こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

母、まもなく90歳

2012-09-24 23:39:22 | 父・母のこと
昨日は、夕方6時過ぎの飛行機で関空から羽田へ。
そして横浜の母の部屋に泊まりました。

私達が子ども時代をすごした家はすでになく、母は高齢者共同住宅の1室に暮らしています。
6畳の部屋にベッドを置き、対面には仏壇と本棚。
その間に、冬にはこたつになる小さなテーブル。そして座椅子。

それでほとんど、床は見えません。

壁には母が描いた何枚かの絵。
出窓には私が何年も前の母の日に贈った鉢植えが、今も元気です。

私が母の部屋に泊まるときは、このテーブルと座椅子をどけて、そこに布団を敷きます。

この部屋にあるものが母の持ち物の全てです。
四季を通じて着る物も、朝、昼の食事に使う食器も(夜は食堂で、入居者のみなさんと一緒に食事)、読み書きするものも、子や孫の写真、思い出の品も。

絵や、手話コーラス、太極拳などのグループに参加して、毎日のように出かけます。
部屋にいるときは半日かけて新聞を読み、あとは好きな編み物。

母の暮らしのスペースは「畳6枚分+α」でありながら、行動範囲の広さ、心の世界の広さはなかなかたいしたものだと思います。

介護認定は「要支援1」で、週に一度ヘルパーさんに部屋の掃除をしてもらいます。


   
   見はるかす 米軍基地なり 地をゆすり
   嘉手納の空を破りて爆音

   腰かがめ 岩角つかみ濠に入る
   負傷兵看護乙女ら 終焉の跡

   天皇を信じて果てし人々の 
   血を吸いし濠に 我は今立つ

母70歳、沖縄を訪ねたときの歌です。
20年たった今も、平和、憲法について語るときは熱くなります。

そんな母と、11月にソウルにいる私の孫1号、母にとっては曾孫4号に会う旅に出かけることにしました。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ちょっと一息 | トップ | 「幼保一体化」視察に基づき... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

父・母のこと」カテゴリの最新記事