こんにちは! ただち恵子です

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あがらなかった「意見書」

2012-06-29 14:24:53 | 市政&議会報告
本日、第2回定例会が閉会となりました。

最終日に、上程された議案は「建物買い入れの件」の1件のみ。

大阪繊維リソースセンタービル(テクスピア大阪)を、(株)大阪繊維リソースセンターと大阪府から、4億1223万円で買い入れる」ことを議会として議決しました。

その後、「意見書」3件を全会一致で採択。

公明党会派提出の「防災・減災対策の強化による社会基盤構築を求める意見書」、「再生可能エネルギーの導入促進に向けた環境整備を求める意見書」
以上2件については、調整のなかでいくつかの語句の削除、訂正を求めて同意しました。

日本共産党が提出した2件のうち「義務教育における少人数学級の拡充のために必要な財源の確保を求める意見書」は採択されました。

以下に、議運のメンバーによる意見調整の中で、合意に至らず採択されなかったもう1件の「意見書」案を掲載しておきます。

全国に大きく立ち遅れた泉大津の「子ども医療費助成」。
ようやく、「乳幼児医療費助成」を「子ども医療費助成」に書き換えた医療証が、使われるようになります。
7月1日から、入院・通院の助成対象が小学校1年生の終わりまでになります。

しかし、全国では義務教育終了までの助成が大きな流れ。
「維新の会」の選挙前のビラにも、「中学校卒業までの無料化」が政策として掲げられていました。
この国の政権党のように「やると言ったことはやらない。やらないと言ったことはやる」では困ります。

今、大阪府の子ども医療費助成は全国最低。「通院は2歳まで。入院は就学前」です。
泉大津でも、「3歳以上の通院、小学校1年生の入院」の助成は市の単費です。

ぜひとも、あげたかった「意見書」でした。



大阪府が子ども医療費助成の年齢を引き上げることを求める意見書(案)


 子どもの医療費助成制度は、子育て世代の負担を軽減し、子育て支援をすすめるうえで重要な施策となっており、全国で助成の対象年齢の引き上げが行われています。
 現在大阪府は、通院は2歳までの助成であり、都道府県の中でも最低水準となっています。入院は就学前までの助成であり、中学校卒業まで実施している他の都県と比べて遅れた水準となっています。
 大阪市は、平成24年度11月から、通院を就学前から中学校卒業まで助成を引き上げる予定です。入院は、中学校卒業までの助成となっています。
 泉大津市は、通院、入院とも本年7月より小学校1年生の末まで助成を引き上げる予定となっています。
 泉大津市においても、一刻も早く、中学校卒業までの助成の実現が求められています。大阪市が助成年齢の引き上げを行ったことを受け、府内の市町村の格差をなくすためにも、大阪府としての助成年齢の引き上げが急務となっています。
よって、下記事項を大阪府に求めます。




大阪府は、子どもの医療費助成の対象年齢を、通院・入院ともに
中学校卒業までの引き上げを行うこと。




以上、地方自治法弟99条の規定により意見書を提出する。

平成24年6月  日
泉大津市議会

送付先 大阪府知事 
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