こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

「しあわせなときの地図」

2022-08-17 23:08:34 | 絵本

戦争のために家族と一緒に、「生まれてからずっと暮らしてきた町」を離れなければならなくなったソエという少女。

本文には、悲惨な戦争の場面、悲しいこと、辛い話は、ひとつもない。

ただ、主人公、ソエが楽しく暮らした毎日が、落ち着いた色彩の美しい絵で綴られる。

その絵の向こうに「しあわせ」の対極にある情景を、想像する。

ソエは帰ってくることができたのだろうか?

 

本の帯は、濃い青と黄色。ウクライナの色。

本書を今、送り出す出版社の思いかもしれない。

 

フラン・ヌニョ 文

スザンナ・セレイ 絵

宇野和美 訳

ほるぷ出版

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