大学4年生だったと思う(このあたりの記憶は定かでない)。日本映画界は角川映画が席捲していました。TVで封切り予定の映画の宣伝を盛んにやっていました。その時流れた名台詞が「タフでなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない。」。ミーハーな私はこの言葉に参ってしまいました。あの時はこれからの生きる指針にしようとまで思ったんです(軽いでしょうー、あーー結果は無理でした)てっきりその映画「野生の証明」に出てくる台詞と思ったんですが、違ったんですね。これはレイモンド・チャンドラーというアメリカの小説家が書いた「プレイバック」というフイリップ・マーロウが活躍する小説の一節なんですね。さて変質的に追求しちゃう私は、チャンドラーのフイリップ・マーロウシリーズ(長いお別れ、さらば愛しき女、大いなる眠り、高い窓、湖中の女、可愛い女など、ハヤカワ・ミステリー文庫、創元推理文庫、などです)を買ったんですね、ところが、ハヤカワミステリーのプレイバック(清水俊二訳)には違う台詞があるんです・・「あなたのようにしっかりした男がどうしてそんなにやさしくなれるの?」と彼女は信じられないように訊ねた。「しっかりしていなかったら、生きていられない。やさしくなれなかったら、生きている資格がない」あの時は(タフ)という言葉が印象的だったので、(しっかり)は少し違和感がありました。それで本屋に行き原書を買いました。そこには(二五章です)「How can such a hard man be so gentle?」she asked wonderingly.」
「If I was not hard, I would not be alive. If I could not ever be gentle, I would not deserve to be alive.」 ねtoughの単語がありません。hardとtoughはどう違うのか知りたくなってきたでしょう。ゴメンナサイそこまで調べていけばすごいんですが、あの時の私にはここまでが限界でした。ここまで読んだ方がtoshiro君は一応は原書で読んだんだと、勘違いするといけないんでいっときますが読んでません(キッパリ)今その本を見ると、読もうと努力した足跡と、挫折した足跡がくっきり残っています。でも訳書も面白いですよ、清水俊二さんも双葉十三郎さんもいいですが、田中小実昌さんはユニーク(しゃべりの部分が)で面白いいです。村上春樹さんの訳も現代的表現でおすすめです。(原書で読むことに挫折した男いわく)さて明日は妻中の卒業式です、可愛い息子ターボーが卒業します。妻はハンカチを2枚用意しています。僕はクラスの役員さんに「卒業式後の昼食会でtoshiroさん、なんか面白いことやって・・」の言葉になやんでいます。多分無理です・・
「If I was not hard, I would not be alive. If I could not ever be gentle, I would not deserve to be alive.」 ねtoughの単語がありません。hardとtoughはどう違うのか知りたくなってきたでしょう。ゴメンナサイそこまで調べていけばすごいんですが、あの時の私にはここまでが限界でした。ここまで読んだ方がtoshiro君は一応は原書で読んだんだと、勘違いするといけないんでいっときますが読んでません(キッパリ)今その本を見ると、読もうと努力した足跡と、挫折した足跡がくっきり残っています。でも訳書も面白いですよ、清水俊二さんも双葉十三郎さんもいいですが、田中小実昌さんはユニーク(しゃべりの部分が)で面白いいです。村上春樹さんの訳も現代的表現でおすすめです。(原書で読むことに挫折した男いわく)さて明日は妻中の卒業式です、可愛い息子ターボーが卒業します。妻はハンカチを2枚用意しています。僕はクラスの役員さんに「卒業式後の昼食会でtoshiroさん、なんか面白いことやって・・」の言葉になやんでいます。多分無理です・・