The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2004 シャンボール・ミュジニ ラ・コンブ・ドルヴォー トープノ・メルム

2014-02-13 19:21:52 | ワイン
西麻布行脚で、このワインも開けた!

『トープノ・メルム』はモレ・サン・ドニの造り手で、
かの『クロ・ド・ランブレー』のもうひとつの造り手でもある。

というか、この造り手についての、世評は極めて地味で、
むしろ『クロ・ド・ランブレー』の造り手であること以外に、
これと言って、エポック・メイキングなことは無い。

しかしながら、ここの『コンブ・ド・ドルヴォー』を忘れてはだめだ!
実にエレガントで、味わいには気品がある。



『コンブ・ド・ドルヴォー』はワイン・ヒートの面々なら知らない人はいないでしょう!
偉大なグラン・クリュ『ミュジニ』の盲腸のように、南端にへばりついた、
わずか2ヘクタールのプルミエ・クリュの畑♪

評価の高い『レザムルーズ』に比べると、持ち主も地味系が多い。
『レザムルーズ』の『ヴォギュエ』『ジョルジュ・ルーミエ』『ロベール・グロフィエ』に対し、
『コンブ・・・』は『トープノ・メルム』『ブリュノ・クラヴリエ』『フェヴレ』とくる・・・

地味とは失敬だが、飲み込んでみますと、値段に見合った、秀逸なブルゴーニュだとわかる。

そしてこれも見事な状態で、この世のものとは思えない、見事な香気を発していた!
気持ちの良いブルゴーニュを飲むと、心がリッチになるか・・・

こうして、西麻布の夜は更けるぞ、いつもの流れ、
大事にしてゆきたいと思っています。