The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

並んだワインは確か15本だったと思う・・・

2017-07-09 22:00:54 | ワイン
エティケットの無いワインが1本あったので、記念撮影に並んだ14本のワインとあわせると15本になる。
このワインをワイン愛好家、酒販店、ワイン生産者、葡萄買い付け業者など総勢8人で飲み散らかしたのだ。
それも月曜日の夏日の夜の河南ディストリクトのとあるお店で。
何ともはや、お店の皆さんにはご面倒をかけてしまった。
で、ワタクシは翌日の仕事も立て込んでいたので、そこで早々にお暇したが、どうも若人の皆さんには、その後の後日談があったようだが、これもタケちゃんにおんぶに抱っこ。
いつもいつもアリガトー!
で、ここでは出展ワインについては詳しくは書かないが、まずはエティケットだけでもお披露目しようと思う。









様々なジャンルで、老若男女・・・
こんな感じで並べても、違和感なく、するりと飲める!
そんな時代に突入したなあ、とも思いつつ、考えてみればその日飲んだ仲間も老若男女なんだわさ~と感心するのだ。
ワインにとって、時代は決して良くないが、さて飲み手が冴えているかどうか?
それが大事なのだと思っている。
ではでは・・・

2009 イランシー ダヴィッド・ルノー

2017-07-09 20:15:43 | ワイン
『イランシー』のアペラシオンを飲んだのは、いつ以来のことだっただろうか?

『イランシー』はブルゴーニュのシャブリ近郊のピノ・ノワール、もしくはピノ・ノワールに地場のセザールという品種を加えたものである。
特にもこの『ダヴィッド・ルノー』はこの地域の4世代前からのヴィニュロンで、2005年から引き継いだとのこと。
畑の栽培はビオロジックに徹し、この地方の伝統品種であるセザールをアッサンブラージュすることにより、香りと味わいの独自性を際立たせている。



ともすれば『イランシー』は軽くなる傾向にあるが、ここの物は正統なブルゴーニュの向こうを張る迫力があるのだ。
香りは透明感を持ち、セミドライのハーブとミネラルが前面に現われ、黒系のマッシュされた果実のアロマが立ち昇る。
最初はフレッシュで爽やかな果実感で思いの他飲み口良いが、時間と共に濃度が増し食事なぞ忘れてこのワインにのみ身を任せよう、との思いになるのはワタクシだけではないだろう。

『イランシー』なるアペラシオンはいらん、などというオヤジギャグだけは、他ではもち言わんつもりだ。(笑)