アナーキー小池の反体制日記

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#2817 新大臣に道徳教育を(下)

2018年10月08日 | 教育・文化・芸術・スポーツ
完全否定された教育勅語ですが、ゾンビのように復活の兆(きざ)しです。

カルト集団・ハポン会議の追い風に乗って、教育勅語を暗唱させる幼稚園が出没です。
森友学園の運営する幼稚園では、園児に教育勅語を暗唱させていることで評判になりました。
ただ、私立の教育機関では許されないことではありません。
憲法で保障された思想・信条の自由の範囲内、と捉(とら)えられています。

ところがカルト集団・ハポン会議に侵されている政府は、昨年春に「憲法などに反しない形で教育勅語を教材として用いることまでは否定できない」との答弁書を閣議決定してしまったのです。
昭和23年(1948) 衆議院で、教育勅語の根本的理念が「主権在君並びに神話的国体観に基いている事実は、明かに基本的人権を損い、且つ國際信義に対して疑点を残すもととなる。」として『教育勅語等排除に関する決議』が成された、そのものに対してです。
政府自民党の節操の無さに呆れています。

公立学校で行われる道徳の授業で教育勅語を使用するのを、認めてもいいのではないか?との意思表示です。
自民党が得意とする方針転換を行う場合の小出し戦術です。
新しい文部科学大臣の柴山昌彦も、その戦術の手先として使用されているようです。(柴山昌彦は嬉々としてやっています)

・・・
ボクたち賢民は、愚かな政治屋どもに“道徳”とは何か、を教えなければなりません。
“道徳”とは、ずばり“モラル”です。

身近なところでは、マイノリティ(少数者)に理解を、ごろつきに厳しく弱者にやさしく、なんて思い浮かべますが、お上の言うことをよく聞く、なんてのはボクに言わせればモラル(道徳)に反した行為です。
政治屋には、選挙違反をしてはいけない、賄賂を貰っちゃ~いけない、なんて法を犯すことを何とも思わない者が存在します。
法を犯さない以前に、ウソをコイちゃ~いけない、真実を隠してはいけない、なんてのモラル(道徳)をきちんと教えなければならない今の状況です。

そんなことを教えなければならないほど、政治屋のモラル(道徳)は乱れています。
子供たちにモラル(道徳)を説く前に、政治屋自身がきちんとしたモラル(道徳)を知らなければなりません。

文科大臣の柴山昌彦よ、お前は教育勅語を持ち出す前に自身のイビツなモラル(道徳)を矯正しなければならない。

国旗国歌法制定の時、時の自民党政権は「強制はしない」と述べていたのに、今は強制状態です。
教育勅語の扱いについても同様に、おためごかしにことを進めて、教育現場で暗唱を強制される、そんな時代が来るのではないか?と心配性なボクは構えてしまうのです。

いずれにしろ政治屋たちには、モラル(道徳)教育が必要不可欠ですし、その以前に選挙違反をしてはいけない、賄賂を貰っちゃ~いけない、と法を遵守する躾(しつけ)を施さなければならないのです。
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