アナーキー小池の反体制日記

世界中のひとが 仲良く助け合い ほほえみながら 平和に暮らしていくために (イマジン)

#366 ミミちゃんpart2

2010年01月05日 | ペット
平成19年10月13日#61にて、我が家のペット、セキセイインコのミミちゃんのことを記しています。
その後2年以上経過していますが、いまだ生きています。
もう10歳を超えていますので、平均寿命を超えたおばあさんインコです。

この2年ほどは快活さが失われて、かごの止まり木に静かに止まっていることが多くなりました。
その前は一日中、部屋の中を飛び回り、人の肩に止まったり、カーテンに執着していたずらをしたりして、糞をそこらじゅうに撒き散らし、閉口させられたものです。
飛ぶ力も衰えてしまって、すぐ近くにしか行かなくなりましたし、思うとおり着地が出来なくて墜落するのも度々になりました。
このまま老化が進んで、止まり木に止まったままになり、えさを獲らなくなり、そして死んでいくものだと漠然と思っていました。

ところが、この暮れに復活したのです。
それもたった2日間です。

朝から昔同様に張りのある声でさえずっています。
人を呼ぶ、鋭い鳴き声も久しぶりに聞きました。
部屋中を飛び交い、人の肩に止まります。
さすがに昔ほどの力強い飛び方ではないのですが、墜落せずに目的地に着陸しています。

2日間続きました。
その後は以前と全く同じく老衰したセキセイインコに戻りました。
何か不思議なものを見たように感じました。
タイムマシンに乗り、昔の姿を見に行って来たようにも感じました。

・・・
昔に読んだ精神科医による病者の記録を記した本を思い出しました。
その精神科医が長年見ていた患者の一人を記録したものです。
もちろん著者もタイトルも覚えてはいませんし、内容も確かなものではないのですが、覚えている範囲で記してみます。

患者は若い頃に発病しました。
病前は快活な女性でした。
何歳なのか病名がなんだったのかの記憶もありません。
ただ、最初は通院していたようです。
そのうち病状が進み、入院したのです。
きっと30代後半にしておきましょう。

患者はそのときすでに外部との接触をほとんどせず、自分の殻に閉じこもっていたようです。
自分から話をすることもなく、医師の話にもほとんど反応を示さず、何に対しても興味を示さず、終日ぼんやりしているように感じられました。

それが突然、病前の快活な彼女に戻ったというから驚きです。
それもたった1日だけです。
きっと40代後半にしておきましょう。

タイトルを変え次号に続きます。
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