The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

プライヴェートセラーでのACブルの限界はいかに?

2008-01-04 21:33:45 | ワイン
ただ今、仕事始めを終えて帰宅、夕食のポトフーを食べながら、
96年物のACブルゴーニュを飲んでいます。

造り手はユベール・リニエなんですよ・・・
ヘへ!凄いでしょ!興味ありますでしょ!
なにしろ、11年経過のACブルゴーニュ・ピノ・ノワールですから・・・

我が家のプライヴェート・セラーはフォルスターとユーロ・カーヴなんですが、
96’のリニエはユーロ・カーヴの下段の位置にありました。

さて、この環境でのブルピノの熟成具合はどうなのでしょう?

自分としては、今が飲み時・・・
もしくは、飲むならもうチョット前くらいが良いのでしょうか?

熟成曲線としてはイイ感じと言って大丈夫!

ミネラルの風味とミンティーなトップですが、
微かな滋養のブケが微妙なエロスのアクセントを醸しています。
もちろん、色合いもエッジはアンバーに染まり、中心は濃密なルビー色!
そりゃー、グランクリュの凄みはないですよ・・・
プルミエだったら、ひょっとしたらアルかもしれないと思うかも?
そんな感じです・・・

確かに美味しく飲めます!
でもこの96’の酸味の下支えと酒躯の強さを鑑みればですよ・・・
もしT澤セラーにほっといたら、どうなっていたのか?と思うのであります!
おそらくモット良いはず!

それでも、これも一つのワインライフ!
全て揃って、完璧さを求めるのもいいですが、
ワインのパーフェクトな熟成条件や神懸り的なヴィンテージにのみ固執しても、
楽しく飲めるための環境って他にも色々ありますから・・・

それに気付くのに、ワタクシ何年かかったのでしょう?

ああ~~!遠回りした~~?
それとも、未だでしょうか?

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04’ブルゴーニュでこの値段、T澤は04’ジュブレイは残り1本です!