勤務時間は朝9時から午後5時まででした。(ちょくちょく変更がありましたが)
職員の中には、恒常的に夜の8時とか9時まで残って仕事をしているのがいるのです。
それらの職員をよ~く観察すると、朝の9時から夜の8時,9時までを勤務時間として仕事の配分をしています。
その時代のボクも仕事は忙しかったものです。
日中いくらが頑張っても仕事が終わらず、残業が続くことはよくあったことです。
何せ高度成長時代に公共工事に係わっていたのですから当たり前です。
でもボクは、勤務時間中に仕事を終わらせる、ことに全力を挙げました。
終わらない場合にだけ、申し訳ない気持ちで超過勤務をしました。
毎年春先などは仕事が多くて、月に百時間も残業をしたことがあります。
さすがに疲れます。
そんなのが何ヶ月も続いたら、確かに精神的に参ってしまうのはわかります。
しかし、年中そういった勤務スタイルをとっている連中はへっちゃらなのです。
慣れがあるのかもしれません。
スタミナの配分に長けていたのかもしれません。
そして長時間残業をしていた者が組織の幹部になるのです。
なもんだから組織は”残業をたくさんする職員は良い職員”となっちゃうのです。
今は変っていると思いますが、変な職の環境でした。
中には”超勤(超過勤務手当)稼ぎ”と陰口を言われる職員もいて、その中にはその超勤手当てで家を何軒も建てた、何て噂される鋼の者もいました。
当時から労働基準法があって、なおかつ労使による36協定も結ばれていたのに、残業は野放図でした。
いくらでも働きたい職員がいて、たくさん働いてもらったほうが都合がよい当局があって・・・労働組合はこの件についての機能はしていませんでした。
・・・
仕事には色々あって、職員の能力も多々あって、過労死を軽々には語れません。
ただ単純に残業時間の多寡が原因とも言い切れません。
・・・
電通の新人職員の自殺事件、日本の企業にありがちです。
モーレツ社員がもてはやされ、モーレツ社員によってのし上がった企業はなおさらです。
電通の社訓の”鬼の十訓”って有名になりましたが、新人に対するシゴキも業界では知られた存在だったそうです。
新人をわざと過酷な状況に追い込み、試練を与えることで優秀な電通マンに仕立てよう、とする魂胆からです。
この試練に耐えられなかった者は、退場してもらって結構、もしくは退場してもらいたい、というのが会社の本音でしょう。
何せ、そんな試練に打ち勝った者だけで会社が構成されているのですから、誰も疑問に思わないのです。
電通の新人社員が自殺に追い込まれた要因は過労なことははっきりしていますが.ボクには見逃せないことがあります。
新人へのシゴキの一環でしょうが、上司が彼女に「(東大卒なのに)キャパ(シティ)が少ない」とか「(東大卒なのに)仕事が遅い」なんて言っているのです。
些細なことに感じる方も多かろうと思いますが、これって彼女には結構重い言葉だったのではないか?と推察するのです。
次回はボクの経験を交えて、人の誇りを傷つけられたダメージについて記します。
職員の中には、恒常的に夜の8時とか9時まで残って仕事をしているのがいるのです。
それらの職員をよ~く観察すると、朝の9時から夜の8時,9時までを勤務時間として仕事の配分をしています。
その時代のボクも仕事は忙しかったものです。
日中いくらが頑張っても仕事が終わらず、残業が続くことはよくあったことです。
何せ高度成長時代に公共工事に係わっていたのですから当たり前です。
でもボクは、勤務時間中に仕事を終わらせる、ことに全力を挙げました。
終わらない場合にだけ、申し訳ない気持ちで超過勤務をしました。
毎年春先などは仕事が多くて、月に百時間も残業をしたことがあります。
さすがに疲れます。
そんなのが何ヶ月も続いたら、確かに精神的に参ってしまうのはわかります。
しかし、年中そういった勤務スタイルをとっている連中はへっちゃらなのです。
慣れがあるのかもしれません。
スタミナの配分に長けていたのかもしれません。
そして長時間残業をしていた者が組織の幹部になるのです。
なもんだから組織は”残業をたくさんする職員は良い職員”となっちゃうのです。
今は変っていると思いますが、変な職の環境でした。
中には”超勤(超過勤務手当)稼ぎ”と陰口を言われる職員もいて、その中にはその超勤手当てで家を何軒も建てた、何て噂される鋼の者もいました。
当時から労働基準法があって、なおかつ労使による36協定も結ばれていたのに、残業は野放図でした。
いくらでも働きたい職員がいて、たくさん働いてもらったほうが都合がよい当局があって・・・労働組合はこの件についての機能はしていませんでした。
・・・
仕事には色々あって、職員の能力も多々あって、過労死を軽々には語れません。
ただ単純に残業時間の多寡が原因とも言い切れません。
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電通の新人職員の自殺事件、日本の企業にありがちです。
モーレツ社員がもてはやされ、モーレツ社員によってのし上がった企業はなおさらです。
電通の社訓の”鬼の十訓”って有名になりましたが、新人に対するシゴキも業界では知られた存在だったそうです。
新人をわざと過酷な状況に追い込み、試練を与えることで優秀な電通マンに仕立てよう、とする魂胆からです。
この試練に耐えられなかった者は、退場してもらって結構、もしくは退場してもらいたい、というのが会社の本音でしょう。
何せ、そんな試練に打ち勝った者だけで会社が構成されているのですから、誰も疑問に思わないのです。
電通の新人社員が自殺に追い込まれた要因は過労なことははっきりしていますが.ボクには見逃せないことがあります。
新人へのシゴキの一環でしょうが、上司が彼女に「(東大卒なのに)キャパ(シティ)が少ない」とか「(東大卒なのに)仕事が遅い」なんて言っているのです。
些細なことに感じる方も多かろうと思いますが、これって彼女には結構重い言葉だったのではないか?と推察するのです。
次回はボクの経験を交えて、人の誇りを傷つけられたダメージについて記します。