The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2009 アロース・コルトン レ・ボーティエール ドメーヌ・デ・クロワ

2016-01-25 23:36:16 | ワイン
このワインがナチュールに近いとか、最近注目のドメーヌであるとか、かのカミーユ・ジルーの出であるとか、パンジャマン・ルルーの好敵手であるとか、そんな雑音は抜きにして、実際飲んでみて良いワインだと思った。



始め立ち上がりに、ビチーっとミネラルがきいて、程なくクレーム・ド・カシスの香気が漂い、そこからあまやかで悩ましく、好ましげな香りが湧き上がるのだ。

味わいは生き生きとして、艶やかな果実があって、そこには精緻な骨格を意識するも、そのテクスチャーはあくまでも滑らかだ。

もちろん2009年は熟成の高原部は未だ見えてはいない。
それでも今飲んでの切り口は、それなりに楽しめて、ブルピノのメインストリームに乗りつつも、造りはクラシックのそれを行く!

ここのワイン、興味あり!もちろん、しばらく見届けるつもりだ!