バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

放射線治療の副作用を削減する効果が期待されるナノ粒子

2006年11月30日 | 医療 医薬 健康
ペンシルバニア州フィラデルフィアのトーマス・ジェファーソン大学の研究者等が、米国治療放射線腫瘍学会第7 回年次会議で、リエンジニアリングを施した炭素同位体フラーレンは、化学療法に関連のある放射線損傷から正常組織を守る上で効果があると発表。研究では、DF-1 と呼ばれるリエンジニアリングを施したフラーレンを、放射線の照射を受けたゼブラフィッシュの胚に投与したところ、比較基準としたアミフォスティン(唯一のFDA 認可薬)と同程度に正常組織への損傷を回避し、他の比較基準とした2種の抗酸化剤の効果よりも優れた結果を出した。研究者は現在、米国癌研究所の協力を得て、マウスにおけるDF-1 の影響を研究中。(Science Daily)NEDO海外レポート NO.990, 2006.11.29

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。