The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

泡の季節のカジュアル系は?

2016-07-03 23:52:18 | ワイン
そりゃあシャンパーニュは毎日だって開けたいけれど、いくらなんでも中国のマンゲンコやマイアミのマフィアやスペクターではないのだから、そうも行かないわけでしょう。
それでも、日に日に暑くなるこの季節に、冷えた泡をゴクッと飲む爽快感は、避けようにも避けられないわけだ。
じゃあ、そんな季節に何を飲んだらイイの?てなことに、なるのだけれど、やはりそこに登場するのはニッポンの泡に他ならないのだ。

で、ここ数日、こんな泡を飲んでみた↓





いずれも気持ちよく、美味で、爽快な気分になるのだ。
懐にも心地よいニッポンの泡は、この季節の必需品♪

もしよろしければ、ここからどうぞ↓




2008 ピノ・ノワール エル・エンヌ・ゼロ・ドゥーズ ジェラール・シュレール アルザス

2016-07-03 00:03:27 | ワイン
ともかく飲んでみないと分からないと思うが、08’にしてその香りは色香漂い、ネットリトして飲み手を虜にする。
アルザスにも幾つかのナチュールはあるけれど、やはりここのが最高のパーフォーマンスを見せてくれるのだ。





これは言い過ぎかもしれないが、危うげな70年代のオフヴィンテージのロマコンをも思い起こさせる、ビミョウなタッチが見え隠れするのだ。

13.5%のアルコールは思いも寄らないほど、色合いは薄く、既にマフォガニーのエッジを見せ、内実はエキスによって支えられている。
たかだか8年間の熟成期間で、すでに飲み頃をむかえ、この一本を飲む過程においてすら、最後の一杯は太陽を浴びせられたミイラのように瓦解した。

ベースにはリッター12mgという、最小限の亜硫酸に抑えられ、果実はピュアで本来は生のままで楽しむべきワインなのだろう。
ジンジャー、シナモン、オールスパイス、珈琲に麝香に熟れたドライなプラムなど・・・
さてこれが、寿司にあうのか?とも思ったが、その日はいろんな意味で楽しめた。

シュレールよ何で貴方はシュレールなの?
また飲みたい!では・・・