ツイン・ピークス ゴールド・ボックス【10枚組】【初回限定生産】パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパンこのアイテムの詳細を見る |
1989アメリカ
監督:デヴィッド・リンチ
製作総指揮:デヴィッド・リンチ、マーク・フロスト
脚本:デヴィッド・リンチ、マーク・フロスト
音楽:アンジェロ・バダラメンティ
出演:カイル・マクラクラン、マイケル・オントキーン、ジョアン・チェン、パイパー・ローリー、シェリル・リー、シェリリン・フェン、ララ・フリン・ボイル、メッチェン・エイミック、ジャック・ナンス、エヴェレット・マッギル、キミー・ロバートソン、グレイス・ザブリスキー
ツインピークス2ndシーズンDVDが届いたので、記念にひさびさの全作踏破に挑もうとするmanimaniです。
早速、ツイン・ピークス・栄光のパイロット版(アメリカバージョン)を観る。
思っていた以上によく出来ていて、後の主要なエピソードの萌芽がぎっしり積み込まれている。主要な登場人物もみんな出ているし。片腕の男まで出ていた。
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栄えある最初の登場人物はジョシーだった。これはちょっと意外である。ジョシーは妖艶な存在感はあるが、ツインピークスワールドの中ではメロドラマパートの世界の住人。
次にでてくるのはピート。ジャック・ナンスだ。最初のキャサリンとの無言のやりとりだけで、この夫婦がこれ以上なく冷え切っていること(しかも妻上位で)がひしひしと伝わる。
でピートがのんきに朝釣りにでかけ、伸びなんかしてる背景に、ちょっこりと「問題のもの」が写っているのだ。このぶっきらぼうさがいいねえ。
ピートが保安官事務所に電話する。この電話からが俄然わくわく。というのも、これをきっかけに、ツインピークスワールドを色なす愛すべきキャラクターがずるずると引っ張り出されるのだ。
まず保安官事務所の事務員ルーシー。彼女のなんとも特異なキャラクターが30秒くらいの間に全開する。さりげなく。ルーシー好きだなあ。
で、次に保安官ハリー。一貫して、最後の最後までまともな人物。まあ恋愛で危ない橋を渡ることにはなるんだけど。でもそのまともさゆえにシリーズ中では異色。
で、医師ヘイワードに、保安官アンディ。ああ、アンディ。パイロット版ではほとんど泣きの演技。もしかしたらアンディとルーシーが一番好きかも・・・・
・・・この調子で味わっていくとものすごい字数になっちまうな・・
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モルグの電灯が調子悪くて点滅しているのをそのまま生かしたり、鹿の頭部がで~んと銀行の部屋に置いてあったり、保安官事務所にドーナツが大量にあったり、と、リンチらしい即興的演出も頻出。
でもそういうモチーフだけでない。やっぱりさすがだなリンチ、というのは、全編を貫く独特なダークでウェットなタッチ。雨の降りしきる滝の風景。冷たい湖畔に横たわるローラ。凄惨さを少しも見せないのに禍々しい列車の廃車両。巨大な丸太。広大な製材所に荒々しい機械。闇に浮かぶ信号機。
さすがだなあ。。。
で、ローラママが不可思議な能力を垣間見せた?のか?と思うまもなく、一瞬の幻視でスパッとエンディング。続きは??どうなるのっ??
残念ながらヨーロッパ版(結末付)は未見であるが、リンチファンとしてはこのいきなり引き剥がされるようなエンディングのほうがしっくりくるのではないかしら?と思う。
文句なく、これぞ名作/迷作の幕開け。
エピソード1から29まで、再会が楽しみである。
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ページトップ↑にあるのは全作パックのゴールドボックス。
下↓はシーズン別バラ売り。
特典がそれぞれ違うので要注意ですよ~
(わたしはバラ売りを選択。1stシーズン持ってたし、2ndシーズンの特典インタビューが面白そう。そのかわりパイロットヨーロッパバージョンはあきらめた)
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あとこれもね↓
(安い!でもジャケットがいまいち・・・)
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