泉大津・高石・和泉市の3市で運営する泉北水道企業団の解散、すなわち信太山浄水場の廃止にまつわる議案が市議会定例会の最終日に上程され、委員会付託。
今日、その審議の総務都市委員会が開かれました。
朝から、隣室で傍聴。
結果は「賛成少数で否決」でした。
賛成意見は、「施設の老朽化で、耐震化などをすれば多額の費用がかかる。費用をかければ水道料金の値上げで市民負担増となる」など・・・・。
どれほどの施設改修必要なのか?
そのためにどれほどの費用がかかるのか?
専門家の知見を得て、慎重に検討するべきだというのが私たちの立場です。
せっかくある浄水場を安易に廃止してしまっていいのか。
壊された自然は2度ともどらない。
何よりも命の水に関わるこの問題は、市民には全くと言っていいほど知らされていません。
私たちは、議会で質問し、その報告を全戸にビラにしてお届けしてきました。
そして議会報告会や市政要望懇談会でも報告し、意見をお聞きしてきました。
しかし、市の責任での説明会の開催もなく、和泉市では行われている「お知らせ」の配布さえない・・・
そのことを問題にした森下議員の質問に対して、市民への説明は「議会で議決後」というとんでもない答弁。
「まずは議会制民主主義に基づいて市民の代表である議員の皆さんに説明、議会で決めたあとで市民説明」という答弁はあまにも酷い。
議会は議会としての、慎重な審議と議決、そして議会としての説明責任があります。
当然のこととして。
「政策決定のプロセスへの市民参加の保障」は、議会制民主主義という間接民主主義と相反するもの、対立するものではない。
時間をかけて創り上げてきた住民自治の理念がまたしても乱暴に踏みつけにされようとしている。
付託を受けた委員会での「否決」という結果は重い。
それを受けて本会議での採決となります。