何枚も持っていって、「何時までここにいるの、ちょっと待ってて」と言って、近所に行って署名を集めてくれたんです。しばらくすると、びっしりと名前が書いてあるんですよ、署名用紙に。「どうしてですか」と聞いたら、「俺はあの病院に命を助けられた、なくなってもらっちゃ困るんだあの病院は」と言いました。「恩返しだよ」と言いました。その方は脳の急性疾患でしたけれども、川南町だけではなく都農町や高鍋町、そこでも署名活動をするたびごとにこういった方に会いました。
 そのとき、私は1分1秒を争う疾患に対応できる病院こそ必要だと信じました。昔の西都児湯救急病院の存在理由はそこにあると、私は確信したわけです。1分1秒を争う疾患とは具体的に言うと、脳疾患、心臓等の循環器系の疾患です。これは二次救急なんですよ。そのような疾患に対応できる病院こそ、1市5町1村の住民のために必要だと思いますが、市長はどう思われますか。

 
 

◎市長(押川修一郎君) お答えいたします。
 私自身、先ほども言いました二次救急医療の重要性は感じております。新病院のあり方に関しましては、次年度から策定に着手をいたします施設整備基本計画において、専門的な見地を加えながら十分検討していくということにしておるところであります。

 
 

◆3番(橋口登志郎君) 十分検討をお願いしたいと思います。
 今、収益面、それから市民の要望と言いましたけれど、次は市長も言いましたけれど、医師の確保です。
 実は、研修医制度を設定後、研修医は都会に集まったんですよね。それは研修医の皆さんはお医者さんですから、自分のスキルアップを図りたいんです。ですから、いろんな症例にぶつかる都会を目指したわけなんですね。
 ところが、田舎である沖縄の病院にも研修医が、市長は多分御存知だと思いますけれども、集まりました。それはスキルアップを図る材料があったからにほかありません。医師を確保するためには、高度な医療に触れること、そして進歩的な医療器具、進歩的な医療器具を扱えること、そして師と仰ぐふさわしい先輩がいることだと私は思います。その意味においても、二次救急を中心とした先進的な医療技術が可能になる新病院が必要になると思いますが、市長はいかがお考えですか。

 
 

◎市長(押川修一郎君) 医師確保につきましては、若手医師が魅力を感じる、勤務したいと思える病院づくりが必要だと思います。中期目標においても、医療センターが公的医療機関として地域医療機関への定着の契機となるよう、若手医師の育成に貢献することを求めておるところであります。
 幸い、現在、医療センターには優秀で若手医師の指導もできる医師がそろっており、次年度におきましては3名の卒業研修医による、それぞれ1カ月間の研修受け入れの計画もできておるところであります。新病院建設に当たりましては、若手医師の確保にも考慮して進めてまいりたいと思っております。

 
 

◆3番(橋口登志郎君) よろしくお願いします。そのためにはどういった新病院が必要かを十分お考えください。
 新病院は、多額な費用が必要になります。これは1日目に黒木議員が詳しくお話しになられましたけれども、でも赤字になってそのたびに市の税金をつぎ込むという状態は、これは避けなくちゃいけないと思います。やはりそのためには何度も言いますけれど、医療単価が高くて1市5町1村の住民が本当に必要とする二次、脳神経、循環器系、急性疾患を柱として、そしてお医者さんが集まりやすい新病院をつくり、それを黒字化して、そして初めて市長がずっとおっしゃる24時間の一次救急体制を構築するべきではないかと私は考えています。
 それともう一つ、市内の開業医の先生たちが新病院の新しい機材、現代的な機材を使って医療技術を高めていく、お互い助け合いながら、それも西都の医療にとって安心・安全なよい姿だと私は考えています。かかりつけ医と救急医療の融合、これを考えてほしいと考えております。
 医療は資源なんですよ。使い過ぎたり無駄なことに使ってくると、資源はすぐなくなります。資源がなくなった後はどうしようもないんですよ。安易に後先考えない使い方をしたら大変です。そして、今私が言っている資源というのは、お医者さんです。医者です。そしてもっと限定すると、何度が質問に出ましたが、センターで働いている常勤の先生だと私は思っております。そういった先生方の資源を大事にしながら活用していく、それが私は大事だと思っていますが、市長の見解をお伺いいたします。

 
 

◎市長(押川修一郎君) お答えいたします。
 これまでも答弁をしてまいっておるとおりであります。この件に対しては議員おっしゃるとおり、全てそうなることは私も大事だと思います。ただ、次年度から策定を予定しております施設整備基本計画、この中で十分そういったものも議論をさせていただいて、市民の皆さん方に負担がかからないような形の病院をということで考えておりますから、御理解をしていただければありがたいと思います。

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