The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

フェヴレを飲んで思うこと・・・

2013-05-31 00:10:29 | ワイン
今回のマコTの仕掛けの第一弾が『ニュイ・サンジョルジュ レ・サンジョルジュ』の2つの造り手、
『ロベール・シュヴィヨン』と『フェヴレ』なのですが、
コレが実に近年になって、正しく同じ方向に造りが劇的に変化し、
それによって飲み手も『デイズド&コンフューズド』状態に陥っているように見受けられます。

さて貴方は、その変化をどう感じるのか?

まずは『シュヴィヨン』は置いといて、『フェヴレ』についてですが、
04’以前のフランソワの造りの、超超超・・・長期熟成スタイルが目の前にあって、
それがタンニン・バランスで、今は未だ飲める状態になく、
それをして果たしてイイ『フェヴレ』と言えるのかどうか?
お主はココから30年待って、このタンニンが溶け込むまで、本当に待つんですか?
ということなんですわ・・・



『フェヴレ』は息子の代になって、おそらく06’あたりからでしょうか、
スタイルがガラリと変わって、早く飲み頃をむかえ、薫り高く、シナヤカで、優しい味わいになりました。

で、ワタクシはどうしても気になって、マコTの次の日、
すなわち昨晩に息子の代の『07’NSG クロ・デ・ポレ・サンジョルジュ フェヴレ』を開けたんですね、
飲んでみて、確認その一・・・こちらの方にはフィネスがある、
調和がある、風味がヨロシ!フクジャツ性もある・・・



ワタクシの舌感にシットリとなじむんですね・・・

ソリャー、30年先にどんなに良くなろうとも、飲むのは今でしょ!
同じ値段だったら、ワタクシはコッチを選ぶでしょう。

まあソレゾレ意見もおありでしょうが、老体にはコッチが染みるわけだ。

但し、コレは『フェヴレ』の赤の2004年以前のオハナシ。
最近の赤と白全般についてはコレにあたらず、ですからソコントコよろしく!