「議会と自治体」(日本共産党中央委員会発行)は1998年6月の創刊号からずっと購読し、バックナンバーも手放せません。
その編集部から「私のブログ・ツイッター」のシリーズに原稿依頼があったのは6月議会の前でした。
一般質問が終わったらすぐに原稿を書くつもりでしたが、2400字の中で、自分が伝えたいことは何なのか?
なかなか定まらず、原稿を送ったのは結局締め切りの前日になりました。
手元に届いた9月号で、その原稿をあらためて読み返し、少々恥ずかしい。
この1ヶ月ほど、特にバタバタして落ち着いてPCに向かう時間がありませんでした。
それでもどうにか続けてきたことに、とりあえずは「まあ、いいやん」とつぶやいています。
ブログ開設から6年を振り返る、貴重な機会をいただいたことに感謝しています。
掲載された原稿をここにも残しておこうと思います。
ブログにアップするには、やや長文ですがよかったら読んでやってください。
困っている人に届けたい 「私はここにいる」のメッセージ
ニュースの毎日発行から始まって
大阪府の南部・泉大津市(人口約7万5千人)の市会議員になって7期目です。
予定候補の時から「こんにちは 日本共産党のただち恵子です」というタイトルのニュースを週刊発行してきました。最初は赤旗日曜版折り込みでしたが、「せっかく作るのだから読者以外にも届けたら?」と配布に協力してくれる方があり、少しずつ発行枚数が増えました。
担当地域の3分の1くらい、約2千枚~3千枚を配布するようになると、毎週ニュースが届いている地域と年に数回の地域とのアンバランスが、寄せられる生活相談件数など地域との結び付きの濃淡に反映していることを感じました。地元党支部や後援会の皆さんと相談し、毎週発行を隔週にして、担当地域に全戸配布することとしました。
近年は、印刷したニュースの発行は減って、ブログ、フェイスブック、ツイッターのSNSを活用しての情報発信に重点が移っていますが、6月議会報告の「こんにちは・・・№830」を先日発行したところです。
「毎日更新」を看板に
ブログ開設は2011年7月。岩手県陸前高田市に議員団でボランティアに出かける前に、「見たこと、感じたことを被災地に行きたくても行けない人に、少しでも伝えることができたら・・・」と考えたのが動機でした。「毎日更新」を最初から決めていたわけではなく、むしろ「無理なく続けていこう」と考えていました。続けるなかで更新頻度とアクセス数は比例するものだということを実感し、「毎日更新中!」と後援会ニュースや「こんにちは・・・」のニュースにも書いています。と言っても、毎日それほど時間をかけるわけではなく「1日1テーマ」で、「スマホからタイトルと写真だけ投稿」の日もありながら、とにかく続けています。
「市政&議会」情報のリアルタイムでの発信が議員のブログの値打ちだと思うので、予算委員会開会中なども「今日の論戦ハイライト」をワンポイントで投稿します。「ブログ内」検索で、過去の記録を取り出せるので、私自身、次の質問準備にも役にたちます。
そのほか、「読書」のカテゴリーで読んだ本の紹介、「日本共産党」カテゴリーで党の活動や政策、「私の食卓」や「季節・花」などカテゴリーでは暮らしの一コマも紹介しています。おおいに助けられているのは、この6年間に1人から6人に増えた孫たち。娘たちがラインで送ってくれるスナップ写真を拝借します。
「大きくな~れ」のカテゴリーに収めた成長の記録は、疲れたときに私を癒し勇気をくれる「私のアルバム」であると同時に、子育て中の若い人たちへの応援メッセージのつもりです。自身が子育てしているときには忙しさに追われて存分に感じることができなかった「人間の育つ力ってすごい」という感動を、見てくださる人たちと共有したいと思っています。
ツイッターではおもに、そのブログの更新をお知らせしています。
費用対効果が大きい
紙媒体のニュースやビラは大切ですが、紙代、印刷代と相当な費用がかかるだけでなく、配布の労力が大変です。宣伝カー、ハンドマイクの音の宣伝は、思いたったらすぐできて、広く党の政策を使えられるメリットはあるものの、時には病人や赤ちゃんの眠りを妨げることもあります。
一方、SNSの活用による情報発信は、費用も手間もかからず、情報を得たいと思う人が、本人の都合のいい時に見てくれるものですから、「費用対効果」と言う点でも効率の良さは抜群だと思います。
ブログ開設から丸6年、今日(7月19日現在)でちょうど34万人の訪問者。閲覧総数は約130万。一日平均アクセス数は150~200。私の力は微々たるものでも、全国の地方議員や党員、平和や民主主義を大切にしたいと願う多くの人々の情報発信と響きあうことによって、「知りたい人」「知らせたい人」をつなぐ「世直しメディア」になる可能性を実感しています。
ブログを見て 相談にきた若いママ
ブログ開設から1年数ケ月たったある日、毎週水曜日の定例相談会に来てくれた若いお母さんに「私を訪ねてくださったのはビラを見て?」とお聞きしたら、「いえ、ブログです。」と言う答え。相談者の了解をいただいて、相談内容とともに「『「ブログやっててよかった」と思う日』」のタイトルで書きました。すると、コメント欄に別の方から「ブログやって下さっててよかった!」という書き込みが。「こちらのブログを見て相談に来られたり、どうしたらいいかわからないまま一人で膠着していた状況から抜け出させた方、たくさんいらっしゃると思います。私もその一人です。」という、うれしい反応でした。
つい最近も、「知り合いの議員に相談しても、『どうにもならない』と言われて絶望的になったとき、保育所の保護者の集まりで見かけた田立さんを思い出して、ネットで探しました。」というシングルマザーさんから電話がありました。
こうした忘れられない出会いが、この6年間にたくさんありました。
「国民の苦難あるところ日本共産党あり」・・・その党の議員の一人として市民の困りごとの解決に少しでも役にたてるなら、これ以上の喜びはありません。
「あなたと一緒に解決の方策、探したい。そしてみんなが安心して暮らせる街を、社会をつくりたい。そう思っている私がここにいる」ーーーそのことを、今、困っている人に知ってもらうツールとして、「私のブログ」をこれからも育てていきたいと思っています。 (ただち・けいこ)
その編集部から「私のブログ・ツイッター」のシリーズに原稿依頼があったのは6月議会の前でした。
一般質問が終わったらすぐに原稿を書くつもりでしたが、2400字の中で、自分が伝えたいことは何なのか?
なかなか定まらず、原稿を送ったのは結局締め切りの前日になりました。
手元に届いた9月号で、その原稿をあらためて読み返し、少々恥ずかしい。
この1ヶ月ほど、特にバタバタして落ち着いてPCに向かう時間がありませんでした。
それでもどうにか続けてきたことに、とりあえずは「まあ、いいやん」とつぶやいています。
ブログ開設から6年を振り返る、貴重な機会をいただいたことに感謝しています。
掲載された原稿をここにも残しておこうと思います。
ブログにアップするには、やや長文ですがよかったら読んでやってください。
困っている人に届けたい 「私はここにいる」のメッセージ
ニュースの毎日発行から始まって
大阪府の南部・泉大津市(人口約7万5千人)の市会議員になって7期目です。
予定候補の時から「こんにちは 日本共産党のただち恵子です」というタイトルのニュースを週刊発行してきました。最初は赤旗日曜版折り込みでしたが、「せっかく作るのだから読者以外にも届けたら?」と配布に協力してくれる方があり、少しずつ発行枚数が増えました。
担当地域の3分の1くらい、約2千枚~3千枚を配布するようになると、毎週ニュースが届いている地域と年に数回の地域とのアンバランスが、寄せられる生活相談件数など地域との結び付きの濃淡に反映していることを感じました。地元党支部や後援会の皆さんと相談し、毎週発行を隔週にして、担当地域に全戸配布することとしました。
近年は、印刷したニュースの発行は減って、ブログ、フェイスブック、ツイッターのSNSを活用しての情報発信に重点が移っていますが、6月議会報告の「こんにちは・・・№830」を先日発行したところです。
「毎日更新」を看板に
ブログ開設は2011年7月。岩手県陸前高田市に議員団でボランティアに出かける前に、「見たこと、感じたことを被災地に行きたくても行けない人に、少しでも伝えることができたら・・・」と考えたのが動機でした。「毎日更新」を最初から決めていたわけではなく、むしろ「無理なく続けていこう」と考えていました。続けるなかで更新頻度とアクセス数は比例するものだということを実感し、「毎日更新中!」と後援会ニュースや「こんにちは・・・」のニュースにも書いています。と言っても、毎日それほど時間をかけるわけではなく「1日1テーマ」で、「スマホからタイトルと写真だけ投稿」の日もありながら、とにかく続けています。
「市政&議会」情報のリアルタイムでの発信が議員のブログの値打ちだと思うので、予算委員会開会中なども「今日の論戦ハイライト」をワンポイントで投稿します。「ブログ内」検索で、過去の記録を取り出せるので、私自身、次の質問準備にも役にたちます。
そのほか、「読書」のカテゴリーで読んだ本の紹介、「日本共産党」カテゴリーで党の活動や政策、「私の食卓」や「季節・花」などカテゴリーでは暮らしの一コマも紹介しています。おおいに助けられているのは、この6年間に1人から6人に増えた孫たち。娘たちがラインで送ってくれるスナップ写真を拝借します。
「大きくな~れ」のカテゴリーに収めた成長の記録は、疲れたときに私を癒し勇気をくれる「私のアルバム」であると同時に、子育て中の若い人たちへの応援メッセージのつもりです。自身が子育てしているときには忙しさに追われて存分に感じることができなかった「人間の育つ力ってすごい」という感動を、見てくださる人たちと共有したいと思っています。
ツイッターではおもに、そのブログの更新をお知らせしています。
費用対効果が大きい
紙媒体のニュースやビラは大切ですが、紙代、印刷代と相当な費用がかかるだけでなく、配布の労力が大変です。宣伝カー、ハンドマイクの音の宣伝は、思いたったらすぐできて、広く党の政策を使えられるメリットはあるものの、時には病人や赤ちゃんの眠りを妨げることもあります。
一方、SNSの活用による情報発信は、費用も手間もかからず、情報を得たいと思う人が、本人の都合のいい時に見てくれるものですから、「費用対効果」と言う点でも効率の良さは抜群だと思います。
ブログ開設から丸6年、今日(7月19日現在)でちょうど34万人の訪問者。閲覧総数は約130万。一日平均アクセス数は150~200。私の力は微々たるものでも、全国の地方議員や党員、平和や民主主義を大切にしたいと願う多くの人々の情報発信と響きあうことによって、「知りたい人」「知らせたい人」をつなぐ「世直しメディア」になる可能性を実感しています。
ブログを見て 相談にきた若いママ
ブログ開設から1年数ケ月たったある日、毎週水曜日の定例相談会に来てくれた若いお母さんに「私を訪ねてくださったのはビラを見て?」とお聞きしたら、「いえ、ブログです。」と言う答え。相談者の了解をいただいて、相談内容とともに「『「ブログやっててよかった」と思う日』」のタイトルで書きました。すると、コメント欄に別の方から「ブログやって下さっててよかった!」という書き込みが。「こちらのブログを見て相談に来られたり、どうしたらいいかわからないまま一人で膠着していた状況から抜け出させた方、たくさんいらっしゃると思います。私もその一人です。」という、うれしい反応でした。
つい最近も、「知り合いの議員に相談しても、『どうにもならない』と言われて絶望的になったとき、保育所の保護者の集まりで見かけた田立さんを思い出して、ネットで探しました。」というシングルマザーさんから電話がありました。
こうした忘れられない出会いが、この6年間にたくさんありました。
「国民の苦難あるところ日本共産党あり」・・・その党の議員の一人として市民の困りごとの解決に少しでも役にたてるなら、これ以上の喜びはありません。
「あなたと一緒に解決の方策、探したい。そしてみんなが安心して暮らせる街を、社会をつくりたい。そう思っている私がここにいる」ーーーそのことを、今、困っている人に知ってもらうツールとして、「私のブログ」をこれからも育てていきたいと思っています。 (ただち・けいこ)