バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

コエンザイムQ10を産生する膜性細菌によるユビキノンの製造

2007年01月23日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2004-555768 出願日 : 2003年11月25日
公表番号 : 特許公表2006-507009 公表日 : 2006年3月2日
出願人 : カーギル,インコーポレーテッド
発明者 : ジドウィック,メアリー,ジョー 外5名

発明の名称 : ユビキノンの製造

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ppsR配列の少なくとも一部分およびaerR配列の少なくとも一部分のゲノム破壊を含む膜性細菌であって、前記ゲノム破壊が前記ppsR配列および前記aerR配列を非機能的にするものであり、同様の培養条件下で増殖させた前記ゲノム破壊を欠如している対応する膜性細菌に比較して、増大した量のコエンザイムQ10(CoQ(10))を産生する前記膜性細菌。
【請求項2】
膜性細菌が紅色非硫黄光合成細菌である、請求項1に記載の膜性細菌。
【請求項3】
膜性細菌がロドバクター(Rhodobacter)属の種である、請求項1に記載の膜性細菌。
【請求項4】
ロドバクター属の種がロドバクター・スフェロイデス(Rhodobacter sphaeroides)またはロドバクター・カプシュラタス(Rhodobacter capsulatus)である、請求項3に記載の膜性細菌。
【請求項5】
フマル酸硝酸還元(Fnr)ポリペプチドをコードする外来性核酸を含む膜性細菌であって、同様の培養条件下で増殖させた前記外来性核酸を欠如している対応する膜性細菌に比較して、増大した量のCoQ10を産生する前記膜性細菌。
【請求項6】
Fnrポリペプチドがロドバクター・スフェロイデスFnrLポリペプチドである、請求項5に記載の膜性細菌。
【請求項7】
FnrポリペプチドがR.カプシュラタスFnrポリペプチドである、請求項5に記載の膜性細菌。
【請求項8】
膜性細菌が紅色非硫黄光合成細菌である、請求項5に記載の膜性細菌。
【請求項9】
膜性細菌がロドバクター(Rhodobacter)属の種である、請求項5に記載の膜性細菌。
【請求項10】
ロドバクター属の種がロドバクター・スフェロイデスまたはロドバクター・カプシュラタスである、請求項9に記載の膜性細菌。
【請求項11】
crtE配列の少なくとも一部分、ppsR配列の少なくとも一部分、およびccoN配列の少なくとも一部分のゲノム破壊をさらに含み、前記ゲノム破壊が前記crtE配列、前記ppsR配列および前記ccoN配列を非機能的にするものであり、同様の培養条件下で増殖させた前記外来性核酸および前記ゲノム破壊を欠如している対応する膜性細菌に比較して、増大した量のCoQ10を産生する、請求項5に記載の膜性細菌。
【請求項12】
膜性細菌からCoQ(10)を抽出することを含む、栄養補助剤の製造方法であって、前記膜性細菌が、Fnrポリペプチドをコードする外来性核酸を含み、かつ前記膜性細菌が、同様の培養条件下で増殖させた前記外来性核酸を欠如している対応する膜性細菌に比較して、増大した量のCoQ(10)を産生する前記方法。
【請求項13】
膜性細菌が、crtE配列の少なくとも一部分、ppsR配列の少なくとも一部分、およびccoN配列の少なくとも一部分のゲノム破壊をさらに含み、前記ゲノム破壊が前記crtE配列、前記ppsR配列および前記ccoN配列を非機能的にするものであり、同様の培養条件下で増殖させた前記外来性核酸およびゲノム破壊を欠如している対応する膜性細菌に比較して、増大した量のCoQ(10)を産生する膜性細菌である、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
膜性細菌からCoQ(10)を抽出することを含む、栄養補助剤の製造方法であって、前記膜性細菌がppsR配列の少なくとも一部分およびaerR配列の少なくとも一部分のゲノム破壊を含み、前記ゲノム破壊が前記ppsR配列および前記aerR配列を非機能的にするものであり、同様の培養条件下で増殖させた前記ゲノム破壊を欠如している対応する膜性細菌に比較して、増大した量のCoQ(10)を産生する膜性細菌である前記方法。

エンドセリン1遺伝子中の多型を利用した高血圧症の遺伝子診断およびこれに用いるための核酸分子

2007年01月23日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2002-263015 出願日 : 2002年9月9日
公開番号 : 特許公開2004-97086 公開日 : 2004年4月2日
出願人 : 国立循環器病センター総長 外1名 発明者 : 神 出   計 外5名

発明の名称 : エンドセリン1遺伝子中の多型を利用した高血圧症の遺伝子診断およびこれに用いるための核酸分子

【課題】高血圧症の遺伝子診断に用いる核酸プローブおよびプライマーの提供。
【解決手段】エンドセリン1遺伝子における、第2イントロン中の第30番目のヌクレオチドがチミン(T)であるかグアニン(G)であるかを同定しうる、高血圧症の予測または診断に用いるための核酸分子であって、配列番号3で表わされるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードするポリヌクレオチドまたはこれに相補的なポリヌクレオチドにハイブリダイズするヌクレオチド断片を含んでなる核酸分子。

アポリポプロテインA5遺伝子中のハプロタイプを利用した高脂血症の発症リスクの予測法

2007年01月23日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2004-30265 出願日 : 2004年2月6日
公開番号 : 特許公開2005-218378 公開日 : 2005年8月18日
出願人 : 国立循環器病センター総長 外1名 発明者 : 友 池 仁 暢 外2名

発明の名称 : アポリポプロテインA5遺伝子中のハプロタイプを利用した高脂血症の発症リスクの予測法

【課題】 高脂血症病の発症のリスクを予測する方法の提供。
【解決手段】 被検者に由来する核酸試料において、アポリポプロテインA5遺伝子のハプロタイプを同定することにより、前記被検者の高脂血症の発症のリスクを予測する方法であって、(a)前記遺伝子の翻訳開始点に対して1131ヌクレオチド上流に位置するヌクレオチド残基、(b)前記遺伝子の第3エクソンの第1185番目に位置するヌクレオチド残基、および(c)前記遺伝子の第3エクソンの第1891番目に位置するヌクレオチド残基を同定する工程を含んでなる、方法。

人工赤血球及びその製造方法

2007年01月23日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2004-379634 出願日 : 2004年12月28日
公開番号 : 特許公開2006-182721 公開日 : 2006年7月13日
出願人 : 国立循環器病センター総長 外1名 発明者 : 根本 泰 外1名

発明の名称 : 人工赤血球及びその製造方法

【課題】温和な条件で人工赤血球が製造され、ヘモグロビンの変質も防止される人工赤血球の製造方法と、この方法によって製造された人工赤血球を提供する。
【解決手段】エオシン化ゼラチン等の可視光架橋物質と、還元糖などのハイドロゲンドナーと、ヘモグロビンとを親油性液体に添加して分散させ、次いで可視光を照射して分散粒子を光架橋させてゲル化させ、このゲル化粒子よりなる人工赤血球を得る。

日中活動量の低下および/又はうつ症状の改善作用を有する組成物

2007年01月23日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2005-191506 出願日 : 2005年6月30日
公開番号 : 特許公開2007-8861 公開日 : 2007年1月18日
出願人 : サントリー株式会社 発明者 : 石倉 義之 外1名

発明の名称 : 日中活動量の低下および/又はうつ症状の改善作用を有する組成物

【課題】 日中活動量の低下および/又はうつ症状の改善作用を有する新規な組成物の提供。
【解決手段】 アラキドン酸及び/又はアラキドン酸を構成脂肪酸とする化合物を含んで成る、日中活動量の低下および/又はうつ症状の改善作用を有する組成物。

器質的脳障害に起因する高次脳機能の低下に対する改善作用を有する組成物

2007年01月23日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2005-191624 出願日 : 2005年6月30日
公開番号 : 特許公開2007-8863 公開日 : 2007年1月18日
出願人 : サントリー株式会社 外1名 発明者 : 石倉 義之 外1名

発明の名称 : 器質的脳障害に起因する高次脳機能の低下に対する改善作用を有する組成物

【課題】 器質的脳障害に起因する高次脳機能の低下に対する改善作用を有する新規な組成物の提供。
【解決手段】 アラキドン酸及び/又はアラキドン酸を構成脂肪酸とする化合物およびドコサヘキサエン酸及び/又はドコサヘキサエン酸を構成脂肪酸とする化合物を含んで成る、器質的脳障害に起因する高次脳機能の低下に対する改善作用を有する組成物。

ケツメイシ由来の血糖値低下作用を有する組成物

2007年01月23日 | 生薬・植物成分と薬効 漢方
出願番号 : 特許出願2005-192998 出願日 : 2005年6月30日
公開番号 : 特許公開2007-8883 公開日 : 2007年1月18日
出願人 : サントリー株式会社 発明者 : 浅見 純生 外2名

発明の名称 : 血糖値低下作用を有する組成物

【課題】自然界に存在する天然由来物質で広く食経験を有する素材から、簡便なプロセスで得られ、医師による管理を必要とせずに効果的で安全に摂取可能な成分からなる血糖値低下作用を有する組成物を提供する。
【解決手段】ケツメイシの種子から水、水と相溶性の有機溶媒、またはこれらの任意の比率の混合物で抽出した成分を有効成分として含む血糖値低下作用を有する組成物。

プロシアニジンの分析方法

2007年01月23日 | 生薬・植物成分と薬効 漢方
出願番号 : 特許出願2005-191665 出願日 : 2005年6月30日
公開番号 : 特許公開2007-10487 公開日 : 2007年1月18日
出願人 : サントリー株式会社 発明者 : 福井祐子安場

発明の名称 : プロシアニジンの分析方法

【課題】天然物、飲食物、医薬品及び/又は化粧品中に含まれるプロシアニジン及びフラバン-3-オール類を定量する新規な方法。
【解決手段】分析試料中に含まれるプロシアニジン(カテキンのn重合体の混合物の総称;n≧1)を定量する方法であって、a)プロシアニジン、フラバン-3-オールの分析に影響を与える夾雑物を分析試料から取り除くための、カラムを用いた前処理工程;及び、b)前記a)の前処理工程で夾雑物を取り除いた処理溶液中のプロシアニジン、フラバン-3-オール類を高速液体クロマトグラフィー(HPLC)で分離し、そして定量する工程;を含む。

HIVプロテアーゼ阻害剤の微生物合成

2007年01月23日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願平8-514086 出願日 : 1995年10月20日
公表番号 : 特許公表平10-507918 公表日 : 1998年8月4日
出願人 : メルク エンド カンパニー インコーポレーテッド 発明者 : シヤフイー,アリ 外5名

発明の名称 : HIVプロテアーゼ阻害剤の微生物合成

MA7074培養物による発酵の生物変換産物は強力なHIVプロテアーゼ阻害剤である。これらの産物は、化合物、医薬として許容可能な塩、医薬組成物の成分として、他の抗ウイルス剤、免疫調節剤、抗生物質又はワクチンと組合せても組合せなくとも、HIV感染の予防又は治療において、及びAIDSの治療において有用である。AIDSの治療方法及びHIV感染の予防方法又は治療方法をも記載する。

アスペルギルス・テレウスの変異株によるトリオール酸(I)の新規発酵

2007年01月23日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願平4-144563 出願日 : 1992年6月4日
公開番号 : 特許公開平6-7176 公開日 : 1994年1月18日
出願人 : メルク エンド カムパニー インコーポレーテッド 発明者 : ウイリアム エッチ.コヴァー 外5名

発明の名称 : アスペルギルス・テレウスの変異株によるトリオール酸(I)の新規発酵

【構成】 7-〔1,2,6,7,8,8a(R)-ヘキサヒドロ-2(S),6(R)-ジメチル-8(S)-ヒドロキシ-1(S)-ナフチル〕-3(R),5(R)-ジヒドロキシヘプタン酸(トリオールI)を少くとも5.2g/リットルの発酵産生し、トリオール酸関連副産物は0.85g/リットル以下及び特にロバスタチン0.10mg/リットル未満しか産生しないアスペルギルス・テレウスの新規株が発見された。
【効果】 主要発酵産物トリオール酸は直接的方法でそのラクトン形に変換されるが、それはHMG-CoAレダクターゼの阻害剤であるため抗高コレステロール血症剤として有用であり、しかもそれは他のHMG-CoAレダクターゼ阻害剤の製造用中間体として役立つ。夾雑副生成物が少いため精製が容易である。