風邪のひき始めで、家に蟄居し、『ジュリー・ドリスコール』を聴きながら、
一人飲みをしてこのワインを開けました。
まずは実に美味しいモレ!
ミッシェル・グロはモレも凄いんです。
漏れ聞いた話では、クロ・ド・タールの上部に張り付いたいい立地とのことで、
見事なテロワールを体現していると言えるでしょう。
十分なミネラルとムラサキの花束、香辛料にブラッキーな果実の香気!
流麗にして、実の詰まった味わいと、美しい酸度の裏打ちがある。
こんなワインを飲むたびに、何でリッシュブールを手放したのでしょう?
と残念な気持ちが沸沸と湧き上がる・・・
そんなミッシェル・グロではありました。