アナーキー小池の反体制日記

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#2222 アイスホッケーの思い出(2)

2017年02月15日 | 昔の思い出
雪が少ないとスキーはできませんが、スケートリンクを造るのには好都合です。
リンク上の雪を除く、なんてほとんど必要ありません。
小学校のグランドの一角に水を撒いておけば、スケートリンクの出来上がりです。

ボクは小学校の4,5年の頃からスケートをしてました。(すごく下手でした)
昔は方々の小学校の校庭にスケートリンクが手作りされていました。
リンクを造るのって簡単だといいましたが、結構手間がかかるのです。
まず何日もかけて、夜中に水を撒いてリンクを造ります。
そして毎晩、エッジで傷つけられた氷面を補修するため、水を撒かまければならないのです。
教師や父兄が交代で維持してくれていたものでしょう。
父が夜中にグランドに行って水撒きをしていたのを覚えています。

今思うと、小さなリンクだったのでしょう。
1周100mくらいの、曲線ばっかりのリンクでした。
リンクの片隅に、照明灯がありました。
あんな時代はグランドに照明などなかったので、スケートリンクのために付けたものでしょう。
仮設の電気を引いて100Wの白熱灯だったのでしょうか。
ぼんやりしたあまり明るいものではなかったはずですが、好んで夜に滑りに行ったものです。

スケートは一丁前にみなスピード用の長いブレードのものを使っていました。
スケートセンターなどで貸し出されるハーフのものとは違う、本物のスピード用スケートです。
翌年も使えるように少し大きめの靴が付いたものを買い与えられましたので、靴ヒモで縛ったあと、バンドを巻いて固定してました。

小さなリンクをただくるくる回っているだけでは、疲れるだけで面白くありません。
そのうち、ホッケーをやろうと思うのは当然です。
でも道具がありません。
スティックは枝の手ごろな木を切って作りました。
パックは、木を輪切りにして作りました。
そして、スケートはスピード用のをそのままです。

スケートリンクはほかの子ども達も使っているので、なかなかホッケーはできません。
3,4kmも離れたところの河口のあたりが氷結して天然のスケートリンクになっています。
そこまで自転車で遠征して、アイスホッケーの真似事をしました。
みな履いているのはスピード用スケートです。
スピード用スケートでホッケーをするのは大変危険です。
当然、防具なんてものは一切ありません。
ブレードの先が相手の足に刺さるのです。
何人も怪我をして泣いていました。
ボクは臆病なものだから、危ない!って感じたらすぐに逃げるので無傷です。
今も昔も要領がいいのです。

続きます。
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