ボクは若い頃から、反差別主義者だ!って自認してたんだけど、幼いころは差別の心がありました。身近にいたアイヌの民へのの差別感情です。周りの者たちが皆そうだったからなのだと思います。
それが小学校の高学年になって、欧米では日本人を含む黄色人は差別の対象になっている!と見聞きし、差別はいけないもんだ!って思うようになったのだから・・・お粗末な反差別主義者なんです。
これから4年前に記した”差別”についてのボクの思いを記したモノの再掲を続けます。
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#3429 ボクの思い ⑭ 白人至上主義(上)2020年6月23日投稿
ボクの思いシリーズ、再開です。
今回からは、ボクが強く憤(いきどお)りを感じている“差別”についてです。
初回は人種差別の中で一番醜怪(シューカイ)な、白人至上主義者による有色人種への差別についてです。
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アメリカは今、白人警官による黒人への殺人で大揺れです。
各地でデモが催され、多くの人が参加しています。
この動きは世界中に飛び火し、ヨーロッパをはじめ日本でも人種差別反対デモが起きています。
アメリカで起きた白人警官による黒人への殺人は、昔から数多くあるんです。
そして白人社会には、そんなのを擁護する勢力が存在します。
なもんだから白人警官による黒人への殺人の多くは隠蔽(インぺー)され闇に閉ざされていたんだけど、SNSの威力により動かぬ証拠となり、悪行が明かされた警官は大罪を裁かれることになったのです。
今のアメリカ大統領のトランプも、白人殺人警官擁護の姿勢は同様です。
トランプは人種差別主義者ですが、その中でも最強?の白人至上主義者なんです。
なもんだから、警官による黒人への殺人が明るみに出た当初は殺人警官を擁護するかのような発言をしていました。
デモが大規模化するにつれ、言い方に変容が見られますが。
多民族国家のアメリカの大統領が白人至上主義者ではいけません。
この騒動、デモ参加者の中に白人の姿が多くみられることは救いです。
白人の中にも人種差別を嫌う人が増えてきてるんです。
また、この騒動でコロンブス像が引き倒され、泥沼に投げ入れられました。
コロンブスはヨーロッパ主観によるヒーローだけど、アメリカ大陸侵略者第一号なことを忘れてはいけません。
イギリスではチャーチル像が攻撃を受けています。
イギリス帝国のヒーローだけど、帝国主義のもとで行われた悪事が次々と暴かれているんです。
昔の価値観が次々と否定され糾弾されているんです。
日本人も昔の価値観を検証し、見直さなければならない時が来ています。(例えば、少子化を嘆くことは恥ずべきことなんだって)
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脱線してしまいました。
白人至上主義について考えてみましょう。
地球上のヒトのうち、白人が群を抜いて優秀だ!とする主張です。
この主張、何百年も前から存在してました。
白人が群を抜いて優秀だ!ってことは、裏を返せば黄色人や黒人は劣っている!って主張なんです。
今の地球上のヒトはホモ・サピエンスただ一種なんです。
白人至上主義を論じるのに数百年前、ヨーロッパの学者が頭蓋骨の形状や生活様式などから、白人の優位性を見出し、ことさら有色人種の劣等性を際立させた論文を書きまくったのです。
今ではそんな論文、笑止千万とされていて、ただ文明の到来時期が早かったのか少々遅かったのかの差にしかすぎない、とされています。
そもそもヨーロッパで盛んに優性思想が論じられている時期、数百年前なんだけど、地球上で一番文明が進んでいたのは中国だ、とされているんですから。
どうもヒトは妄想で、自分が一番なんだ!って思いたがるようなんです。
優越感を得ようとするんでしょうか?醜(みにく)い性向です。
この醜い性向が世界の平和を大いに乱しました。
白人至上主義は人種差別の中でも特に強烈な差別意識です。
次回に続きます。