アナーキー小池の反体制日記

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#4769 再掲 #3448 ボクの思い ⑳ 病者への差別

2024年06月28日 | その他

#3448 ボクの思い ⑳ 病者への差別  2020年7月12日投稿

疾病(しっぺい)による差別も昔からありました。
世界中でハンセン病者は大昔から嫌われ、特定の場所に留め置かれました。(日本では最近まで拘禁?されてたのです)
精神病者も多くの偏見の目を向けられ、差別され続けました。(ある地域では“神の使い”として崇められた例もありましたが)
今流行中の新型コロナウイルス肺炎患者も、一部で差別的扱いを受けている、って報道がありました。
それぞれ、感染や遺伝を恐れて生じた差別感情なようです。

・・・
差別の目は、公害病患者にも及びました。
公害病は、間違いなくなりたくてなったものではありません。(病気そのものはみな、なりたくてなったものではありませんが)
国や企業の犯罪が原因で罹(かか)ってしまったんです。

長崎県水俣市で生じたチッソ病は悲惨でした。
チッソ㈱水俣工場が有機水銀を含んだ排水を海に流し続け、その海にいた魚を汚染し、その汚染された魚を食べた漁民らが罹った公害病です。
この公害病、原因元のチッソ㈱の対応はもとより、国の対応も大変醜(みにく)くおぞましいものでした。
チッソ㈱工場の排水が原因なことは火を見るより明らかなことだったのに、チッソ㈱と国は長い間屁理屈(ヘリクツ)を付けて認めようとしなかったんです。
そのため、患者は感染症に罹っている、って水俣市民から嫌われたのです。
水俣市民から、そして長崎県民から露骨な差別に遭っています。
チッソ㈱と国による、差別の創出です。

こそチッソ病、まだきちんとした総括が成されていません。
誰のせいで有事水銀が原因だとする説が認められなく、誰のせいでチッソの工場操業が続いたのか明らかにし、落とし前を付けさせなければなりません。
そうしなければ、チッソ病に苦しむ人、亡くなった人たちの恨みは晴れません。

公害病による差別はチッソ病に留まりません。
国や企業による被害者が差別されるなんて、とっても理不尽です。
原因者の国や企業に糾弾の刃が向けられなけらばならないはずが、周りもの者が差別するんです。
あなたもいつ国や企業によって公害病に冒(おか)されるかもしれない、と思わなければなりませんのです。

・・・

以上4年前の投稿でした。有機水銀による公害病は長崎県水俣市で生じたチッソ病に留まりません。他でも生じてるんです。なかでも新潟県での公害病は酷い扱いを受けたもんです。

当初、体調不良を訴える人たちが多発する地域について御用識者は「この地域は性交の頻度が高くみな疲れているんではないか?」なんて言ってたんです。最終的には企業が排出する有機水銀が原因となったんだけど、どこでも企業寄りの姿勢が見られるのです。

こんなのが公害病の原点なのではないか?といぶかしんでいます。

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