市立病院の赤字埋め合わせのため逼迫した財政運営が続いている滝川市ですが・・・新たに発覚した吉岡負の遺産の続きです。
防犯塔としての機能を失い撤去が求められる防犯灯の撤去にはお金がかかります。単に露出している鉄塔部を取り除けばいい、とはなりません。基礎に大きなコンクリートの塊がありますが、当然それも取り除かなければなりません。北電からの引き込み線の処理も必要になります。それらに要する費用は、報道によると1基当たり数十万円を要するのだそうです。
防犯塔は町内会の持ち物です。当然撤去費用は町内会の負担となります。ただ滝川市の場合、その設置に至る経緯から、市も応分の撤去費用負担をすることになっているようです。概ね市と町内会が折半で費用負担をしているようです。
撤去しなければならない防犯塔は市内に数千基あるようなんです。市も町内会も数億円の出費を強いられます。市の負担分には、市の将来の財政状況を勘案して地味に既存柱に添架して凌(しの)いでいる町内会の人たちの血税が投入されます。そんな人たちにとって、買い物中毒のオバさん町内会の尻拭いを何でしなければならないのか、不満の声も聞こえて来ます。
また、買い物中毒町内会も、撤去費用の捻出に頭を痛め、このままでは町内会の破産だ!と市に泣きついているなんて話も聞こえて来ます。町内会費の増額を検討していたり・・・はなからあきらめて、放っておこうって決めてるところもあるようなんです。放っておいて人身事故でも起きたら大変です。町内会と市の責任を厳しく問われることになるでしょう。責任の擦(なす)り付け合い、と言う醜い事態も想定されるのです。
まさに今ごろになって、吉岡負の遺産が表出したのです。報道では、こんなに極端な防犯灯の例は全国で滝川市だけだそうです。ただでさえ財政難にあえぐ滝川市ですから、この出費は痛いものがあります。さらなる市民サービスの低下は避けられないことでしょう。
為政者たる者、思い付きで物事を決めちゃ~いけません。日を見るより明らかでサルでもわかる、こんな事態を招いた吉岡清栄の無定見さを痛感します。そしてそんな無定見を諌(いさ)めようともしなかった取り巻き人と、議会で議案に賛成した当時のポンコ議員どもに強い怒りを覚えます。
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幸いなことに、ボクの住むところの町内会は、防犯灯を全て既存柱への添架で済ませていました。不幸中の幸い、と言うところです。
次回は、滝川市の負の遺産(吉岡分)のまとめにしましょう。