10月明けて 少し晴れの日が続きましたが また週末にかけて雨・・・
そんな中 SWから帰ってきた友人の滞在スケジュールが決まってきて
急やけどって事で 3日から6日 あずさに乗って訪ねてくれました。 2年ぶり再会 長野に来るのは6~7年ぶり?
3泊あるので 最後の一泊は 私も夕食ネタ切れなので

な夫とは絶対100%泊まる事の無い おサレな宿を探したんですが
急なのと土曜日なのと 秋ってことで全然空きがない・・・

ダジャレちゃうのよ
なので キャンセル待ちを入れておいたら なんと前から一度行ってみたかった宿から一番にメールが
てなことで 少々大枚はたきましたが、こんな事でもないと行かないとこなので 予約を入れました。
ずっと雨だったんですが 尋ねた5日の午後から6日の午前は 晴れ
場所は 奈良井宿の中にある
BYAKU Naraiさん

中山道の中の宿(しゅく)の一つで 典型邸な観光地で 少し前までは 洒落た宿は殆どありませんでした。
一応電柱とかは裏道に回してるので 人がいないと 江戸の風景が感じられます。

その中の一角に 昔からある杉の森酒造さんの施設を2021年 リノベして作られたのがここです。
杉玉がぶら下がってます。 通りに ここを入れて4軒 宿が点在しているので 最初はここで 受付ます。
まだ今後 拡大しそうな気もするんですが 今の所 駐車場も離れていて
一応 土日?は一般車乗り入れ禁止だと思われる中 観光客をすり抜けて車を入れるので ドキドキしますが
これもまた非日常でした。
本館が 歳吉屋(トシヨシヤ)という屋号で ここに宿泊もできますが
大浴場と食事をする嵓(くら) BARがあります。

この辺の構造は 京都の町屋みたいに 間口が狭くて奥に長い作りになってるので
奥に行くのに こうした中庭通りを歩いて行きます。これもまたイイ感じ。 キレイに植栽整えてられます。

人がいなかったので 大浴場撮らせてもらいました。 残念なのは 温泉ではないところですが
山からくる水を使ってるので 沸かすエネルギーは要りますが ミネラルは充分に思われます。
で、受付が終わり 通りを案内してくれて 泊まる棟に向かいます。

途中 新たに出来た かね上屋(寺前住居)

島茂屋(旧漆器店〉※ この2軒は 竹中工務店プロデュース古民家再生プロジェクトのようです。
楽し気なスタッフのホスピタリティを感じながら 泊まったのは 上原屋さん(元民宿)です。

信楽のタヌキが目印です。
ガラリの外扉の鍵もくれるので 開けて入ると 吹き抜けの通り

裏道まで何回か 扉を開ける構造になってて 4客室あるようです。 私たちは一番手前の通り沿い

入ると 天井の高い吹き抜け わくわくしてきます。

京の町屋は 手前と真ん中と奥と 屋根の高さを変えて 朝夕で空気が循環すると聞いたことがあるので
多分その構造のまま 部屋も広くて 昔の母の実家を思い出すようなリノベがされてました。

入って左に 天井の低い居間があり とても落ち着きます。奥のがらりを開けると すぐそこが通りです。

地元の和菓子屋さんの練りきりで お出迎え 一服

4人部屋なので ツインが1階に

階段上がって 2階にダブル さっきの天窓は ここのベッドの上についています。

窓からの眺めは 時代劇の旅人気分になります。

内風呂は 半露天風呂で アメニティグッズは バッチリです。
で、3時チェックイン 夕食6時半まで あっというまに喋って時間が過ぎ
もう日が落ちて 通りに観光客も消え (写真撮りそこねx)歳吉屋に戻って

中庭を通り 夕食の嵓へ・・・
入口の画像もちゃんと撮ってなかったので 冊子ですが

この嵓(くら)って漢字は けわしいとか 岩がゴロゴロしてる様とかいう意味で
場所も元酒蔵なので この漢字を選んだそうです。 レストランの引き画像は撮ってませんが
新旧取り入れられた シンプルな造りでした。

天井に 浮きを下げてるのかと思ったら 昔の一升瓶(だったか) お酒が入ってた瓶なんだそうです。

トイレには お茶が燻らしてあって あっちにもこっちにも アイデア満載でした。
ざっと夕食ラインナップ ↑の冊子にも書いてますが全て長野県産材料なんだそうです。
ロケハンで 長野の宿を少しですが泊まって食した事ありますが これほど全て長野産っていうのは 初めてでした。
なので 見た目質素なのは否めませんが 充分に満足する夕食でした。
ゆっくりした時間を過ごして 大したお酒も飲まずに 歩いて宿に戻ったら9時・・・
またゆっくりと お風呂に入って 色々と語らい 日付が変わったので
お互いええ歳なので 眠りにつきました。
翌朝 7時半朝食。 朝霧が出てましたが 雨にならず 再び嵓へ

でっかい だし巻き玉子 大満足でした。
で、お気付きのとおり 湯呑以外 食器は全て漆器。
お隣の宿が 漆器の街 平沢なので お部屋のコーヒーカップも 漆器でいただきました。
チェックアウト11時まで 存分に滞在して そこから帰路の塩尻駅までドライブ

余裕で到着したので 駅で育ててるブドウを見ながら お茶をして
友人は 江戸に向かって帰っていきました
観光地開発 再生?も色々ありますが こういうのは よいもんだなと 思うところです。
何より 長野の若いスタッフのおもてなしが ナチュラルに感じ良かったのが
老婆心ながら とっても嬉しく思いました。
リトリート宿に よい旅でした