久しぶりの 本降りの雨が2日続いています。
ずっと降らなかったので 木々の芽起しの雨になることでしょう
で、これはちょっと前の話なんですが、
ここ3年のコロナ生活のせいか TVでちょいちょい見かける自然の中の生活に憧れてか
少しずつ 周辺の中古別荘も転売されて 新しい人が入って来たりしています。
殆どがリタイヤ組の年齢の高い方が多いんですが、 買った中古家屋をリフォームしたり、
庭の木々を整理したり 素人仕事で色々されていますが、
そんな1軒のオーナー 平日の午後にフラフラと我が家にやって来て、
以前 夫が庭の唐松を数本 伐採したご縁があって それで訪ねて来たのですが
平日なので 夫がおらんのがわかりそうなもんですが 何やら私に色々と話す・・・
どうやら 新しいチェーンソウを買って 調子よく庭の木々を伐採してたらしいのですが、
「ちょっと大きい唐松を伐り始めましたらな ちょっと傾き始めて 何ともならんのですわ」と、
悲壮感もなく 世間話のように話すので
「夫が早く帰ってきたら見に行くように伝えますわ」と言って 帰ってもらいました。
まあ 素人が伐ろうと思ったのだから 細い唐松なんだろうと思い 一応夫にメールを入れ
仕事帰りに寄ってもらう事にしました。
で、夫が現場に寄って帰ってきたので 「どうやった?」と聞くと
「あれはいけねえ~」「応急処置はしてきたけど どうやったらうまく倒せるかわからん」とな・・・
どうも仕事帰りに行って 日暮れまでに出来るような仕事じゃないらしく とんでもない事になってるらしい。
「まあ 明日 見て来てみましょ(←信州弁)」って言うので 翌日見てきました
当の本人 悲壮感なく ちょっとした事のように話してたんですが、見に行ってびっくり
よくもまあ 素人が伐ろうと思ったなと呆れるような 高さと太さと危ない方向に傾いだ25m級唐松
とりあえず夫は ワイヤーとチルホールで 電線の通ってる道路側に倒れないように 2本引いて処置してました。
本来 クレーンでも設置して上部を固定して 枝を落としてバランスを変えていかないといけないような難モノ
(写ってる家は その方の、 左側に道路と電線が通っています)
な夫なら 木に登って 枝を落として 上から少しずつ幹を伐り落していく方法が出来るけど
素人知識で ツルの残らない受け口と追い口の伐り方してるので 夫が登る事が出来ない・・・
門前の小僧知識の私ですら とんでもない事をやってるのがわかるので、
安易に考えてる当人に わかるように説明して 最悪の場合とかコンコンと話して 覚悟するように伝えました。
で当人は そんなことをしでかしてるのに どうしてもな用があるのでと街に戻った翌日
たまたま来てた 隣の別荘の人が その木が倒れた~と 仕事中の夫に連絡入りました
私も ちょうど帰神中だったので 夫のガラケーで撮った画像をもらったのがコレ
白いのは雪。 倒れると 木の太さがわかるでしょ?
夫が引いてたワイヤーのおかげで 道路と電線に倒れずに 自宅の屋根にぶち当たりながら
家の横になだれ落ちたようです。
まさに 不幸中の幸い
電柱からの引き込み線は切れたようですが そういう線は 力がかからないようになってるはずなので
そんなに大した事ではないんですが お隣の方が電力会社に電話して 本線チェックもしてもらったらしいのですが
ダメージはなかったようです
これで 本線巻き込んだら 一帯大停電になって 道路の通行止めになったかと思うとゾッとしました・・・
で、案の定 切り株を見たら 倒れるはず。。。
何のツルの形跡もない・・・
ちょっと画像 お借りしましたが
ツルというのは 木を倒す時にいわば 蝶番みたいに 木の太さの10%くらいを残して
それで倒す方向を安定させる為の伐り残す部分の事で 倒れた後はこんな風に裂けたような部分が残ります。
なので たまたまその唐松は立ってただけで 強い風が吹いたかなんかで 自重で倒れたんだと思われます。
まあ結果 庇から軒先 大破損となりましたが 当人の家 因果応報って事でした。
いつものことですが キツツキに妻壁穴だらけにされてるので
ついでに直してもらえばいいんじゃないかと思う次第であります。
無謀にも程があるという今回の出来事。。。
最近TVで よく伐採体験などやる番組を見ますが あれは森の中。
こんな事しでかす人は そうはいないとは思いますが くれぐれも ご注意を・・・
やってはいけない てな話でした。