国立がん研究センターは、人工知能(AI)を活用して、がん患者一人ひとりに最適な治療を提供する医療システムを開発する。
AIの高い技術を持つ産業技術総合研究所、ベンチャー企業「プリファード・ネットワークス」(東京都)と協力。同センターにある膨大な患者の診療データ(診察記録、遺伝情報、血液などの検査結果、画像情報など)を整理してデータベースを構築して、AIを使って効率的に分析する。がんの早期診断や、最適な治療法の選択、新しい治療薬の開発などに結びつける。
5年以内の実用化を目指す。研究費は約5年間で最大3億8500万円。 読売新聞YomiDr.,2016年12月2日