アナーキー小池の反体制日記

世界中のひとが 仲良く助け合い ほほえみながら 平和に暮らしていくために (イマジン)

#448 受難のカタクラさん

2010年06月28日 | マチの事件簿
このマチで2年半ほど前に発覚した、生活保護費恐喝事件の犯人の名前は片倉といいます。
たった一組のごろつき夫婦のために、2億4千万円の損害です。
ただ、一番のダメージはこの事件で受けた市のイメージの下落です。
その1年前に明らかになった小学生いじめ苦自殺事件とあいまって、全国1800ある市町村の1800番にランキングされるほどです。(このことはいみじくも、ここの市長が自ら述べています。)
未だに騙し取られたと言い張る当局に対し、周りから嘲笑が渦巻いている状況に変わりがありません。

・・・
この事件の被害者はここの市民だけでないのを、最近知ることが出来ました。
近所のオバさんが教えてくれました。
そのオバさんが市内の公立病院へ行った時の出来事だそうです。
待合室でたまたま隣り合った、同年輩のオバさんと世間話をしていたんだそうです。
その方は、近隣の町から受診に訪れているそうです。

その時院内放送で「カタクラ○○子さん、○番の窓口へお越しください」って、呼ばれました。
隣のオバさんが無言で立ち上がったそうですが、一斉に待合室中の人がオバさんの顔を見たそうです。

・・・
窓口から戻ってきたオバさんは、ボクの近所のオバさんに語りかけました。
「あの事件以来、名前を呼ばれたら必ず皆の視線が突き刺さるように感じる。あの片倉とは全く関係ないと叫びたくなる。」
あの片倉とは全く関係のないカタクラオバさんは、嘆くのだそうです。

ボクはあの事件の被害者が、このマチの人以外にもいるのを知りました。
まだまだボクの知らない、あの事件の被害者がいるのかもしれません。
この記事についてブログを書く
« #447 続 南アW杯サッカー | トップ | #449 コメントを受付けない理由 »

マチの事件簿」カテゴリの最新記事